【世界は残酷だ】ファーウェイ包囲網はあなたの生活にも影響を~典型的な地政学リスク~

ゲストレポート
サラリーマンベア
こんにちは、サラリーマンベア((@bear_salaryman)です。

令和になって一ヶ月近く。真夏日が各地で続出していますね。健康が最大の資本ですので健康には気をつけて下さいね。

以前から投稿していたように、中国とアメリカの【覇権争い】が本格化してきました。

米中貿易摩擦は、気付けば「米中貿易戦争」と呼ばれ、 通商問題を超えた、21世紀前半の覇権争い の様相を呈してきました。

特にこのニュースは皆さんに大きな影響を及ぼすのではないでしょうか?

米商務省によるエンティティーリスト(政府の承認なしに米企業との取引を禁止されたブラックリスト)入りにより中国ファーウェイを取り巻く状況が厳しくなっているなか、同社がSDアソシエーションから除名されたことが明らかとなりました。今後の同社のスマートフォンでは、microSDカードが使用できない可能性があります。

出典:2019/5/25 ファーウェイ、SDカードやWi-Fiの標準化団体から追放か 今後のスマホ開発に暗雲より

先人が残した偉大な諺

サラリーマンベア
格安スマホでもよく用いられるファーウェイ社製スマートフォン。通信費が下がるのは良いことですが、安ければ良いという訳ではありません。

諺(ことわざ)という、先人が残した偉大な教訓があります。

その諺から引用すると、まさしく今回の一件は【安物買いの銭失い】と言えますね。

江戸時代のかるたに登場した格言、諺。安価なものは品質が低いので、買った際には満足感を得るが結局、すぐ壊れて使い物にならないことを指す。英訳もA cheap purchase is money lost.とほぼ直訳でも通じるようです。

格安スマホを使用することで、月4,000円、年間で5万円弱節約できたとしても、携帯端末を買い戻すとなると結局、節約した努力が水の泡となってしまいます。

メディアが伝えているように、アメリカ製サービスがファーウェイ端末で使用できなくなることを想像してみましょう。

GメールもグーグルマップもYoutubeも、Twitter、FacebookもインスタグラムもAmazonも使用できない。

あなたは、これらのサービス抜きで生活に混乱が起きないと言い切れるでしょうか?

グローバル化で世界経済がつながっているから大丈夫だろう。

アメリカ企業って言っても、ほぼ多国籍企業じゃん。

そんな経済不利益になることを大国はしないよ。

あなたはそんな常識やイメージで大局の流れを決めつけていませんか?

はっきり言いましょう。

 世界はそんな仲良しクラブではなく、覇権争いに勝つためにあらゆる手段を使って日々戦っている。 

この世界の現実をあなたに突きつけましょう。

日本は平和で、会社もある程度は雇用を守ってくれるので「飼われている」人には気付きにくいかもしれません。

でも、残念ながら世界は未だに争いを続けています。

以前から指摘されていたファーウェイ

サラリーマンベア
ファーウェイってそんな危ない企業だったの?と今、感じるあなた、もう少しニュースを見ましょうね。ファーウェイは以前からリスクを指摘されていました。

ファーウェイは1987年に中国のシリコンバレーである深センで創業されました。

2018年では売上高12兆円、純利益は1兆円

売上の半分は中国で占められていますが、端末製造だけでなく、通信企業に卸すネットワーク機器の製造、販売でも世界のトップクラスと、超巨大企業といっても間違いないでしょう。

次の5G時代でも大きなカギを握る通信機器では世界4強とも言われ、日本企業は太刀打ちできないレベルにまで成長しています。

【次の革命】来るべき5G時代に備えて資産や思考もアップデートしよう (COIN OTAKU)

2019.03.18

ただ、このファーウェイが普通の企業とは異なり、異様に警戒されているのは、非上場で内訳が見えにくいだけでなく、その創業の経緯だと言われています。

ファーウェイは中国人民解放軍の軍事技術者である任氏が仲間を集め起業した会社です。

売上高の10%を毎年研究開発(R&D)に費やしているファーウェイですが、その裏で中国人民解放軍からシャドーファンディング(裏の財政支援)を受けている噂は10年前からあったようです。

ただの電化製品メーカーならアメリカも警戒はしなかったのですが、 通信機器を介してネットワークを支配できる となると話は別。

ファーウェイ社製の端末やサービスにはバックドア(隠されたプログラム)が仕込まれ、同意なしに情報が中国本土へ送信されているということで、アメリカのトランプ大統領は大統領令を発令し本格的にファーウェイ締め出しに動き出しました。

【自由と投資とは】中国の覇権主義から考える暗号資産の未来とは (COIN OTAKU)

2018.11.05

サイバー空間での攻撃も安全保障を脅かす戦争挑発行為と言い切っているアメリカだからこそ、ここまでファーウェイを敵視している訳です。

生活必需品になったスマートフォンだからこそ

サラリーマンベア
以前から指摘されていたファーウェイだからこそ、サラリーマンベアは格安スマホでもファーウェイ製端末を使用しませんでした。そこまでお金に困っていないのもあるので、安物買いの銭失いをしたくなかったからですね。

ここ数年の爆発的なスマートフォンの普及/進化により、スマートフォンは私達の生活必需品の一つとなりました。

スマートフォンは通勤時の定期券にもなり、財布にもなり、スマートフォンがあれば少なくとも都市部ではある程度生活できるという人も多いでしょう。

仮想通貨、いや暗号資産においても、スマートフォンにウォレット機能を持たせたり、各暗号資産サービスのログインで必須な二段階認証(2FA)アプリもスマートフォンにインストールしたりと、手放せない状態となっています。

だからこそ、このような 地政学リスクの影響を即座に受けることは 避けなければなりません。

ニュースで米中貿易戦争が報道され、何だか危ないなぁ と思いそのまま過ごす。

そして突然、あなたのファーウェイ端末では、アメリカ関係のアプリが使えなくなる。

スマートフォンにインストールしていたGoogle authenticatorが使えず、取引所に入れない。

暗号資産を移すこともできず、ログインもできず、事実上のセルフGOXをしてしまう。

こんなことになる可能性も今の状況だと、決して0ではありません。

大国のいざこざで焦るような事態を招いてほしくないのが本音ですが、それでも世界は動いています。

あと2,3ヶ月もすればお互いの妥協点を探り、妥結するとは思いますが、「本当に行動する」トランプ大統領だからこそ、地政学リスクも考え、安物買いの銭失いにならないようにしないといけませんね。

今のところ、アメリカが世界の覇権を握っているので、アメリカのストーリーで世界は動いていくということを頭の片隅にでも置いて頂けると幸いです。

それでは!

 

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