ビットコイン(Bitcoin)のチャートはどう読む?
証券やFX、先物など、いわゆる金融商品と言われているものには、基本的に値動きを表した「チャート」と言われているものが存在します。
今回は株やFXなどの取引きを経験したことが無い方でも分かるように、初心者向けに解説していきたいと思います。
チャートとは値動きを表したグラフ
値動きの読み方
まず チャートとは、その商品の値動きを追ったグラフのこと を指します。
これは投資を行う場合でもトレードを行う場合でも、どちらも見方は同じです。
ビットコイン(Bitcoin)投資とトレードの違い
表示する単位を1分、5分、1時間、1日などの単位に変更することができ、その期間の値動きを見ることができます。
この「●分単位」というのを「●分足(あし)」と言い、 1分であれば1分足(いっぷんあし)のチャート、10分であれば10分足(じゅっぷんあし)のチャートと表現 します。
※一般的には「あし」ですが、「そく」と読む人もいます。
基本的には縦軸が金額、横軸が時間。
上に行けば行くほど高い金額になり、右に行けば行くほど新しい日にちになります。
これを拡大すると1マス1マスが細い線の生えたブロックで形成されているのがわかります。
1分足のチャートであれば1マスは1分、10分足のチャートであれば1マスは10分に当たります。
陰線と陽線の読み方
例えば10分足のチャートで見た場合、そのマスの始まりの時間から比較し、 10分後に上昇した状態で終わっていれば緑色 に、 スタートから下がった状態で終わっていれば赤色 で表現されます。
ちなみに細い線はその期間で最大(最低)の値動きを付けた金額を指し、この形がロウソクに似ていることから、そのまま取って「ローソク」と表現します。
また、そこから上下に生えている細い線のことを「ひげ」と呼びます。
この緑色のローソクを「陽線」と呼び、 10分がスタートした時の金額が下、終わった時の金額が上 の線になります。
逆に赤色のローソクを「陰線」と呼び、 スタート時の金額が上、終わりの金額が下 になります。
投資家の心理グラフ
チャートとは値動きを表したグラフですが、「 投資家の心理状態を表したグラフ 」であるとも言えます。
基本的にそのチャートの値動きは、投資家がその商品(株、暗号資産など)を買ったり売ったりすることで揺れ動きます。
逆に、たとえその商品を誰も売ったり買ったりしなければチャートが動くことはありません。
以上から、投資家の心理状態がダイレクトに現れたグラフであると言えるでしょう。
ではなぜ揺れ動くのでしょうか?
それは、投資家はなぜ投資をするか?という質問と同じ質問で、当然投資家が利益を出すためです。
言い換えれば チャートは投資家が「利益を奪い合う為」に動いている のです。
投資家の誰もが「安く買って高く売りたい」と考えるのは当然のこと。
(それ以外にトレードで利益を出すことはできません)
先ほどのチャートを線にすると以下のようになります。
当然、低い山で買って高い山で売りたいですよね。
ここに投資家の心理が入ると、以下のようになります。
このように、「もうちょっと」の読み合いで急激な増減が起きていると思ってください。
売る要因と買う要因
まず売買が何もない状態でそのチャートの商品にとって良いことが起きたとしましょう。
例えばビットコインで過去にあったキプロスの金融危機。
自国の通貨の信用が下がり、国家単位の金額でビットコインを買いたいという注文が入りました。
当然需要が高まれば価値が上がります。
徐々に価値は上昇しますが、どこまで上がるかは誰も予測が立ちません。
俗に言う「チキンレース」状態で、しばらくすると痺れを切らせた投資家が利益を確定(利確と言います)する為に売りに出始めます。
それまでは「買いたい人が多く売りたい人が少ない状態」だったので価値が上昇していたのですが、徐々に均衡し、やがて買いたい人と売りたい人の数が逆転します。
そうなることにより、今度は値段が下がり始めるのです。
また別の例を挙げると、ビットコインでは過去に中国政府が暗号資産を違法にするというニュースが流れました。
当時のビットコイン保有数の90%が中国でしたので、メインの国が違法=使えないとなれば、当然心配で売り出す投資家が続出します。
これが続き、圧倒的に売りたい声が多く、ビットコインの価値は急降下しました。
このように、 まず何かしらの材料があって、それに関する投資家の心理が値動きを決めている と言っても過言ではないでしょう。
テクニカル分析
FXや株のテクニカル分析と比較
株やFXでは、過去何年何10年間のチャートデータがあります。
これにより「こうなったらここまで下がる(上がる)」という仮説が立てやすく、その 憶測を使った分析方法 が存在します。
ビットコインでも大方当てはまるのですが、暗号資産市場は未だ10年未満の市場である為、分析が効かないことが多々あります。
最近ではようやく分析方法が見え始め、ある程度株やFXと変わらないことが分かってきましたが、それでも読めないことの方が多く、COIN OTAKUチームも苦戦を強いられている状況です。
ビットコイン(Bitcoin)のチャートに慣れる
ビットコインのチャートに慣れる為には、様々なチャート分析が出来る取引所で見るといいでしょう。
いくつかの指標で比較できる取引所はGMOコインやビットポイント、みんなのビットコインなどがありますが、初心者でも比較的見やすいチャートはコインチェックであると言えます。
コインチェックの機能でトレードビューというのがあり、その値動きに慣れるまではおススメです。
Coincheck(コインチェック)のトレードビューの使い方・レバレッジ取引の始め方
自分ルールを作ることが勝ちへの近道
以上から、投資家の心理を読み、過去の情報から仮説を立て、情報を収集して分析に基づいた売買をしなくてはいけないのが短期(中期)トレードなのです。
どんなパーフェクトに立てた仮説でも、外れることは必ずあります。
その際に必ず守らなければいけないこと、それが「 自分ルール 」です。
あまり高望みをせずに利確するルール。金額を固定して売買を行うルールなど。
人間の性格が十人十色であるのと同じように、勝ちパターンは何通りも存在します。
次の後編では、チャートの分析の仕方について解説していきたいと思います。
いづれにしても、明確な自分ルールを持つことをおススメいたします。
チャートの読み方、後編はローソクの読み方を解説
ビットコイン(Bitcoin)の価格チャートの読み方前編をお読みいただき、値動きに関する基礎的な知識が身に付いたかと思います。
続きまして後編では、「ローソク足の読み方」について解説をしていきたいと思います。
ローソク足には「この形をしたら上がる」「この形は大きく下がるから注意が必要」などの予測基準があります。
その辺りを覚えることで、損をしない売買を行うことができます。
是非身につけて、プラスに転じるトレードをしましょう!
ビットコイン(Bitcoin)の価格チャートの読み方【後編_ローソク足の解説】
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