SBIホールディングスの子会社であるマネータップはPayPayとの業務を提携しました。Ripple社が提供する「xCurrent」を基盤技術を活用したスマートフォン向けの送信アプリ「Money Tap」をインフラに活用したチャージ事業を展開していきます。
ユーザーが銀行口座からPayPayをチャージする際に、マネータップ社が提供するMoney Tapインフラを経由することによって、既存インフラであるCAFIS等を介さない銀行口座からの直接的なチャージが可能となります。
CAFISとは現在の金融機関とクレジットカード会社が加盟店との間で決済等の取引を仲介するシステムで、今回提携したことにより、PayPay社における個々の金融機関との接続負担軽減、および金融機関における既存インフラと比べた低コストでの事業者接続を実現し、SBIの利点として既存のシステムと比べて手数料が低くなります。
マネータップとAPI接続する金融機関は、すでにサービス展開している個人間送金サービスや店頭決済サービス、他の決済事業者へのチャージ型サービスを展開可能となり、複数の事業者との連携や新サービス開始を企画・検討し、API接続する金融機関の提供サービス拡充を行います。
今後はPayPayと接続する金融機関との提携を予定してます。

リップル社のサービスがいよいよ日本の決済シーンで利用できるようになります。
いままでは銀行間送金や海外のATMやデビットカードなど利用シーンは限られておりましたが、PAYPAYを利用する際に間接的にリップル社の恩恵を受けることになります。
一番のメリットは手数料が安くなることです。
セキュリティの強さや国際送金ができる点などが評価されがちですが、市場に浸透するには直接的なメリットが受け入れられやすく、コストが安いというのは一番重要な採用ポイントになるでしょう。
数多く存在する競合プロジェクトは、より一層のメリットを提供しないといけないため、先に提携を進めることができたリップル社に軍配が上がるかもしれません。