ICOの具体的な手法を紹介します
【目次】
1. ICOのトークン販売手法
2. ICO 実施に際して公表される情報
3. ICOに参加する方法
1. ICOのトークン販売手法
ICOを行う際の一般的な手法は以下のようになります。
ICO実施時に、トークン発行者は、自らのWEBサイトを通じてICO目的等の情報発信し、テクのロジーの説明を含む詳細については、WEBサイト上にて公表されるホワイトペーパーに記載するのが一般的です。
企業はトークンセールと呼ばれる、取引所上場前に、格安で早く購入してくれる投資家に価値を付けて購入してもらいます。
トークンの販売には、
・プレセール
・トークンセール
の期間に分かれ、まずはプレセールから開始されます。
これはクローズドの販売で、自己資金が1000万円以上の方であったりと、購入ハードルが非常に高い分、ディスカウントレートも高く、安く購入できます。
その後にトークンセールが開始され、プレセール程ではありませんが、ディスカウントレート適用の金額で売り出されます。
トークンセールが完了しましたら、取引所の上場を待って、他の通貨と取引可能になります。取引所上場時にトークンの値段が上がることが期待できるので、前もってプレセールやトークンセールに参加していた方は、含み益が出ることになります。
2. ICO実施に際して公表される情報
・ICOの開始日及び締切日
・調達資金によって開発・運用する具体的なプロジェクトの概要
・プロジェクトの開発ロードマップ
・トークンの性質・機能やトークン保有のメリット
・トークンの総発行量、発行されるトークンの割当先
・当該プロジェクトとトークンとの関連性及び技術的な説明
・ICOにおける最低調達額及び最大調達額
・トークンの法的性質やリスクについての説明、ディスクレーマー
等
3. ICOに参加する方法
トークン発行者のWEBサイトに加えて、ICO を専門に扱う情報サイトや、ツイッターやフェイスブックなどのSNS 等を通じてインターネット上で流通していくことになりますので、ICO関連のニュースサイト、SNSは常に確認しておくのが良いでしょう。
投資家はこれらの情報をもとに、ICOに参加するためにトークンの購入をしていきます。トークン売買は、購入者が、トークンの対価として主にビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)の仮等の暗号資産をトークン発行者に送付し、購入者のウォレットにトークンを送付するという形で行われるのが通常です。
その際、本人確認の手続等が行われるかどうかはICO案件によって異なります。
規制のまだ整備されていない現在では、ICOの資金調達モデルは、非常にシンプルで、どんな企業でも、ICOに参入して資金調達できるチャンスはあるのです。
Written by 酒井 和
この記事を書いた人
最新の投稿
- 債務整理2024年8月10日債務整理でブラックリストに登録される期間は?信用情報への登録で受ける影響を解説
- 債務整理2024年8月5日債務整理の費用相場はいくら?借金の返済に追われて払えない場合の対処法を徹底解説
- 債務整理2024年8月2日大阪で債務整理に強いおすすめ弁護士・司法書士15選!費用や選び方についても解説!
- 仮想通貨2024年6月7日保護中: 【会員限定】コインオタク流「裏ワザ」で稼ぐ