トークンを分かりやすく解説します!
【目次】
1. ICOとトークンはセット
2. いったいトークンとは何者なのか
1. ICOとトークンはセット
ICOはトークンセールなどと呼ばれることがしばしばあります。
そもそものICOの定義は、「ICOは、デジタルトークン(暗号資産や法定通貨と交換可能なもの)をリワードとして提供することで暗号資産を調達するグローバルな購入型クラウドファンディングのこと」をいいます。
何か実現したいもの(プロジェクト)があって、それを行なうために資金が必要であるからクラウドに向かって資金の拠出を呼びかけるわけです。これがなくて資金の拠出を呼びかけるものは詐欺(scam)であってICOではありません。
下記のようなICOを謳っているいる銘柄は、ICOではないのでお気を付けください
① 法定通貨を調達するものはICOではない
→トークンを円やドルと引換えに売りつけるのやり方は、まったくもってICOではありません。ICOは暗号資産を調達して初めてICOと呼べるのです。法定通貨との引き換えはただのクラウドファンディングということになります。
② 資金調達目的がないものはICOではない
→ICOを実施する目的は、何か実現したいプロジェクトがあり、その実現に向けて資金を調達することなので、何の目的もなくウソの理由で、資金を集めることは詐欺行為(Scam)だと言えます。
2. いったいトークンとは何者なのか
主なトークンの種類を5つ挙げておきます。
①「暗号資産型」トークン
ビットコインと同様に決済手段及び送金手段として利用されるトークンになります。
*ただし、トークンに財産的価値が記録されており、トークン発行者の提供する商品やサービスの対価としてのみ利用可能なものについては、後述③の「プリペイドカード型」に分類される。
② 「会員権型」トークン
あなたが特定のトークンを保有している場合、トークン発行者又は提携する事業者の提供するサービスに関し、サービス価格の割引等、何らかの優待を受けられるという性質を持つトークンがこれに当たります。
③ 「プリペイドカード型」トークン
トークン発行者等の提供する商品やサービスの対価として利用可能なトークンがこれに当たります。
④ 「ファンド持分型」トークン
トークンを保有している割合に応じて、トークン発行者が行う事業からの収益の分配を受けることができる場合がこれに当たる。
⑤ 「アプリケーション・プラットフォーム型」トークン
上記のいずれとも異なるタイプのトークンとして、ネットワーク上のアプリケーション・プラットフォームを利用するために必要とされるトークンが存在する。
例えば、イーサリアムがこれに該当するが、上級者向けのイーサリアムコンテンツで言及します。
このトークンの概念は、2017年10月現在のトークンの機能に着目した分類及び各トークンの日本法の下での整理となっており、海外サイトでの定義、分類とは異なる可能性があるため、ご留意ください。
Written by 酒井 和
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