イーサリアムのガス代、Visaカードで支払い可能に?
Visaは、イーサリアムのブロックチェーン上でのガス代の支払いをカードで可能にするための実験を進めています。
Visaは、ガス代の支払いの煩雑さを改善し、ブロックチェーンの取引をよりシンプルにすることを目指しています。
このため、イーサリアムの「アカウントの抽象化(AA)」技術とVisaのスマートコントラクト「Paymaster」を組み合わせています。
AAは、イーサリアムのメインネットに今年3月に導入された新機能で、ガス代の支払いや他のERC-20トークンの使用を可能にしています。
Visaの実験は、イーサリアムのテストネット「Goerli」で行われ、User Operationという処理の送信に成功しました。
これにより、ブロックチェーンの取引が更にシンプルになることが期待されています。
COINPOST
WEB 3.0の普及と仮想通貨が法定通貨を超える時代
WEB3.0の市場は大手企業が参入を発表してから、開発のスピードが加速しております。
仮想通貨が不便であるという古い考えは、インターネットの情報が信頼できないと言われていた頃を思い出させます。
今日では、インターネット上の情報の信頼性が高まっている、または信頼性が計測可能です。
法定通貨よりも仮想通貨が便利になる時が来るかどうかを解説します。
VISAの挑戦は、WE3.0市場への参入の障壁の一つである「ガス代」の決済方法です。
これはいわゆる”ニワトリが先かタマゴが先かの問題”で、WEB3.0市場に参加するための入り口で仮想通貨が必要な点が課題となっています。
インターネットの普及も、パーソナルコンピュータにブラウザが自動的にインストールされたWindowsの登場がきっかけで拡大しました。
今後、すべてのデバイスに最初からウォレットが組み込まれるようになりますが、サービスを利用するには数円相当の仮想通貨支払いが必要となります。
どのようにこの問題を解決するかを見つけるために、企業間で競争が行われています。
特定のブロックチェーンのための特定の仮想通貨が必要なアナログ時代はすでに終わりを迎え、お気に入りの仮想通貨で支払うことができるようになりつつあります。
決済の選択肢に法定通貨が追加されれば、WEB3.0へのエントリー障壁はほぼ消えるでしょう。
仮想通貨、法定通貨、クレジットカードが共存する世界では、それぞれの使用目的は異なります。
仮想通貨決済は決済に特化しており、顧客を選びません。
クレジットカードでは、年間の支払額に基づいて顧客の優劣を判断することが可能です。
これは富の再分配の考えとは逆の、特権階級を作り出すサービスと言えるでしょう。
特権階級を維持できる人々はクレジットカードを使用し続けるでしょうが、一般大衆にとっては使用するたびにコストがかかるためクレジットカードの使用頻度が減少する可能性があります。
その結果、特権階級の維持のコストは回収できず、結果として大口の顧客もクレジットカードを保有しなくなるかもしれません。
法定通貨はさらに悪い立場にあり、特定の目的を持って使用される匿名の支払方法となるかもしれません。
これは、ビットコインの初期にビットコイン決済に抱かれていた感情が、そのまま法定通貨に与えられる形となります。
法定通貨の決済は法律で保証されていますが、都市高速道路の一部で既に法定通貨の使用が禁止されています。
2030年までには、都市高速道路全体が法定通貨の支払いを禁止する見込みです。
わずか7年で法定通貨の支払いを拒否する場所はどれくらい増えるのでしょうか。
もちろん、日常生活に不便を感じた後に支払い方法を切り替えれば問題はありませんが、そのような時代が来ることを理解しておく方が良いでしょう。
その他のおすすめ記事
【伊藤が解説します】デジタル社債とSTO:日本市場の現状と期待
【伊藤が解説します】イーロン・マスク氏とブレインマシンインターフェース:シンギュラリティへのステップ
【伊藤が解説します】WEB3.0時代のウォレット:USDCと未来の仮想通貨トレンド
この記事を書いた人
-
「暗号資産市場の最前線を知る男」として世界中の暗号資産界隈の人脈を持ち、国内外のイベントに引っ張りだこ。
現在、毎週TwitterとYoutubeにてLIVEを発信中。
▶︎Twitter ▶︎YouTube ▶︎LINE
最新の投稿
- ニュース2024年11月21日【伊藤が解説】ビットコイン1500万円突破!次はアルトバブル到来か?
- PR2024年11月20日[PR]新しいミームコイン、キヌア・リーブス本日発売:巨額の買いが入る見込み
- PR2024年11月20日[PR]キアヌは個人投資家の大規模な購入を誘発する最初のSolミームコインとなるか?
- ニュース2024年11月19日【伊藤が解説】イーサリアム需要急増、2025年の期待感とは