仮想通貨

ダボス会議で暗号資産について討論勃発？！どんな意見が飛び交うのか注目

2018.02.12

ダボス会議とは

ダボス会議。
あまり聞き馴染みのない会議名だと思います。
今回はダボス会議とは、どのような討論がされているのかどのような人が集めれられのか見ていこうと思います。
ダボス会議とは、一言で言うと世界経済や環境問題など幅広いテーマで意見交換をする会議です。
正式名称は「世界経済フォーラム年次総会World Economic Forum Annual Meeting」で毎年1月にスイス東部の保養地ダボスで開催しています。
世界の各分野の代表者が集まって2000人から3000人でい行なわれる会議です。

実業家、大学教授の暗号資産への見解

今回は、2018年1月23日に行なわれたダボス会議後の実業家、大学教授のコメントについてまとめていこうと思う。

ＵＢＳ銀行のアクセル・ウェーバー会長

世界最大の資産運用業務を有するＵＢＳ銀行のアクセル・ウェーバー会長が２３日、ダボス会議における米ＣＮＢＣによる取材の中で、同行の顧客に暗号資産への投資の助言は行わないと述べた。（中略）「機関投資家の顧客がビットコインに投資したいと考えているとする。彼らは大人、すなわち、自身が何をするのかが分かっており、そのリスクを判断する能力を有している。」

引用：コインテレグラフ「ＵＢＳ銀行ウェーバー会長「個人顧客に暗号資産売らない」機関投資家と区別」

つまり、ウェーバー会長は顧客に対して暗号資産のアドバイスをしないと言うことでした。

なぜなら、顧客に助言して暗号資産で利益を出したとしても暗号資産はまだ価格が安定しておらずいつ暴落してもおかしくないのでそこで顧客に損をさせてしまうなら、個人投資家に助言することはできないと言う見解でした。

ＪＰモルガンチェースのジェイミー・ダイモンＣＥＯ

　また、コインテレグラフの記者がＪＰモルガンチェースのジェイミー・ダイモンＣＥＯに昨年「ビットコインは詐欺」とした発言が市場を混乱させたことについて問うと「答えられない」と回答。記者がさらに過去のコメントについて聞こうとすると「私は懐疑論者ではない！」と抗議した。

引用：コインテレグラフ「ダボス会議でジェイミー・ダイモンに直撃！「私は懐疑論者じゃない」」

ＪＰモルガンのジェイミー・ダイモンＣＥＯは、以前「ビットコインは詐欺だ」と言う発言をしていました。それに対して、記者が市場に混乱させた事に対して質問されると、「私は懐疑論者ではない」とコメント。

つまり、私は前の発言を撤回しないという考えだと感じました。ＪＰモルガンのジェイミー・ダイモンＣＥＯは一向としてビットコインを詐欺だと、思っているのではないでしょうか。

米コロンビア大教授でノーベル経済学賞授賞者のスティグリッツ氏

　米コロンビア大教授でノーベル経済学賞授賞者のスティグリッツ氏はブルームバーグＴＶの取材に答え、ビットコインのマネーロンダリング等への悪用に対する厳しい取締が実現すればビットコインに対する需要はなくなり「存在しなくなる」だろうとした。

　スティグリッツ氏は「私たちにはドルという交換手段としての貨幣がある。取引はドルで行える。では、なぜビットコインが必要か？その匿名性からだ」と説明した。

引用：コインテレグラフ「「ビットコイン悪用規制されれば需要なくなる」スティグリッツ氏がダボス会議で発言」

また、最後に米コロンビア大教授は「現在の法定通貨でいいのでは」という見解でした。

現在の暗号資産バブルは匿名が高く、法律がまだ確立していないなのでマネーロンダリングなどが容易に行えてしまう事が要因で今暗号資産が注目を浴びているということだ。

確かに法整備が整えば現在の法定通貨でも問題ないように感じられるが、法整備が整った時にどのようなメリットが暗号資産にはあれば逆に使われていくのか、法定通貨も送金手数料などが高いのでそこのデメリットをなくしていく事によってそのままでも良いのかもしれない。

世界のトップは、否定的な意見が集まる

世界のトップが集まるダボス会議後の意見を見てきたがどれも否定的な意見が多いと感じました。
その中で、昨年はあれだけの盛り上がりを見せた暗号資産は今年はどのような動きがあるのか逆に楽しみだと感じます。
これまでもバブルやリーマンショックなど専門家が予想もしえなかったことが起きている世の中なので、周りに左右されることなくしっかりとした情報をとって自分で判断することが大切だと感じます。