ICOでよくある詐欺の手口と見分け方

初心者向け

ICO詐欺に注意して安全な投資を

 

2016年後半~2017年にかけてICO(イニシャル・コイン・オファリング)に参加した方は、苦い思いをした方も多いかと思います。
ICOは企業がベンチャーキャピタルに頼らなくても、独自の「トークン」を発行して世界中から資金調達が出来るため、世界中の企業がこぞってICOによる資金調達をしています。

2017年11月現在のICO規制もまだまだ厳しいとは言えないもので、詐欺まがいのトークンセールも出てきて、投資家たちが損をしてしまう事態が増えてきています。ICOで安全に投資をしていくには、自らの知識を高め、各プロジェクトを徹底的に調査することで、詐欺に引っかかる確率を下げることが可能です。

金融庁からもリスクに関する注意が出ています。
金融庁からICOに対するリスク及び注意喚起の発表金融庁からICOに対するリスク及び注意喚起の発表

実際に合ったICOの詐欺の手口を紹介

 

スキャム(scam)

実際には価値がないまたは、実施しないプロジェクト(資金調達目的)をあたかもあるように見せかけ、トークンを売りつけようとする行為です。
実際にあった事例に、ホワイトペーパー上で「このトークンは何のプロジェクトにも使用する計画はございません」と堂々と書いてあるにも関わらず、ICOでおいしい思いをした投資家たちが、英語で書いてあるからとしっかりとホワイトペーパーに目を通さずに、騙された方が大勢いたようです。

偽アドレスに金を振込ませる

過去には、「イーサリアム」のサイトを装ったアドレスに送金させるという手口で被害額は約2億2500万ドル(250億円)にも達しました。これは詐欺広告も運用しており、検索すると実際のICO案件より上位に出てきて、初心者では回避は不可能でしょう。回避方法としては、正規サイトをブックマークしておく、送金前にURLを再確認することです。

計画倒産詐欺!?

セミナー、説明会などを開催し、「絶対に儲かる」「先に買えば安値で買える」「元本保証」等という名目で集客を行い、資金を集めます。ですが実際には運用せず、資金を投資で溶かした体裁で倒産し、返金出来ないと言い張るのです。また、海外逃亡してしまう手口では、追いかけようもありません。

フィッシング詐欺

古代からある詐欺手口ですが、やはりICOにも使用されています。
実際に「Enigma」というプロジェクトはハックされ、「このアドレスにETH送ればトークンもらえる」いうメッセージがメールで来て、50万ドル被害を出しました。
詐欺かどうか確認したいときは、アドレスをチェックしましょう。また、ツイッター等のSNSも検索し、しっかり運用しているか確認するのもおすすめします。

Slackbot

Slackbotのメッセージを使ったフィッシング詐欺は非常に横行していました。
「MyEtherWalletがアップデートしたから二段階認証してください」というメッセージを送ってくるのですが、これが詐欺で、MyEtherWalletそっくりのサイトに誘導され、ここで秘密鍵を提供したら、保有の資産が全て持って行かれます。MyEtherWalletはローカルに保存して、常にお気に入りなどからリンクさせるようにしてください。

 

ICOの詐欺は、手口を知ることによって避けることが比較的可能になりますが、現在でもハイリスクハイリターンの投資手法として考えておいて下さい。今後、IPOのようにICOにも政府や企業の規制が入り、詐欺ICOが淘汰されていくことになると思います。しかし、まだICOは創世記と言える現状では、注意して投資先を選定することが望ましいです。

 

【ICO詐欺参考記事】

ICOで初の詐欺容疑で立件

ICO初心者がやってしまうこと

Written by 酒井 和

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