皆さんは、2018年1月26日に起きた悲劇、コインチェック事件をご存知でしょうか。
何者かがNEM(ネム)という暗号資産を580億円分流出させたという事件です。
これに対し、コインチェックの若き社長がしっかりした対応を見せていますが、警察は社長の逮捕を試みてるようです。一体なぜでしょうか。実態を調査しました。
コインチェック事件を簡単に解説
暗号資産取引所大手のコインチェック(東京・渋谷)は26日、利用者から預かっている約580億円分の暗号資産が外部からの不正アクセスにより流出したと発表した。
引用元:日本経済新聞 コインチェックの暗号資産不正流出、過去最大580億円(2018年1月27日)より
コインチェック事件について、まずはどんな事件だったのか簡単に説明します。
コインチェック事件は、2018年1月26日に起きた事件です。
コインチェックという暗号資産の取引所から何者かによる不正アクセスにより、 顧客26万人分の「NEM」5億2000万通貨(約580億円相当)が流出 しました。
被害額がとんでもない額です。普通の会社なら普通に倒産してしまうのではないでしょうか。
この不正アクセスの裏には、コインチェックのセキュリティが弱かった等の課題も浮き彫りになりました。
事件から一か月後の現在の状況
コインチェック社(CC社)から580億円相当の暗号資産「NEM(ネム)」が流出して1カ月が経過。警視庁は異例の100人態勢で捜査を続けているが、犯人逮捕の可能性はほぼゼロに近い。
引用元:デイリー新潮 「コインチェック社長」だけでも逮捕したい「警視庁」100人の捜査態勢(2018年3月15日)より
コインチェック事件から一か月以上が経ちましたが、未だ犯人の足はついておらず、犯人逮捕の可能性もほぼゼロに近いとのことです。
というのも、海外のサーバーや暗号化ツールを幾重にも噛ませられているため、捜査が難航しているようです。
その捜査状況もあり、 捜査幹部はせめて和田社長を逮捕したいと話始めている といいます。
和田社長が暗号資産を盗んだわけではなく、むしろ被害者にあたるにも関わらず、一体なぜ和田社長が逮捕されるのでしょうか。
なぜ社長が逮捕される可能性があるのか
実際、資金を分けて管理していなかった疑いがあります。仮に和田社長が逮捕されれば、CC社が申請中の暗号資産交換業者登録も金融庁が却下する公算が高く、業務の再開もできなくなります。となると、マウントゴックスの時のように破綻はまぬかれません
引用元:デイリー新潮 「コインチェック社長」だけでも逮捕したい「警視庁」100人の捜査態勢(2018年3月15日)より
実は、法律上、暗号資産業者と利用者の資金を分別して管理する義務が定められており、これに違反すると、2年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金になるようです。
これは、 捜査が難航しているということもあり、和田社長に牙を向いた というところでしょうか。
しかし、実際和田社長の対応は非常に迅速でしたので、私自身とても気の毒に思ってしまいます。
事件時のコインチェックの対応の時系列
①1月26日の正午頃、突然コインチェックが取り扱う暗号資産NEMの入金制限
②その約30分後、NEMの売買が中止
③更に20分後、今度はNEMの出金も停止
④同日の16:37分、日本円を含め、全ての通貨の出金も停止
⑤同日23時30分、コインチェック記者会見、ハッキング認める
⑥1月28日、コインチェック側から補償に対する方針発表
⑦2月13日、日本円出金再開
⑧3月12日、暗号資産NEMの不正金補償
⑨3月12日、一部暗号資産の出金・売却再開
⑩3月15日、一部暗号資産の送金再開
上記、コインチェックの対応の時系列を確認すると、 この大事件をたった1ヶ月半でほぼ収拾に向かわせている ということで、非常に対応が早く私は、和田社長とコインチェックの対応力がとても凄いと感じてしまいます。
それでは、世間の皆さんは、和田社長に対し、どのように感じているのでしょうか。
和田社長に対する世間の声は悪い意見ばかりではない!
https://twitter.com/YObPKy8FpjduCmK/status/958307457872289793?id=3138
https://twitter.com/syoto812/status/957492097086443520?id=3139
https://twitter.com/nemu_2004/status/957385345577791488?id=3140
https://twitter.com/philpei8/status/957256739975348226?id=3141
やはり 応援の声もたくさんあります し、この経験が次につながることを信じているようです。
私も、今まではもしかしたらコインチェックのセキュリティは弱かったのかもしれませんが、今後はこれを機に強固になると思います。
コインチェックと和田社長のこれから
実際今後、和田社長が逮捕の方向に向かうのか、どうなるのかはまだ定かではありませんが、少なくとも和田社長の対応は、この事件を良い方向で収拾に向かわせたのではないでしょうか。
また、この大きな壁を乗り越えた和田社長は、とても強いと思います。
まだ若いですし、本当にこれから更に大きくなっていく存在なのではないでしょうか。
暗号資産も和田社長のようにまだまだこれからです。
和田社長も暗号資産も共にこれから大きく成長していく と信じています。
まだコインチェック事件も終焉ではありませんので、引き続きコインチェックと和田社長の行動にも注目しましょう。
コインチェック事件についてもっと詳しく知りたい方はこちら
ハッキングから資産を守る方法を知りたい方はこちら
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