今や世界に広がり続ける暗号資産への投資ですが、毎月毎月様々な暗号資産が誕生しています。
同様に沢山のICO(Initial Coin Offering)が行われています。
そのことから、2018年はICO元年になるのではないかと期待されていますが、一方でアメリカや世界各地で、ICOや暗号資産の適正な規制に関する広い議論がおこなわれています。
今回、暗号資産に関する議会証言をもとに ICOホワイトペーパーのチェックすべき項目 を選別しており、監督機関が暗号資産やICOの監視に用いている手法や、市場で監督体制の透明性向上の方法を考えることを意図しています。
また、現在ICOに関する法律が厳格に決まられておらず、ホワイトペーパーで開示される情報の大きな差が生まれています。
そんな中で、本当に確認すべき項目を選別しているので、ICOに参加する際には参考にしていただければと思います。
ICOとはどのようなものか
ICO(Initial Coin Offering(新規暗号資産公開))とは、企業がトークンと呼ばれる暗号資産やクーポンのようなものを、投資家に購入して頂き、 世界中から資金調達をする手段 として、人気を博しています。
ICOは暗号資産取引所に上場し、他の暗号資産と交換できるようになることで、株式の証券取引所へ上場(IPO)することに類似している部分があります。ICOは「クラウドセール」や「トークンセール」とも呼ばれることがあります。
ICOのプレセールとは、このトークンセールが開始される前に、ディスカウント価格で購入出来たり、特典を付けてトークンを購入できる方法です。
例えば、新規暗号資産のICOが始まる場合、まずプレセールが開始されます。プレセールでは、様々な特典の付け方があり、数量や期間限定ですぐに売り切れることが多いので、常にスケジュールを確認しておく必要があります。
また、個人投資家が参加しにくい、最低投資金額のハードルも非常に高く、一般の方が参加できる案件は非常に限られてしまいます。
参加したかったトークンセールがプレセールで資金が全て集まってしまい、参加できなくなるといった銘柄も中にはいくつか出てきています。
ICOホワイトペーパーの確認項目
ICOに参加する際のホワイトペーパーを確認しなければいけない項目はいくつかあるのですが、今回もっとも重要であろう3つの項目について紹介したいと思います。
また、詳しく知りたい方はこちらから確認をお願いします。
発起人の所在
発起人の所在がわからない ということが一番怪しいICO案件だと感じるのではないでしょうか。少なくとも1つの信頼できる研究において、おおよそICOの32%は、トークン発行者もしくは事業発起人の身元を特定することができなかったと指摘されている。つまり、投資する側には深刻な情報の非対称性が生じることになる。そのような情報がなければ、投資家にどのようなルールや法的保護が適用されるかの把握・確認が不可能となる。さらに、詐欺や盗難、損失が生じた際に関係する公的機関に連絡する手段もほとんどないことになる。
引用:コインテレグラフ「ICOホワイトペーパーに記すべき内容【専門家の寄稿】」
発行者がどこの誰でどこに住所を持っているのか確認しなければ、今現段階法律も整備されていない中、詐欺案件だった場合、もっとも逃げられる可能性が高いと思います。ホワイトペーパーを確認する際は、必ず確認しましょう。
課題と技術ソリューションの提案
ICOの目的は、従来の新規株式公開(IPO)の大部分とは異なる傾向がある。企業がさらに成熟した発展のサイクルに移行するための資金を集めるのではなく、ICOの場合は、技術ベースの課題を特定したり、技術ベースのソリューションの販売や、資金集めを行うスタートアップ企業が開発した製品が関わってくる。資金提供の見返りとして、事業の発起人は様々な用途や通貨・証券としての機能を備えたコインを提供する。
引用:コインテレグラフ「ICOホワイトペーパーに記すべき内容【専門家の寄稿】」
次に ICO のプロジェクトの目的 です。この企業は、世の中のどの課題を解決しようとしていてどういった技術を活用をしてそれを実現しようと考えているのかを見るべきです。
また、その課題が暗号資産でしか解決できない技術でそのためにICOをやっているとしたら物凄く企業にとっても個人投資家にとても有益なものとなります。資金調達のためだけに行なっている場合もあるので注意したいところです。
リスク要因
成功したベンチャーでも、さらに効率的な後発企業の後塵を拝する可能性があることは、大部分の投資家が認識しているかもしれない。しかし、トークン所有者は、製品が意図通りに機能しなかったり、テクノロジーの発展や(おそらくさらに想定外のシナリオとして)エコシステムのメンバーの希望により、まったく新しい用途や目的を与えられることに驚くかもしれない。トークン所有者はまた、大きな分野的リスク(業界内の変化によってブロックチェーンの構造が分野内のさらにニッチな役割に追いやられ、多くのトークンの価値がなくなるなど)も理解しておくべきだ。重要な点として、トークン購入者はハッキングやデータ損失、機能停止および、国境を越えたプライバシーの問題やデータ可搬性に対する脆弱性ついても十分に認識しておかなくてはならない。
引用:コインテレグラフ「ICOホワイトペーパーに記すべき内容【専門家の寄稿】」
最後にリスクについて、記載されていることです。どんなに すごい技術で先進的なものであっても必ずリスクやデメリットは付きもの です。
その際、どのような対応をとるかなど詳しく記載されてあれば、実現可能性がますでしょう。
ホワイトペーパーはどこで確認するのか?
簡単なところでいうとTwitterなどのSNSからも確認は可能です。
ただ日本語で表示されていないものもあるのでGoogle翻訳などを使って読んでいただくことになります。
https://twitter.com/kasoutsuuka1211/status/964725504958914560?id=3252
https://twitter.com/enjoy_goodjob/status/976952661655265280?id=3253
最低限の独自のチェック項目を持つことが需要
ICOは、個人投資家にとって、もっとも資金を増やすためツールであり今年もっとも盛んになると考えられます。
しかし、なんとなくICOに参加するなどしたら詐欺やあんまり価格が上がらなかったみたいなことがおきますのでまずは、しっかりした情報をとり入れ今回ホワイトペーパーについて紹介しましたがその際はロードマップなども確認して現段階のことばかりでなく未来このICOはどこまで伸びるか予測することも大切だと感じます。
多くの問題をいまだに抱えてるICOですが、 大きなチャンスを秘めていることも確か です。
自分なりのチェック項目を持って、冷静に判断して行くことが重要だと思います。
既存のICOの問題点についてもっと知りたい方はこちら
今後のICOについて知りたい方はこちら
この記事を書いた人
最新の投稿
- 債務整理2024年8月10日債務整理でブラックリストに登録される期間は?信用情報への登録で受ける影響を解説
- 債務整理2024年8月5日債務整理の費用相場はいくら?借金の返済に追われて払えない場合の対処法を徹底解説
- 債務整理2024年8月2日大阪で債務整理に強いおすすめ弁護士・司法書士15選!費用や選び方についても解説!
- 仮想通貨2024年6月7日保護中: 【会員限定】コインオタク流「裏ワザ」で稼ぐ