現在ブロックチェーン技術は様々なところで使用されていますね。
しかし最近ではブロックチェーン技術者の不足が大きな問題になってもいます。
この問題を解決すべく、エマーゴが東京理科大と提携してブロックチェーンの実用化をテーマにした講座を開くようです。
エマーゴと東京理科大がブロックチェーンの講座開講!
分散型台帳(ブロックチェーン)技術の提供や投資を手がけるエマーゴ(東京・渋谷)は、東京理科大学のグループ会社と組み、ブロックチェーンの実用化をテーマにした講座を今夏から開く。
引用元:日本経済新聞 2018年6月05日付け
ブロックチェーン実用化講座を開講 エマーゴと東京理科大
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO31331860U8A600C1EE9000/
株式会社EMURGO(エマーゴ)
社名:株式会社EMURGO
所在地:〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティW22階
代表者:児玉健
設立年:2017年
事業内容:
・ブロックチェーンコンサルティング
・ベンチャー投資業
・アプリケーションの開発
・事業構築
・暗号通貨勉強会の開催
エマーゴとは Cardanoプロジェクトの3社のうちの1社 です。
日本に拠点を置き、カルダノに特化したブロックチェーン技術の提供や投資を目的に設立されています。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://coin-otaku.com/topic/6064?id=4108
ADA/カルダノは時価総額トップ10に入ってくる暗号資産です。
その ADA/カルダノ のマーケティングを担当しているのがエマーゴという事になります。
このエマーゴと東京理科大が協力し今年の夏ブロックチェーンの実用化をテーマにした講座を開くようです。
拡大するブロックチェーン市場
IT専門調査会社であるIDC Japanの調査によると、2017年10億円にも達しないブロックチェーンの市場規模は 今後5年間133%の年率で増加、2021年には298億円規模 になるといわれています。
298億というのはたいして大きな市場ではないかもしれません。
しかしブロックチェーン技術の成熟度が低く、私たちが日常生活で実感できるまで、あと10年はかかるといわれていますので先を見越すとかなり大きな市場へとなっていくことが容易に想像つくのではないでしょうか。
資料:IT Leadersより転用
世界のブロックチェーン市場規模の拡大
市場規模を世界的に見てみると、2017年は9億4500万ドル。
2018年は21億ドルにまで拡大、その成長率は81.2%と大きく発展しようとしていています。
また、 2021年には92億ドルにまで市場規模が広がる と予想されています。しかもこの予測にはBTC(ビットコイン)等、暗号資産の支出は含まれていません。
また、各地域ごとにブロックチェーン市場を見てみると、アメリカの支出が世界の40%を占め最も多く、続いて西欧、中国、アジア太平洋(日本と中国を除く)となっています。
いずれの地域でも2016年から2021年にかけ急速な成長があると予測され特に、中南米(152.5%)日本(127.3%)は平均成長率が高いとの事です。
出典:IDC
このように日本だけではなく世界的に見ても、ブロックチェーンの市場規模は拡大傾向にあるのです。
ブロックチェーン技術者不足の日本
ブロックチェーン技術は従来当たり前とされていた、「中央集権で社会が動く」という常識を覆すものです。
暗号資産という国に支配されない新しい通貨を生み出し、世界中どこでも同じ通貨が使用できるという特性により、中央銀行でさえも存続の危機に追い込む可能性があります。
このようにブロックチェーンとは産業構造を根本から変えてしまう程のパワーを秘めている物なのです。
また、最近ではAIとブロックチェーンを活用した、フィンテック企業も注目を集め、金融機関全体ををも脅かす存在となています。
既に記載させて頂きましたが、ブロックチェーンの市場規模は確実に拡大しています。
世界各国はブロックチェーンに大きな価値を見いだし着実に技術力向上に力を入れている中、日本は大きな後れを取っています。
https://coin-otaku.com/topic/18696?id=4110
この記事にあるように ブロックチェーン技術者は不足しており早急に教育機関をもうけ、ブロックチェーン技術者の教育に力を注がなくてはいけません 。
ブロックチェーンへの理解と、技術者を育成する事が必要
ブロックチェーン技術を一般の人に理解してもらうほか、優秀な技術者を育成する狙いがある。
8月下旬からブロックチェーン技術を用いた製品のアイデアを競う「ハッカソン」を開く。
引用元:日本経済新聞 2018年6月05日付け
ブロックチェーン実用化講座を開講 エマーゴと東京理科大
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO31331860U8A600C1EE9000/
今回エマーゴが東京理科大とブロックチェーンの実用化をテーマにした講座を開くわけですが、それには2つの狙いがあるようです。
1つ目はブロックチェーン技術を一般の人に理解してもらう事
2つ目はブロックチェーン技術者の育成
日本ではまだまだブロックチェーン=暗号資産と思われている傾向があり、怪しいと思う方も多くいらっしゃいます。
現段階ではブロックチェーン技術を日常生活で感じ取れることもほぼありません。
そのせいもあってか技術を学ぼうと思う方も少なく、またブロックチェーンを学べる機関もそう多くはありません。
このような中、今回のエマーゴと東京理科大の様な取り組みは、 日本でブロックチェーン技術が受け入れられ、興味を持たせる発起材料となる事は間違いない でしょう。
ブロックチェンが理解される事で技術者候補も増え、日本のブロックチェン技術者不足問題も緩和されて行くのではないでしょうか。
8月下旬からはハッカソンを開き、更にブロックチェーンの実用化に向けての第1歩目を踏み出そうとしています。
様々な面で技術力の高い日本ですので、ブロックチェンについて理解が深まり技術者の育成環境が整えば、一気に飛躍できる可能性も十分あると考えられます。
技術者が足らないから海外に頼もう!!ではどうしようもありません。
エマーゴと東京理科大の今夏おこなわれる講座とハッカソンに期待し、エールを送りたいと思います。
ブロックチェーンの実用例に興味がある方はこちら
エマーゴが支えるADA/カルダノについて興味がある方にオススメはこちら
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