楽天の子会社で暗号資産交換業を運営する楽天ウォレットは、楽天ポイントを暗号資産に交換できるサービスを開始しました。
暗号資産取引所「楽天ウォレット」の口座を保有していて、かつ「楽天ポイント」を貯めているユーザーが対象となり、保有しているポイントを楽天ウォレットが取り扱う暗号資産、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)に変換することができます。
楽天ポイントは100ポイント以上から交換が可能で、1ポイント1円相当として暗号資産へ換えることができ、スマホアプリ上で取引履歴が反映されます。
ポイント交換により気軽に資産運用を始める機会が広がることで、これまで暗号資産取引に興味はあるが取引をしたことがない層を取り込むことを狙いとし、楽天グループにおける「楽天ポイント」活用の幅を広げ、楽天会員のさらなる利便性向上を図ります。
楽天ウォレットは2019年3月に「みんなのビットコイン株式会社」から全株式を取得し「楽天ウォレット株式会社」に商号変更し、同年4月から暗号資産取引サービスの口座開設の受付を開始。8月から暗号資産の現物取引サービスの提供を開始しました。
楽天グループはEコマースから始まり、銀行、証券、保険、電子マネー、ブロックチェーンといった金融サービスを手がけていて、楽天経済圏のビジネスモデルが確立され始めています。
楽天ポイントを始めとした企業発行ポイントは今は共通ポイント・マルチポイントの時代を迎え他社との差別化が大きな課題となっております。
そこに他社が組み込みにくい暗号資産交換をサービスとして提供することで楽天ポイント会員の囲い込みとして機能するでしょう。
さらに、暗号資産市場にとってもプラスです。
通常企業が発行するポイントは数万円も貯まる機会は少なく、数千円数百円という端数決済のニーズがあります。そのような少額で暗号資産への交換をする場合、そのユーザーは長期の暗号資産保有者になりやすいです。
あしもとの暗号資産市場の課題は市場が大口化、プロ化している点であり、一般ユーザーの取り込みに成功した企業が2020年台頭すると言われております。
ここにきて楽天グループは暗号資産を有効に活用し、市場拡大に大きく貢献する期待が持てます。
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