イーサリアム(Ethereum)のアップデートMetropolis(メトロポリス)を解説
イーサリアム(Ethereum)のアップデートは4段階あり、フロンティア、ホームステッド、メトロポリス、セレニティとなります。
今回は、その3段階目のMetropolis(メトロポリス)を解説していきます。
メトロポリスで実現することは、匿名性の向上、セキュリティ強化、更なるネットワークの安定性、PoSへ移行準備などが実行されると、開発者であるVitalik Buterin(ヴィタリク・ブテリン)より発表がありました。
メトロポリスにより実現することを紹介します。
匿名性の強化
送金時にZk-SNARSまたはZero-knowlege-proof(ゼロ知識証明)により、取引の匿名性を保持した上での取引を可能にします。このシステムは「ジーキャッシュ」と共同作にて採用
スマートコントラクトの簡素化
イーサリアム(Ethereum)の「スマートコントラクト」(自動契約執行システム)をより簡単に作成可能な仕様変更の実施
ハッキング対策
セキュリティを強化するために、ユーザーが秘密鍵(Private key)を持つアドレスを決めることができ、ハッキング対策として強い味方になる
マイニングの難易度向上
マイニングの際に難易度を上げる「Bifficuty-Bomb」にアップグレードし、マイニングにおける「PoW」から「PoS」に変更するための最終準備段階として必要になる。
メトロポリスは、2つのプロジェクトに分かれいる
ビザンチウム
“Difficulty Bomb” (マイニングの難易度を高めること)を遅らせる、マイニングがより効率的になる、などの恩恵が得られるようにしました。また、スマートコントラクト機能がより厳格化されました。
コンスタンティノープル
クライアント側のトランザクション評価をより単純にして実装・処理を軽量化します。これにより、契約の処理を行う際に取り扱う情報が減り、より処理が簡素化可能なのです。
次回の第4段目のセレニティは2018年に予定されています。これが完成することによって、イーサリアムの価値が上昇することが考えられるので、アップデートの進行状況には常に注意をして投資をして行ってください。
Written by 酒井 和
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