イーサリアムとビットコイン:ドミナンス率の変遷
イーサリアムの価格はビットコインに比べて低下傾向にあります。
ビットコインへの投資が増加しており、ビットコインの市場占有率「ドミナンス」も上昇しています。
過去の市場動向を見ると、ビットコインは特定の期間でドミナンスが増加し、アルトコインへの投資が再び増加するサイクルが確認されています。
2020年のDeFiブームやビットコインの価格上昇の背景には金融緩和やコロナショックの影響が考えられます。
一方、ブロックチェーン調査会社K33リサーチはビットコインと伝統的な金融資産との相関性についての議論を提供しています。
ビットコインへの資金集中フェーズを示唆、ETH/BTCやドミナンス推移にも着目
COINPOST
ビットコインドミナンスと半減期の予測動向
ビットコインに資金が流入しています。
過去の半減期の際も同様の現象が見られました。
ビットコインドミナンス(ビットコインが仮想通貨市場全体で占める割合)の指標の読み方を説明します。
2024年4月末予定のビットコインの半減期では、ビットコインの価格が上昇するとの期待がありますが、仮想通貨のバブルと直結はしておりません。
私も説明をする際に「ビットコインバブル」と「仮想通貨バブル」とあいまいに話すことがよくあります。
正確には、半減期で繰り返されるのは、ビットコインの価格が上昇し、その価格が上昇を止めると、資金がアルトコインに流入し、アルトコインの価格が異常に上昇し、ある一定のタイミングで暴落が始まるという一連の動きです。
このサイクルは速やかに発生しますが、数日間にわたって進行するため、冷静でいれば乗り切ることができます。
しかし、この場合、アルトコインと呼ばれる銘柄は何千種類もあり、高い確実性で価格上昇に乗ることができるのはビットコインのみです。
したがって、銘柄の分析が得意、または、ハイリスクを許容できる場合を除き、単純にビットコインを保有するのが良いでしょう。
2024年の半減期でも同様の動きが観察されます。
ビットコインドミナンスは現在50%を下回っています。
2024年4月末までにビットコインドミナンスが60%に達すると予想されています。
過去には、市場資金の70%または80%がビットコインに集中していたこともありましたが、現状の環境では、上限はおそらく60%程度でしょう。
ビットコイン価格が高止まりした後、資金がアルトコインに流入するタイミングもビットコインドミナンスがきっかけとなります。
半減期直後に60%台の範囲にあったビットコインドミナンスは、数日から数ヶ月で60%を下回ります。
これが仮想通貨バブルの始まりです。
この時点で銘柄を分析するのは遅すぎるので、市場がどの方向に動くかを常に想像する必要があります。
同時に、この時期には詐欺も横行しているため、半減期後にビットコインドミナンスが60%を下回った後、しばらくSNSでの情報収集を止めるのも良い考えかもしれません。
ビットコインの半減期後にビットコインの価格が本当に上昇するのかは誰にもわかりませんが、
最近の動きは、これまで半減期のたびに繰り返されてきた資金の大移動が見られるため、期待をしております。
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