ビットコイン(Bitcoin)のホワイトペーパー
2008年、metzdowd.com内の暗号理論に関するメーリングリストに、satoshi nakamotoという名前でビットコイン(Bitcoin)に関する論文(ホワイトペーパー)が発表されました。
ビットコイン(Bitcoin)の原論文(英語ver.)
Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System
https://bitcoin.org/bitcoin.pdf
これを日本語に翻訳したものは、coincheckで見ることができます。
ビットコイン(Bitcoin)の原論文(日本語ver.)
https://coincheck.com/blog/292
分かりやすく説明
ビットコイン(Bitcoin)のホワイトペーパーは長文で、専門用語が含まれる為、技術者でない人が読むととても理解に苦しみます。
技術的な言葉がわからない方や、どんなことが書かれているかをザックリと理解したい方の為に、ホワイトペーパーの各項目ごとにカンタンに解説していきます。
1、イントロダクション
電子取引をする際、現状必ず第三者機関に頼らなくてはいけない。
これを第三者期間に頼らず、且つ詐欺や不正が起きないシステムを考えました。
2、取引
取引記録をチェーン状につなげ、且つその取引を全て可視化することで不正が発生しない仕組みを作ることができる。
更にその取引自体をみんなで監視することにより、安全性を向上することが可能となります。
3、タイムスタンプ・サーバー
取引はタイムスタンプ・サーバーから始まります。
1つ目のスタンプ・サーバーをAとし、最初の取引(タイムスタンプ)をBとし、その次をCとするならば、BCの取引をする際にはABCの全てを同時に記録することで取引が完了します。
昔流行った「覚えてしりとり」のような状態です。
4、プルーフ・オブ・ワークス
ブロックに計算式を組み込み、その正解を解くことでブロックが完成しチェーンにつながる。
この結果を改ざんするには1番最初のブロックからデータを書き換えていかなくてはならず、その前に新しいブロックが出来上がってしまうため、実質的に改ざんは不可能。
5、ネットワーク
取引が発生するとブロックから出ているノード全てに発信され、繋がろうとする。
もし2つ以上同時に接続された場合、その先に長く伸びた方が正とされ、伸びなかった方は長い方に繋がりブロックとしてまとまる。
6、インセンティブ
ブロックを作った人にインセンティブを支払うシステムを導入。
これにより攻撃するよりもブロックを生成した方が利益になり、ブロックを作ろうとする人達の動機づけになっている。
7、ディスク・スペースをリクレイムする
十分な取引記録が保存されると、それ以前の取引記録はルートだけの保管になり、重い情報はディスク・スペースを節約するために破棄することができる。
8、簡易版支払い検証
取引が完全に完了しなくとも、仮データの状態で保管することもできる。
9、価値の結合や分割
バラバラなお金を1円づつ取引するのは大変なので、それをまとめたり分けたりすることができるようにした。
簡単に言えば「じょうご」のような形にし、入り口は大きく、出口は小さく(多くても2口としている)することにより、それを実現している。
10、プライバシー
プライバシーを守るため、個人情報は匿名性の高いものとして公開するようにする。
11、計算
仮に不正を行おうとする者が発生した場合、それは極めて困難です。
どれだけ難しいかというと・・・・という説明です。
12、結論
以上から、この完璧なシステムによりピアツーピア(P2P)を実現することができます。
まとめ
ホワイトペーパーは誰でも見ることができる
内容は専門用語が多く、素人が見てもすぐには理解することが難しい
written by yuta takahashi
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