【伊藤が解説】テレグラム 匿名認証を実装 悪用の危険性は?

テレグラム ブロックチェーンのIDによる匿名登録可能に

チャットアプリ「テレグラム」は6日、プライバシー重視の観点からSIMカード(個人情報識別用カード)の代わりに、ブロックチェーンのIDコードでアカウント登録&ログインができるようになったことを発表した。

匿名のIDコードは「Fragment」と呼ばれるプラットフォームにて、独自トークンTONで購入できる。価格は約2,200円〜。

他にも新機能としてチャットの自動削除タイマーやスパム対策やトピックの仕分けなどを追加している。

テレグラムが電話番号登録なしで利用可能に、ブロックチェーンID採用で

COIN POST

匿名かつ追跡可能なDID(分散型ID)認証とは

伊藤健次
伊藤健次
このニュース、伊藤が解説します。

DID(分散型ID)の構想が進んでおります。匿名でメッセージのやり取りができるアプリ「テレグラム」が、従来の電話番号認証からDID認証の選択肢を追加しました。匿名ということで犯罪に使われるという誤解が広がっておりますので解説をします。

ブロックチェーン技術で実装されているサービスの多くは匿名です。ウォレットやDappsは本名や電話番号の認証がなくても使うことが可能です。

しかし、ハッキングや不正決済などは事件化され犯人が捕まっています。これはなぜか。匿名でも追跡は可能だからです。『誰』かは分かりませんが、行動に起こした『人』は確定させることができます。これがブロックチェーンの特性です。

米国で禁止されたトルネードキャッシュのように『匿名』と『追跡不可』の機能を追加すると一般的に認識されている犯罪の温床になります。

この『追跡不可』の機能は多くの国で禁止されている傾向にありますので、今後サービスとして利用することは無いのでご安心ください。無理に匿名性を追求し、追跡不可サービスを利用すると利用しただけでも犯罪になる国がありますので注意が必要です。

今後WEB3時代になると匿名を誤解して不正を行う方が出てくる可能性はあります。昨今のSNSの誹謗中傷問題も同様に匿名だから何を言っても良いという誤解からコミュニティが荒れております。

もちろんSNSは匿名かつ追跡可能なサービスなので犯罪行為は全て取り締まりが行われております。DID(分散型ID)が浸透した後も匿名だから何やってもバレないという市場ではなく、全ての行動は追跡可能ですので暴走しないように注意が必要です。

何のために匿名というのが存在するのかについて解説すると、匿名であれば情報を悪用される可能性が減ります。個人情報が流出し経済的な損失を被ることがありますが、DIDの場合、流出する個人情報がありませんので個人情報が強く守られるということになります。

情報化社会では個人情報の流出は今まで以上に死活問題になるでしょう。今まで大丈夫だったから無理に匿名化しなくても問題無いというわけにはいきません。世界中が個人情報の大切さを認識し、匿名化が進んでいく社会になります。

スパムや詐欺の発端は情報漏洩が引き金になっております。個人情報の流出で迷惑を被っている方はDID化の流れに乗ると生活が改善されます。

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この記事を書いた人

伊藤健次

日本最大級の暗号通貨サイト【COIN OTAKU】編集長 1984年生まれ 静岡県出身 慶應義塾大学 大学院 経営管理研究科 ヘルスケアポリシー&マネジメント集中コース終了 株式会社ソクラテス 代表取締役 / 国内企業暗号資産事業顧問 / 暗号資産取引所アドバイザー / 暗号資産投資アナリスト / Fintechコンサルタント / 暗号資産非公式アーティスト /YouTuber テレビ東京WBS出演 テレビ東京モーニングサテライト出演 NHKおはよう日本出演 BS11 真相解説 仮想通貨NEWS!出演 その他各メディア取材、出演

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