この記事をご覧になっている方のほとんどは暗号資産の売買をおこなっているのではないでしょうか??
国内の取引所ならばbitFlyerやbitbank,そして今話題のcoincheckもそうです。海外にも多くの取引所があり、暗号資産を取引するためには必ず取引所を使わないといけません。
では、暗号資産取引所の現状はどのようになっているのでしょうか?
コインベースをもとに紐解いていきましょう。
コインベースが1,100億円の収益をあげる
米暗号資産取引所最大手コインベースが昨年、目標を66%上回る10億ドル(約1100億円)の収益をあげた。米テック系サイトRecodeが業界筋の話として報じた。Recodeによると、外部の投資家の関心が頂点に達しているにもかかわらず、コインベースは非上場のままだ。
【COINTELEGRAPH】
米コインベース 昨年は1100億円の手数料稼ぐ 同社非公開株に投資家垂涎
(2018年1月24日より)
アメリカにある暗号資産取引所の大手である コインベースが昨年度の収益を1,100億円である と発表しました。
暗号資産のブームを受けて目標を大幅に上回る収益を達成しました。
最近の相場ではネガティブなニュースを受けてダウントレンドになっていますが、中長期的な相場で言えば、今後も堅調に伸びていくと考えれます。
暗号資産取引所もそれに伴って、収益を増加させていくことでしょう。
コインベースってどんな取引所??
コインベースとは、アメリカのサンフランシスコに拠点のあるアメリカ最大手の取引所になります。ユーザー数は1,000万人を超えており、東京都の人口以上の人がユーザーということです。
コインベース上では、ビットコイン・イーサリアム・ライトコイン・ビットコインキャッシュの4種類の暗号資産を取り扱っています。
コインベースの売買手数料は1%と他の取引所と比べると比較的に高めです。
この手数料の高さもあいまって1,100億円という収益を達成している と思われます。
日本ではあまり知られていないコインベースですが、実は日本との縁が深いのも特徴です。
実は日本の銀行の最大手である三菱東京UFJ銀行が2016年に10億円を出資しており、もしかすると近々日本にも進出するかもしれませんね。
コインベースの公式サイトはこちらです!
ぜひ確認してみてください!
国内最大手のbitflyerの収益額はいったい…??
アメリカ最大手の取引所の収益額が1,100億円でしたが、では日本の最大手の取引所であるbitFlyerの収益額はいったいどれくらいになるのでしょうか?
収益額を出すための公式は「 取扱額 ÷ 取引手数料 」で出すことができます。
bitFlyerの2017年の取扱額はbitcoin日本語情報サイトによると、約3兆2,734億円でした。
取引手数料はビットコインの売買手数料は金額に応じて0.01%〜0.15%になっています。アルトコインの売買手数料はLightning(ETH/BTC,BCH/BTC)で0.20%となっています。
今回は手数料を0.10%と仮定して収益額を出してみると、3兆2,734億円 × 0.001 = 32億7,400万円でした。
コインベースと比べると約3%くらいであるという結果になりました。
これは 取扱額と手数料の差がとても大きな差であるのが要因である と考えられます。
コインベースの取扱額は手数料が1%であることを考えると、取扱額は11兆円であると考えられます。
取扱額は、取引所のユーザー数と1人あたりのユーザー数の取引の頻度によって決定します。
bitFlyerはまずユーザーをどれだけ確保できるかと、1人1人がより多くの取引をしてくれるような施策を打ち出していくことが、取扱額を伸ばしていくためにとても大事になってくると考えられます。
手数料も大きな差となっています。
コインベースは1%なのに対して、bitFlyerは最大でもアルトコイン売買手数料の0.20%です。その差は約5倍もあります。
いきなり取引手数料を上げることはユーザーの離脱も考えられるため、どのようにして変更していくかも今後のbitFlyerの注目のポイントとなってきそうです。
世間の注目を浴びるcoincheckはどれくらいなのか!?
NEMの流出騒動で揺れたcoincheckはどれくらいの収益額を誇るのでしょうか?
流出騒動にともなってcoincheckはユーザーに対して480億円を自己資本で支払うと発表しました。
ということは480億円の収益額を出しているということなのでしょうか?
みていきましょう!
bitFlyerの時と同じように取扱額と取扱手数料をまずチェックしていきましょう!
coincheckの2017年の取扱額は、約8兆2,205億円という結果になりました。
暗号資産の盛り上がりのタイミングで出川哲朗さんを起用したテレビCMが大きく功を奏した結果と言えるのではないでしょうか。
取扱手数料は、実は0円となっています。つまり手数料からの収益自体は0円となっています。
しかしbitFlyerにも同じことが言えますが、 取引所の最大の収益ポイントはスプレッドと呼ばれる売買に伴う差額による収益がメイン と言われています。
このスプレッドは売買のタイミングで変動するために一概に何%と決まっているわけではありません。
購入と売却時に発生するのですが、低くても2%で高いと気には10%に及ぶこともあります。
購入と売却時におけるスプレッドが4%と仮定すると、coincheckのスプレッドによる収益は8兆2,205億円 × 0.04 = 3288.2億円となります。
この数字をみると、 coincheckが480億円を自己資本でまかなうことができたのも納得することができます。
スプレッドによる収益以外にも自社で暗号資産の運用等も行なっているでしょうから、coincheck社の収益は計り知れません。
上記でも記載したbitFlyerもスプレッドによる収益を得ていることを考えるとbitFlyerの収益も計り知れないことがわかるでしょう。
暗号資産取引所は多額の収益を得ていることが判明!
コインベースの取引手数料による収益が1,100億円であると発表をしていますが、この中にスプレッドによる収益が含まれているかは定かではありません。
しかしどっちにしても国内取引所の大手であるbitFlyerとcoincheckが多額の収益をあげている可能性は高いと言っていいでしょう。
これからも暗号資産取引所の動向に目が離せませんね。
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