Web3は 2021年後半からトレンドとなっています。Andreessen Horowitz、Coinbaseなどのベンチャーキャピタルは、Web3の分野やプロジェクトに投資を加速させているだけでなく、アジアで総合トップ3の暗号資産取引所であるMEXCも、2019年からWeb3のエコシステムに関するプロジェクトに投資を拡大しています。
この分野では、MEXCはWeb3エコシステムに関する1000種類以上の暗号資産銘柄を上場しました。 そこで、「Web3とは何か?」「Web3の進捗状況」などの疑問を理解するために、MEXCの地域ディレクター、Fosion氏にインタビューをさせていただきました。
まず、MEXCについてお聞かせください。
Fosion:MEXCは、世界でも有数の暗号資産取引所であり、アジアにおける暗号資産取引所のトップ3の一つです。他の取引所と比較すると、MEXCはより多くのことに重点を置いています。
- MEXCの成長はユーザーの皆様によってもたらされるため、ユーザーのニーズが優先されることは必然です。一方、MEXCは、「高品質な資産を取引したい」というユーザーのニーズを満たすために、高品質な銘柄を発見し続けることにこだわっています。また、MEXCは良いコミュニティ文化を持ち、常にユーザーの声を聞き、持続的にシステムを改善、改修します。今でも、役員や創業者を含むMEXCの社員たちはコミュニティに参加し、毎日ユーザーから寄せられた質問に回答しています。
- MEXCは、市場の洞察力に優れ、機敏に行動し、現物、先物、信用及びレバレッジETF取引のワンストップ取引とサービス機能を提供しています。MEXCは現在、同業他社の中で現物取引のカテゴリが最も充実している取引所であり、新規銘柄の上場もスピーディーです。2021年に、収益実績のトップ10の暗号資産のうち6つ(SHIB、GALA、FTM、LUNA、MANA、SOL)がMEXCで上場しました。これらの銘柄は平均ROIが6600%に達しました。
- MEXCは、より良いセキュリティを確保するために、取引システムは独自のチームによって開発されています。MEXCのチーム背景には金融の分野に強く、商品は専門的な金融アドバイスによって開発され、現物、先物、信用、レバレッジETFなど様々な商品を提供しています。したがって、プロの金融商品と安全なセキュリティが確保されています。また、MEXCは6ヶ月ごとに主要な取引システムをアップグレードし、取引システムのマッチング効率を高め、取引システムのセキュリティと安定性を確保し、取引の深さを継続的に最適化を行っています。
なぜ「MEXC」と呼ばれているのですか?
Fosion:「M」はMEXCのコアブランドであり、ロゴのようです。例えば、以前からイベントの名前で使用されている、「M-Day」、「Space-M」、MEXCの中国語名である「抹茶」(発音はMocha)に「M」が由来となっております。一方、「EXC」は「Exchange(交換、取引)」の略です。
なぜ、中国語で「抹茶」というのですか?
Fosion:「抹茶」という名前は、実はMEXCのコミュニティによるユーザーのアイデアなんです。ユーザー中心のサービスコンセプトを貫き、ユーザーの声に耳を傾けてきた結果、今では「抹茶」の名前も浸透しつつあります。ブロックチェーン業界は、コミュニティの精神が根底にあります。だからこそ、MEXC取引所が2018年4月に設立以来、常にコミュニティユーザーを成長の原動力としてきたのです。
一部のユーザーがMEXCを「次のバイナンス」と呼んだのはなぜだと思いますか?
Fosion:ユーザーの皆様がMEXCの特徴をどのように結論づけ、認識しているかという結果だと思います。MEXCで上場してから数ヶ月後に他の取引所でこれらの銘柄が上場したことが多かったので、ユーザーの皆様はMEXCの銘柄上場スピードが速いと思っているのでしょう。一方、MEXCが現物取引で特に優れたパフォーマンスを上げていることから、ユーザーの皆様はMEXCの成長の可能性を感じ取っています。 MEXC独自の上場スピードとサービスから、ユーザーからは「次のバインナス」と呼ばれています。
MEXCに暗号資産を上場するためのプロセスや基準は何ですか?
Fosion:MEXCに銘柄を上場する基準は、ユーザーの利益を優先し、人気があって質の高い銘柄を上場することです。
プロセスに関しては、専門のリサーチチームが上場する前に、様々な側面から銘柄を評価します。私たちは、リスクが高く、ユーザーに害を与える可能性のあるプロジェクトをMEXCで上場することを拒否しています。つまり、ユーザーの利益を守るために、プロジェクトに対し専門的な審査が行われています。
特にコミュニティで流行している銘柄については、その評価権をユーザーの皆様に委ねます。例えば、APECOINという銘柄は、MEXCが最初に上場をし、話題になりました。この場合、リサーチチームからの意見は、ユーザーの皆様からの意見と比較して、それほど重要ではありませんでした。
もう一つの例として、MEXCの「Kickstarter」というイベントは、実際にMXトークンの投票によって立ち上げられたものです。つまり、評価権はユーザーの手に委ねられていたのです。ユーザーは取引したい銘柄を決定し、投票に該当するプロジェクトからトークンの報酬を受け取るメリットがあります。
ニッチトラックに関しては、MEXCは各分野で良いプロジェクトが生まれることを望んでいますので、各トラックでプロジェクトマイニングを行い、ユーザーにとって高品質な銘柄を発掘していきます。 市場の観点からも、暗号資産業界の積極的な発展に寄与しています。
MEXCの特別なイベントとは何ですか?
Fosion:MEXCでは、毎週異なる特別なイベントを推進しています。ローンチパッドとKickstarterを例にとると、どちらのイベントでもMXトークンの保有者に報酬を与えることを目的としています。両者の違いは、MXトークン保有者がローンチパッドで非常に安い割引価格で新しいプロジェクトのトークンを入手できることです。
Bored Ape Yacht Clubは、BAYCの保有者にNFTの著作権を許可しています。 したがって、選ばれたBAYCまたはMAYCの保有者は、Bored Ape Yacht Clubをテーマにした映画があると、一定の著作権料を受け取ることになります。
同様に、MEXCは、KickStarterの活動を通じて、新規銘柄の上場権の一部をユーザーに引き渡します。そして、参加者はプロジェクトのトークン報酬を受け取ることができます。したがって、ブロックチェーン技術が、商業生産と特典配布の関係を変えたことは大変素晴らしいことです。
MEXCのWeb3プロジェクトには、どのようなものがあるのでしょうか?
Fosion:MEXCには、取引可能な銘柄が1,300種類以上あります。正確には、銘柄のほとんどは、Ethereum、Polkadot、Moonbeam、AvalancheなどのWeb3インフラストラクチャに起因しています。一方、MetaMask、OpenSea、mirror.xyz、UniswapなどのWeb3アプリケーションは、上位レイヤーで構築されています。レイヤー0からレイヤー3、Oracle、DEX、GameFi、Wallet、Privacyなどの一連のセクターが、多様なWeb3エコシステムを形成しています。
Web3.0をどのように定義しますか?
Fosion:現在、Web1の静的な「読むだけ」、Web2の動的な「読む・書く」に対して、Web3は「読む・書く・実行する」という言い方が流行っていますね。
分かりにくいかもしれません。例えば、Web2に基づくゲームを見てみましょう。私たちは、ゲームの中で小道具を使う権利だけは持っているが、それを交換や取引することはできません。ブロックチェーン技術に基づくネイティブなGameFiがあれば、ユーザーはゲームの小道具を自由に取引できるだけでなく、ゲームが運営されなくなったとしても、これらのNFT小道具が消えることはありません。これらの小道具のメタ情報は中央集権的なサーバーではなく、FilecoinやArweaveなどの分散型ネットワークに保存されるため、ユーザーは小道具を永久に所有することになるのです。
同様に、mirror.xyzに書き込まれた記事は、分散型アプローチによって削除や修正されることなく保存することができます。このように、Web3は、利用者の資産に対する権利と情報にオーナーシップを持つようにする次世代型のインターネットなのです。
Web3の進捗状況はどうなりましたか?
Fosion:率直に言うと、私たちは今Web3の入り口に立っており、Web3の最も基本的なアウトラインが見えてきています。
現在、uniswapを使った暗号資産の取引、mirror.xyzを使った記事の執筆、MetaMaskを使ったNFTの保管が可能です。ブロックチェーンの世界では資産自治が実現されているのです。
しかし、現在のブロックチェーンインフラは完璧ではありません。例えば、ブロックチェーンの「不可能の三角形」は完全には解決されていませんし、DeFiやMetaverseのブームに加え、新しいアプリケーションも出てくると思っています。現状では、私たちはまだWeb2に囲まれている状態です。
Web3の時代は、そう遠くはないのでしょうか??
Fosion:Web3時代に入る前に、いくつかの重要な鍵があります。例えば、Ethereum2の登場、Polkadotのようなクロスチェーンプロジェクトの本格的な実装、大規模な商用アプリケーションに対応できるブロックチェーン技術などがあれば、Web3はそれほど遠くないでしょう。
MEXCグローバルについて
2018年4月に設立されたMEXC Globalは、700万以上のユーザーを持つ暗号資産取引所で、現物、信用、先物、レバレッジドETF、デリバティブ取引、ステーキングなどのサービスをワンストップでユーザーの皆様に提供しています。コアメンバーは国際的な企業や金融会社出身で、ブロックチェーンや金融業界では豊富な経験があります。
詳細については、ウェブサイトと公式ブログをご覧ください。Twitter、LINEとTelegramでMEXC Globalをフォローしましょう!
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