パブリックブロックチェーンの開発に挑むオントロジーのミートアップ参加報告

プロジェクト

前月の終わり6月30にOntology(オントロジー)が初のミートアップを開催いたしました。

今まで他のプロジェクトとはちょっと違ったプロジェクトのようです。

ミートアップの流れに合わせて、どのようなプロジェクト内容なのか解説させていただきます。

目次

第1回オントロジーミートアップ詳細

開催日時: 2018年 6 月 30 日
15:00~18:00

会場:Forum 8
東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル 663会議室
スケジュール
(1) 15:00 – 15:10 オープニングスピーチ
(2) 15:10 – 16:15 スピーチ「オントロジーのテクノロジービジョンとコミュニティについて」
(3) 16:15 – 16:35 DAD (decentralized advertising)によるプレゼンテーション
(4) 16:35 – 16:55 O3 walletによるプレゼンテーション
(5) 17:00 – 18:00 交流

登壇者 はMathias Glintborg

マティアス・グリントボーグ(Mathias Glintborg)氏は、国際ビジネス・金融および機械工学の修士号を取得し、グローバル開発マネージャーとして活躍中。
ブロックチェーンの構築研究に継続的に参加しており、スマートコントラクト開発の経験を積むなど実績豊富な技術者でもあります。
この日が初めてのミートアップという事で少し緊張しているとの事でした。

オントロジーの情報を得る方法

オントロジーが運営しているサイト等を紹介いたします。

GitHub: https://github.com/ontio/
Discord: https://discord.gg/4TQujHj/
Telegram (日本語): https://t.me/OntologyJpn
Website: https://ont.io/
Twitter: https://twitter.com/OntologyNetwork/
Telegram (English): https://t.me/OntologyNetwork/
Reddit: https://old.reddit.com/r/OntologyNetwork/
Facebook: https://www.facebook.com/ONTnetwork

オントロジーミートアップの様子

オントロジーとは新高性能パブリックブロックチェーン

ontology(オントロジー)を辞書で調べると、哲学用語で存在論のことだそう

「物の存在自身に関する探究、やシステム等の背景にある存在の仮定」

という意味があり、個別の性質を問うのではなく存在者を存在させる存在なるものの意味や根本規定について取り組むものという事です。
哲学っておくが深くて理解するのは少し難しいですね。

そんな哲学的な名を持つオントロジーは、 新高性能パブリックマルチチェーンプロジェクトであり、分散型信用共同プラットフォームを構築 しています。

既に感じていられる方も多いと思いますが、暗号資産の銘柄は今では数えきれないくらい存在しています。
現在あるパブリックチェーンのシステムにはいくつか課題があり、それを解決するためにオントロジーの開発がスタートしたようです。

 

既存のパブリックチェーンのシステムの共通の課題

暗号資産のパブリックチェーンシステムの問題は大きく分けて2つあります。
1つはパフォーマンスの問題。もう1つは異なる物理的なビジネス要件ということです。一体これはどういう事なのでしょうか。

問題1.パフォーマンスについての課題とは!

現在使われているETH(イーサリアム)のようなブロックチェーンネットワークの場合、トランザクションが集中してしまう事が原因で、ネットワークパフォーマンスが落ちる問題Scalability問題が起こります。

Ethereumの目標は、世界のコンピュータに到達する事!

ですが、単一パブリックチェーンでは広範囲にわたるアプリケーションや実世界のシナリオにサポートできないのが現実です。

ブロックチェーンのパフォーマンスを強化するため、サイドチェーンや光ネットワーク、チャンネル状態など、全てパブリックチェーンのパフォーマンスやスケーラビリティにかかる圧力を和らげるための技術が導入され問題解決に取り組んでいます。

しかしこれほど多くの技術を導入しているにも関わらず、「現実世界でこれらが使われているか!」というと、話は別になってしまいます。
1つ目の問題として 現実世界でデジタル資産が活用されていないのは大きな問題 としてあげられています。

問題2.異なるビジネス要因

オントロジーが課題とする2つ目の問題は、 違ったシステムでも実際的なシナリオのニーズに応える ということです。

bitcoinには bitcoinのシステムを、EthereumにはEthereum独自のシステムがあります。
そして、違ったシステムを使用している以上、交わることはありません。
このように様々なシステムがあるにも関わらず、お互いに干渉しあう事が出来ない状態にあるのです。

1つの固定された技術アーキテクチャやガバナンスモデルを持つ単一パブリックチェーンでは、各々の持つガバナンスモデル、アクセス要件、プライバシー保護ニーズ、コンプライアンスや規制要件なども異なってきてしまい、他のチェーンとコミュニケーションが取れませんの自分の要望をかなえる為にはいくつものチェーンを別々に管理、使用しなくてはいけないわけです。

これを解決するためにオントロジーは立ち上がりました。
これらの課題が、オントロジーのパブリックブロックチェーン開発の核となる目的ともなっています。

目的にあわせた2つのロードマップの存在

上記のように問題を解決しようとしているオントロジーは
チェーンネットワークビジョンとトラストエコシステムビジョンの2つのロードマップを打ち出しています。


左側が技術的な改善の為の
右が協力体制にあるユーザーの信頼関係の構築をするための物です。

テストネットからメインネットの開始/オントロジー1.0

実はミートアップが開催されたこの日、オントロジーMainNetであるオントロジー1.0が正式に立ち上げられました。
またそれと同時にオントロジーの公式HPでの日本語も解禁となりホワイトペーパー等を日本語で確認できるようになり、6月30日はオントロジーにとってもオントロジーファンにとっても記念すべき日のようです。

オントロジー1.0とは

オントロジー1.0では分散元帳とスマートコントラクトシステムを含む高性能なパブリックブロックチェーンであると同時に、パブリックチェーンのカスタマイズとチェーンネットワークコラボレーションをサポート、分散アプリケーションに共通のモジュールを継続的に提供します。

オントロジーの製品は一体何?

では実際、オントロジーはどの様な製品を提供しているのでしょうか。

オントロジーはコミュニケーションをサポート

多くの通貨は何かの困りごとを解決する事を提案しています。
たとえて言うならマーケティングがうまく行かないから簡単にマーケティングが出来るようにするシステムを提供する、投資は難しいから簡単に出来るようにサポートするなどです。

しかしオントロジーはそのような困りごとを解決するための物ではありません。

既に記載させていただきましたがこれほど数多くの銘柄があるにも関わらず、それらは別々の言語で作られてしまっている事で、整合性、調合性を持つことが出来ずお互いにコミュニケーションをとることがでなくなってしまっています。

 オントロジーは言語の違ったチェーンをオントロジープラットフォームに置く事で共通の言語に変換し、調合性を持たせコミュニケーションを取れるようにするプラットホームを提供 しています。

本来ならば bitcoin(ビットコイン)とEthereum(イーサリアム)、NEO(ネオ)は構築されている言語が違うため、エクスチェンジ(交換)できませんが、これらをオントロジーに置く事で可能にする事が出来るのです。

もちろんこれはカスタマイズ自由ですので、NEO、ETH、XRP、など自分が好きな物を加えて使う事ができます。

エコシステムについて

そしてこのエコステムでの課題は信頼問題です。

違う媒体にメールを送りたくても、それは得体のしれないメールですので送受信するのは無理な事でした。
オントロジーはこのようなことから、同じ言語に直せるプラットフォームが必要だと思い開発しているようです。

オントロジーは今、どうやったら違った言語の物を同じ言語に変え、コミュニケーションを取れるようにするかが重要ととらえ課題に取り組んでいます。

トークンの配布について

オントロジーは「マーケットします」「運用します」といったビジネスチャンスを助けるための物ではなく、「言語が違うプラットフォーム同士がコミュニケーションを取るための場所」といった事をサポートしています。

このことから、企業に向けてというよりも協力しますと言ってくれるコミュニティ―が大切だと思いトークンの配布利率を決めています。
 オントロジーコミュニティーに対しては22%がトークン配布の割合 となっていますが、そのうち10%がテクニカル的な事を助けてくれいるコミュニティへ、12%をイベントをするときに助けてくれるスタッフなど協力してくれる方に配布する事になっています。

トークンの配布割合

オントロジー(ONT)のトークン供給量(現在の供給量) 53.75%(537,500,000 ONT)
オントロジーコミュニティ  12%(供給比率12%)
提携企業:  28% (供給比率6%)
NEO評議会  10% (供給比率10%)
オントロジーエコシステム開発  25% (供給比率12%)
オントロジーテクニカルコミュニティ報酬: 配分10% (供給比率10%)
オントロジー・コアチーム:配分15% (供給比率3.75%)

NEOはオントロジーの技術的なエコシステムの重要なパートナーであるため、その連携協力とNEOコミュニティのフィードバックのサポートするために、一定量のトークンをNEO評議会に渡してあるようです。
NEOコミュニティは、初期段階でオントロジーに大きなサポートをしていおり、この部分は完全に固定されてはいないという事です。

 

オントロジーが導入するVBFTによって1秒で送金可能に

簡単にたとえるならビットコインで買い物をすると、送金するのにかなり時間がかかってしまい、決済完了まで長い時間待たなくてはいけなくなりますよね。
長い時には丸1日か、それ以上かかった事がある人もいるのではないでしょうか。

しかしオントロジーはVBFTを使用する事により、長い送金時間がわずか1秒で完了させる事が出来るそうです。

実際の VBFTのパフォーマンステストでは1秒で5341回 という事例もだしています。

VBFTとは新しいコンセンサスアルゴリズム

VBFTはプールオブステーク(PoS)と検証可能なランダム関数(VRF)とビザンチンフォールトトレランス(BFT)を組み合わせた新しいコンセンサスアルゴリズムです。
VBFTは、コンセンサスグループのスケーラビリティをサポートする事により 送金スピードをよりスピーディーにすることを可能 にしました。
GitHubでVBFTアルゴリズムを確認できるとの事ですので詳しく知りたい方はご覧下さい。

オントロジーGitHub: https://github.com/ontio/

ガバナンスモデルについて

どうしたら信頼性を得られるかがここでの課題となっているようです。
オントロジーのガバナンスモデルは トリオンコンセンサスメンバーシップシステム を採用、これに参加するとマージンをもらう事が出来ます。

オントロジーは公平性を重要視しているので、参加する場合、より多くの資金を入れてもその人により多くの倍率のインセンティブが行くわけではなく、どんなに多くの資金を入れても、全体を見た時の平均したパーセンテージを振り分けるといったインセンティブモデルとなっているようです。

ミートアップ中に公平性を重視していることについて何度か触れていたことから、公平性を本当に大切にし、皆さんに知っていてほしいのだと感じました。

オントロジーのスマートコントラストについて

オントロジーはネオと共同で 「GO言語」を開発 。新しい基準を完成させたそうです。

ネオと提携!!目的はお互いのもっている技術の提供

ネオは、スマートエコノミーに役立つ分散型ネットワークを実現させるのを得意とし、オントロジーは分散型トラストネットワークであり、デジタルアイデンティティー、データ交換、そのほかのシナリオにおいての信頼共有シナリオに焦点を置く分散型の信頼ネットワークを作るのに優れています。

お互いの得意分野を共有し、オントロジーとネオはともにグローバル展開において開発者にコンプライアンス対応の管理可能なプロトコルを提供するため2018年5月14日オントロジーとネオ財団は、戦略と技術の統合に関する覚書に署名をしてます。

協力しようとしている事は主に4つ

  1. オントロジーは、デジタルアイデンティティ、データ交換サービスおよび他のカスタマイズされたサービスをNEOは、完結したスマートコントラクトプラットフォームと分散型ネットワークインフラストラクチャサービスを提供。

2.オントロジーとネオはスマートコントラクトエコシステムを協力して構築、NeoVMとNeoContractの開発及び採用の完全サポートを行い、スマートコントラクトオープンスタンダードの開発に協力する。

3.API、SDKなどの標準化された技術を提供し、開発成果及び研究成果を共有する。

4.オントロジー、ネオの双方はクロスチェーン研究を推進し、最終的には統合可能なメインネットを生産することを目標とする。

オントロジーが提供するアプリケーションション:ONTO(オント)

オントロジーはONTOというアプリがあります。

これによりデジタルな資産を確認、自分の個人情報も保管管理することができます。もちろんトークンも管理できます。


この様な事により、その情報はどこの誰の物かを保証する事が出来るシステムです。

スマートXというプログラムについて

これはプラットフォームを作る場所との事。
必要事項を登録しPW等を設定するとログインすることができます。

そこから
1.言語を選択
2.コントラクトの名前を付ける
3.ここで圧縮,コンパイ

これでの自分のスマートコントラクトがアップロードできるようになります。

理念に共感してくれる人を募集

オントロジーは多様性を重視し様々な想定をして活動しています。

これを現実化するために、ONTOLOGY OLYMPUS ACCELERATOR(オントロジーオリンパスアクセレレーター)を作り オントロジーに協力したいという方を募集 しているようです。

この募集要項はオントロジーの技術な面をカバーするための技術者だけではなく、自分がもっている技術でオントロジーに貢献できそう、活躍出来そうという方も募集しています。

これにより、既に技術、資金 ビジネス コミュニティ マーケチング 人材 法律までもカバー出来ているという事です。
もしコインオタク読者の方で
自分も参加したい!
自分の得意分野をオントロジーで活かし、今後コミュニティーの一員として言語の壁、既存のブロックチェーンの問題を解決して行きたい!
という方はぜひ連絡を取ってみてはいかがでしょうか。

Telegram
日本語テレグラム
Discord

ファイナンシャルで活用すべきサービス

もし小さいビジネスを興したいのでローンを組みたいということでローンを組みたいとします。
実際に金融機関に行きますが、ローンを組ませてもらえるのは五分五分といったところです。

実際ローンを組める場合は金融機関が借主の資産状況を調べ信頼に至ると判断された場合にのみ貸してもらえる事となります。
しかしながらこの借主の資産状況を調べる事は簡単ではなくかなりの時間とお金を要する事となり、金融側の重荷にもなります。

しかしオントロジーのサービスで自分の情報を管理する事で金融機関が調査しなくても、オントロジーが自分の情報を保証してくれてますので、これを提出する事によりローンを組みやすくなるのです。

このようにオントロジーは現実世界でも活用して頂く事が出来ます。

登壇者マティアス・グリントボーグ(Mathias Glintborg)からのメッセージ

翻訳:

日本のみなさんこんにちは。
私の名前はマティアス・グリントボーグです。
オントロジーのトップをやらせてもらっています。

東京で初めてのミートアップをさせてもらいました。
日本に来るのを本当に楽しみにしていました。
もちろんみんなさんに会えることも楽しみにしていました。

オントロジーは今日ついにスタートしました。
やっとプロダクトを前に進めることができるわけです。

オントロジーっていうのはパブリックブロックチェーンを使っています。
あとは信頼できるエコシステムを作りたいと思っています。 たくさんの人やビジネスなどの架け橋になれたらいいと思ってます。
本当に!

みんなオントロジーのコミュニティに参加してくれたらすごく嬉しいです。
そして、もし自分のプロジェクトを立ち上げたかったらオントロジーでやりましょう。

兎にも角にも、とりあえずウェブサイト見てくださいね。
ウィーチャットでもテレグラムでもいいからこコンタクト取って下さい。
お願いします。
ディスコードでも大丈夫です。
とりあえず連絡して欲しいです。

私たちはいつでも皆さんとともにあります。

 

オントロジーは仲間と信頼を大事にするプロジェクト

今回ミートアップに参加させてもらいましたが、オントロジーは信頼性、公平性を大切にしているのだと感じました。

仲間に感謝し、よりよいプラットフォームを作るために仲間を集い、求める仲間は多種多様。
自分の能力を活かせるプラットフォームを今までは探し求めていましたが、オントロジーは自分の持ってる能力を活かせる場所になりそうだと感じました。

また、暗号資産ホルダーでしたら感じたことのある、言語のちがいによる使い勝手の悪さや問題点!
オントロジーはそれらの問題を解決してくれるかもしれないとも感じられました。

オントロジーは続々と日本人むけに日本語対応を進めてくれています。
7月からはホワイトペーパーも日本語で見れますのでオントロジーが気になる方はぜひ公式HPにてご確認して頂きたいと思います。

2018年 8月 25日(土)にミートアップ開催

8月25日に東京でオントロジーがミートアップを開催いたします。

興味のある方、オントロジーの仲間になってみたい方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

【Aug 25】Ontology MainNet Launch Meetup in Tokyo/ ONT Airdrop Gift to Community!

オントロジーの情報が知りたい方はこちらからアクセスしてください

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