「仮想通貨ウォレットにはいくつも種類があるって本当?」「仮想通貨ウォレットの選び方がわからない」
仮想通貨ウォレットは大きく分けて2つ、細かく分けると5つの種類があります。種類ごとにアプリの特徴や使い方、利便性が異なります。
本記事では、仮想通貨ウォレットの大分類2つと、小分類5つを解説!さらに、ウォレット選びについて、用途ごとにおすすめのウォレットも紹介しています。
最後まで読めば、仮想通貨ウォレットの種類がわかるだけでなく、あなたにぴったりのウォレットを選べるはずです!
仮想通貨ウォレットの種類を詳しく解説!
仮想通貨ウォレットの種類は主に2つです。この2つの種類の中に、さらに細かい分類があります。
- 大分類:ホットウォレット
- 大分類:コールドウォレット
まずは、ホットウォレットとコールドウォレットについて解説します。ホットウォレットとコールドウォレットの違いをしり、自分がどのウォレットで仮想通貨を管理すべきか確認しましょう。
大分類:ホットウォレット
ホットウォレットとは、インターネットに常に接続されるウォレットのことです。いつでも使えるのが利点ですが、インターネットに接続されている関係上、ハッキングリスクはやや高めです。
しかし、ホットウォレットだから絶対に危険ということはなく、セキュリティの高いものを選べば、安全に仮想通貨を管理できます。
大分類:コールドウォレット
次のコールドウォレットとは、インターネットから完全に遮断されるウォレットのことです。専用端末に暗号資産を管理する秘密鍵を保管したり、紙面に秘密鍵を書き写すなどして管理します。
インターネットと遮断される時間が長いので、ハッキングリスクが低い点で、投資家に愛用されているウォレットです。
ただし、セキュリティの高さゆえに利便性はやや低く、いつでも取引に使えないのがデメリットです。デイトレーダーのように、家でいつもパソコンで作業する人には使いやすいのですが、気軽に暗号資産取引をスマホでしたい方には向いていないでしょう。
仮想通貨ウォレットのさらに詳しい種類5種類
ホットウォレットとコールドウォレットの違いがわかったところで、さらに詳しい分類を解説します。
ホットウォレットとコールドウォレットの種類を解説します。
- ホットウォレットの種類
- コールドウォレットの種類
ホットウォレットとコールドウォレットの中でも、ウォレットの種類が分かれており、種類によって利便性が変わるので、事前に頭に入れておきましょう。
ホットウォレットの種類
ホットウォレットの種類は主に3種類です。
- モバイルウォレット
- デスクトップウォレット
- ウェブウォレット
インターネットに常時接続されている点は共通点ですが、使い勝手や向いている管理方法に違いがあります。
モバイルウォレット
モバイルウォレットとは、スマホウォレットとも言われるアプリ型のウォレットです。スマホアプリをDLして使えるので、気軽に利用できるのがメリット。
使い方もスマホ画面の指示に従って作成するだけなので、初心者でも扱いやすいでしょう。
モバイルウォレットは、いつでも持ち運びができるため、思いついた時にいつでも取引できます。また、スマホを持っていればいつでも暗号資産の送受信ができるため便利です。
今後仮想通貨が実用化され、買い物に利用できるようになれば、正しくおサイフケータイとして利用できるでしょう。
モバイルウォレットは利便性は抜群なのですが、セキュリティ面にはやや不安があります。常に持ち歩くモバイル端末にダウンロードするため、スマホを紛失すれば、ウォレット自体がなくなってしまいます。秘密鍵の流出リスクもあるでしょう。
スマホにロックをかける、ウォレット復元のために秘密鍵を別途控えておくなどの対策が必要です。
デスクトップウォレット
デスクトップウォレットとは、パソコンにインストールして使うソフトウェア型のウォレットです。パソコンに直接インストールして使うため、パソコンの電源を切っておけばインターネットから遮断できるのがメリットです。
ただし、初心者にはやや扱いが難しく、秘密鍵を扱う際はインターネットから切断して作業が必要な点などやや手間がかかります。
安全性はモバイルウォレットよりも高いのですが、暗号資産に慣れてきた人に向いているウォレットと言えるでしょう。
ウェブウォレット
ウェブウォレットとは、オンラインウォレットとも呼ばれるインターネット上のウォレットです。暗号資産取引所のウォレットは、大きく分けてウェブウォレットに分類されます。
ウェブウォレットは、ブラウザがあればどこからでも利用できる点がメリットです。
スマホ、PCなど媒体を問わず利用できるので、利便性は非常に高いでしょう。
ただし、インターネットに常時接続されているため、ハッキングリスクは常にあります。
秘密鍵の流出を避けるための、サインイン認証や2段階認証が徹底されているウォレットを選ぶべきです。
コールドウォレットの種類
次にコールドウォレットの種類について解説します。コールドウォレットは、インターネットから完璧に遮断できるウォレットです。
- ハードウェアウォレット
- ペーパーウォレット
安全性の高いウォレットですが、利便性にはやや難点があります。多額の資産を管理したい方、とにかくセキュリティを重視したい方は参考にしてください。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットは、専用端末に暗号資産ウォレットの秘密鍵を保管するウォレットです。USBフラッシュメモリーのような端末を購入して、ウォレットを作成します。
作成後は暗号資産をウォレットへ送金するだけです。専用端末をPCに接続した時のみウォレットがインターネットと繋がる形式のため、日常的にハッキングリスクは低いことがメリットといえます。
ただし、インターネット環境がなければ暗号資産を扱えないため、利便性は低いでしょう。
大口の取引をする方は、資産の大半をハードウェアウォレットへ保管しておき、必要な分だけ取引所のウォレットへ送金して取引するなど使い分けをしているケースが多いです。
ハードウェアウォレットは5,000〜数万円程度の購入費用もかかります。また、慣れるまで扱いがやや難しいため、初心者の方は慣れてから購入すると良いでしょう。
ペーパーウォレット
ペーパーウォレットは、紙に暗号資産ウォレットの秘密鍵を保管するウォレット形式です。
このように特定のコードを作り、ウォレットを作成します。
インターネット上でウォレットを作成し、秘密鍵をQRコードなどに変換して、紙面に印刷して保管します。保管場所はどこでもよく、金庫や鍵付きの引き出しなどに大切にしまっておきましょう。
または、QRコードではなくとも、ウォレットの秘密鍵自体を手書きで紙に保管しても良いです。
どちらにせよ、秘密鍵を自身で入力するまではインターネットに接続されないので、秘密鍵の流出の可能性はほぼありません。
非常に安全性の高い原始的な方法ですが、利便性についてはかなり悪いです。紙面がそばにないとウォレットへアクセスできません。また、万が一紙が燃えてしまったり、濡れてしまったらウォレットの復元が難しいでしょう。
紙面は絶対に無くさないように、大事に保管しておかなければなりません。
仮想通貨ウォレットの種類の選び方
仮想通貨ウォレットの種類が多すぎて、何をすれば良いかわからない方もいるでしょう。ウォレットを選べない方は、以下の3つを基準にして選んでみてください。
- 多額の資産を管理したいならコールドウォレット
- 日頃の買い物に利用したいならモバイルウォレット
- 暗号資産の取引・ステーキングに利用したいならデスクトップウォレット
仮想通貨ウォレットの種類は用途に応じて選びましょう。
多額の資産を管理したいならコールドウォレット
暗号資産の額が大きい場合は、安全性を考えてコールドウォレットを使いましょう。大金をホットウォレット上に保管しておき、万が一ハッキングされては大変です。
保証がある場合もありますが、全額戻ってこない可能性もあるため、しっかり資産は保護しなければなりません。
コールドウォレットには2種類あり、ハードウェアウォレットとペーパーウォレットがあります。
ハードウェアウォレットは、PCに接続すれば取引ができますし、持ち運びにも便利なので使うならハードウェアウォレットが良いでしょう。購入に2万円程度かかりますが、ハードウェアウォレットの中には、モバイルアプリを使えば、ハードウェアウォレットと連動してスマホで取引ができるものもあります。
Ledger Nano Xは専用アプリを提供しているため、外部でも取引しやすいので便利です。安全性と利便性を兼ね備えたハードウェアウォレットなので、ハードウェアウォレット選びに迷ったら、Ledger Nano Xを使いましょう。
日頃の買い物に利用したいならモバイルウォレット
モバイルウォレットはスマホにインストールして使うアプリ型ウォレットです。アプリでいつでも利用できるので、とにかく利便性と携帯性に優れています。
まだ多額の資産を管理していない場合は、モバイルウォレットで暗号資産を管理すると良いでしょう。特にビットコインを持っている方は、一部の店舗でビットコインで買い物ができます。ビットコインで買い物をする際には、モバイルウォレットが便利です。いつでも携帯でき、必要な際に決済しやすいでしょう。
また、暗号資産取引を秒単位で行いたい方も、モバイルウォレットをおすすめします。暗号資産はボラティリティが激しく、いつ相場が変わるかわかりません。
出かけている間に相場が変動することもあります。相場の値動きに逐次対応して取引したいなら、モバイルウォレットは欠かせないでしょう。
最もメジャーなモバイルウォレットとしては、メタマスクが有名です。対応しているプラットフォームが非常に多いため、Defiに取り組む際にも便利。
また、日本製のアプリを使いたい方は、Gincoがおすすめです。純国産アプリのため日本語に完全対応しており、扱える通貨の種類も非常に多く、幅広く資産を管理できます。
モバイルウォレットを作るのが怖い方は、暗号資産取引所のスマホアプリをDLしておきましょう。スマホアプリからいつでも取引ができますし、ログインに2段階認証が設定されているため、万が一スマホを落としても情報を盗み取られるリスクは低いです。
暗号資産の取引・ステーキングに利用したいならデスクトップウォレット
暗号資産の取引やステーキングに本格的に取り組むなら、デスクトップウォレットを使いましょう。デスクトップ上にソフトウェアをインストールして使う手間がありますが、必要な時にネット接続とオフラインを切り替えられ、通常のホットウォレットよりは安全性が高いです。
また、デスクトップウォレット自体が、ステーキングやスワップ機能に長けているものが多く、利便性は高いでしょう。
基本的にPCで暗号資産を取引するなら、デスクトップウォレットが安全面でも取引のしやすさでもおすすめといえます。
ビットコインを専門的に取引するなら、ビットコインウォレットの「エレクトラム」がお勧めです。ビットコインの送金手数料の設定なども、ウォレット上で簡単にできます。
イーサリアム系ウォレットを使う方は、マイ・イーサリアム・ウォレットがおすすめです。世界的にシェアが高いウォレットであり、ブラウザ拡張版やモバイルアプリも提供しているため、デスクトップ版と他のバージョンのウォレットを連携して使えます。
ウォレット上でのステーキングやスワップも可能で、機能が豊富です。
まとめ
仮想通貨ウォレットの種類は大きく分けて2つ、細かく分けると5つあります。それぞれ特徴や向いている管理方法が異なるため、自身の仮想通貨の管理方法や用途に合わせて、ウォレットの種類を選びましょう。
ウォレットの種類を適切に選べば、暗号資産管理の安全性を高められます。本記事を参考にして、仮想通貨ウォレットの種類から、必要なウォレットを探しましょう。
おすすめの仮想通貨ウォレットは、以下の記事でもまとめているので、併せて参考にしてください。
【初心者必見】おすすめ仮想通貨ウォレット9選!安全性・特徴・対応通貨を紹介
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