分析企業Delphi Digital他数社 いずれもWeb3ゲームに強気
調査会社Delphi Digitalが1月9日に発表した新しいレポートによると、2022年末までにWeb3(分散型Web)ゲームのユーザー規模がDeFi(分散型金融)の利用アドレスの2倍近くになったことが明らかになった。
このレポートでは、Web3ゲームとDeFiのユニークアドレスウォレット(UAW)の週次統計を提示し、他の複数の分析会社もブロックチェーン技術とNFTを通じて、プレイヤーがプレイしながら報酬を獲得できる「P2E(プレイ・トゥ・アーイン)」ゲーム、Web3ゲーム分野に強気の姿勢を示した。
Web3ゲームのユーザー基盤がDeFiの2倍に、年間で85%成長
COIN POST
Web3ゲームvsDeFi
ブロックチェーンゲームがDeFiよりも盛り上がりを見せているという話題です。
市場参加者の体感としてもDeFiよりもMove to earnのゲームの話題の方が多いと感じることでしょう。
DeFiはもうオワコンなのか?次の文化はゲームなのか?さらにその次は?と疑問がたくさんあると思いますので解説をします。
みなさん『ICO』は覚えていますか?ICOに悪いイメージがある方もいらっしゃると思いますが、悪いのはICOの仕組みではなくて、悪用した詐欺集団です。悪用されないように今では法整備が進んでおり不正を働くICOは行いにくくなりました。
いまではIEOという新しい文化として定着しております。DeFiも同様です。素晴らしい仕組みですが悪用されました。
結果、Terraプロジェクトの崩壊やFTXの倒産を招くことになります。現在法整備中です。DeFiそのものの規制ではなくステーブルコインを規制することで間接的にDeFiをコントロールしようとしております。
最近ではReFi(Regenerative Finance:再生金融)と呼ばれる新しいDeFiも誕生し、DeFi自体の価値が見直される日も近いと期待ができます。
伊藤の言いたいことは伝わると思います。ブロックチェーンゲームのブームは間違いなくきます。そして、不正なブロックチェーンゲームもたくさん乱立することになるでしょう。しばらくして規制され、正しくブロックチェーンゲームが浸透する世界になると思います。
多くの投資家は我先にと新しい市場で挑戦をします。もちろんそれは間違っていないのですが、ICOで負け、DeFiで負け、ブロックチェーンゲームで負ける姿が容易に想像できます。
早ければ良いというものではなく、市場黎明期の立ち振る舞い方を知っている人が勝てる可能性があるだけの話で、素人が首を突っ込むと碌なことになりません。
一般の方が参加するべきなのはルールが決まったIEOや2023年に法整備が済んだ後の綺麗なDeFiです。ブロックチェーンゲームも法整備が同時進行で起きているので2023年後半には安心安全な市場になるかもしれません。
始まったばかりの市場に手を出すときはルール無用・自己責任・無法地帯であるということを肝に銘じておきましょう。
その他のおすすめ記事
【伊藤が解説します】日本政府暗号資産(仮想通貨)業者間の情報共有義務付け
【伊藤が解説します】ミクシィ×DAZN NFT二次流通市場を解禁
【伊藤が解説します】グレースケール、仮想通貨投資信託についてSECから調査
この記事を書いた人
-
「暗号資産市場の最前線を知る男」として世界中の暗号資産界隈の人脈を持ち、国内外のイベントに引っ張りだこ。
現在、毎週TwitterとYoutubeにてLIVEを発信中。
▶︎Twitter ▶︎YouTube ▶︎LINE
最新の投稿
- ニュース2024年11月9日【伊藤が解説】ビットコインが国家準備資産に!トランプ大統領の政策で未来が変わる
- ニュース2024年11月8日【伊藤が解説】トランプ大統領再選でビットコインは下落しない?市場の高騰が止まらない
- ニュース2024年11月6日【伊藤が解説】米国がリードするWEB3.0時代、日本の競争力は?
- ニュース2024年11月5日【伊藤が解説】大統領選挙の結果はいつ?仮想通貨市場が揺れる理由