マスク氏「鍵はニュース、エンターテイメント、決済」
Twitterは、プラットフォームを買収したイーロン・マスク氏とともに、法定通貨や仮想通貨との互換性を求めて決済機能の開発を進めています。
同氏は以前から、ニュース、エンターテインメント、決済などの分野でサービスの利便性を最大限に高めることに関心を示し、すでに送金事業を申請し始めています。
1年以内に手続きを完了し、グローバルに展開することを目指し、米国の各州でライセンス取得を開始しました。
同社は、技術面やコンプライアンス面での課題のほか、競争や消費者の信頼の問題も認識しているようです。
COIN POST
Twitter決済機能導入による影響を解説
いよいよTwitterの決済機能の導入が秒読み段階となりました。『便利になった!』『何が変わるの?』と賛否両論ですが、セキュリティレベルが一段引き上がることを期待したいです。
Twitterといえばハッキングが横行し、不正が蔓延るプラットフォームとして有名です。気づいたら自分の口座の残高が減っていた。指示通りに送金したら偽物の口座だったというような銀行口座では金融サービスが提供できないことは小学生でも分かります。
でもいまのTwitterってそんな感じです。危なっかしくて決済サービスなんて利用できないよという意見はもっともです。
逆にいえば今まで公式にお金のやり取りをするプラットフォームでなかったのでセキュリティが甘かったというのも事実です。一万円札に切手を貼って送る人がいないのは、禁止されているから以前にそんなの途中で誰かがパクるから誰もやらないのと同じです。
公式サービスとしてそのような利用用途を考えていなければ、いくらハッキングされても不正に送金されても自己責任ということになります。
Twitter社としたら諸刃の剣となりうるサービスのリリースとなります。公式に決済機能が備わるのであれば、そこで不正送金されたり口座のハッキングが起きたりすればTwitter社が責任を持つことになります。
いままでのTwitterの不正の多くは10代の若者が捕まるケースが多く、犯罪をする側としても犯罪意識が低いことが考えられます。
Twitterの利用規約に違反しても警察に捕まるとまで考える人は少ないでしょう。これからは意識が変わります。
Twitter社の利用規約に反することは銀行の利用規約に反することと同じで、刑事罰の捜査が及びます。また、Twitterを乗っ取るだけではマネーロンダリングとして立件は難しいですが、Twitterと紐づく口座をハッキングすれば立派なマネロンとして成り立ちます。
Twitterの民度が多少よくなることを期待しましょう。良いことばかりではありません。こんなにセキュリティがガバガバなプラットフォームで銀行口座や仮想通貨口座が紐づけられることになれば、国際的な犯罪組織が狙ってきます。
犯罪者のレベルも同時に格段に上がるということです。考えられないような劇場型詐欺が行われる可能性もあります。とりあえず、このような新しいサービスは使わないに越したことがありません。なんでも新しいもの好きなみなさんはご注意ください。
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