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【伊藤が解説】イーサ創業者 RAIの空売りで9万2000ドルを入手

RAIのガバナンス構造に欠陥か

イーサリアムの共同創設者であるVitalik Buterin氏は、ステーブルコインRAIの空売りで9万2000ドルの利益を得ていた可能性があります。

それにより、暗号資産イーサリアムに連動するRAIは、そのガバナンス構造に欠陥があるとして批判されています。

ステーブルコインRAIは2021年にMakerDAOの安定コインDAIのフォークとして登場し、目標価格が3ドル前後で、変動幅を抑えるために償還レートが変動する「フローティング安定コイン」として特徴づけられている。

しかし、RAIの発行量は減少し、市場ニーズを満たしていないことや、3ドル前後という価格設定から、DeFi市場では使いにくいなどの理由から、価格は2.79ドルまで下落していました。

ヴィタリック氏、分散型ステーブルコインRAIの空売りで1,200万円の収益か

COIN POST

分散型ステーブルコインの欠陥とは

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最近流行りの分散型のデメリットが強調された話題です。タイトルのヴィタリック氏のショートポジションには一旦触れません。

解説は分散型のデメリットである構造的欠陥が見つかっても直せないという構造的欠陥についてです。今回の問題が起きたのはRAIというステーブルコインです。

日本人で保有している方は少ないためあまり話題にはなっておりません。ステーブルコインは特定の価格を維持するという性質があります。

この価格維持が外れるとそのステーブルコインの価値は無くなります。価値がなくなったらステーブルコインを保有している人は困るため、ステーブルコインの価値が維持できるように投票やら改修やらがコミュニティ主導で行われる見込みでした。

これが分散型が半永久的に続くエコシステムと呼ばれる所以です。しかし、実際に動き出した分散型の顛末は悲惨で、トラブルが起きると大抵が放置されます。

今回のRAIも構造的な欠陥が見つかったあとコミュニティは『しょうがない』という結論に至りました。システムをアップデートしよう!とかホルダーが一致団結して頑張ろう!とかは起きておりません。

理由はめんどくさいからです。このめんどくさい部分を解消する素敵なサービスがあります。それを中央集権と呼びます。

堂々巡りになりますね。一番伝えたい部分は分散型のデメリットが具体的に始まったよという注意喚起です。だから分散型はやめましょうという話でもありません。分散型はその名の通り、参加者で良いか悪いかは変わります。

2023年には分散型ステーブルコインが複数誕生する見込みです。どの分散型ステーブルコインが一番良いのか?という質問が溢れる将来が見えております。

それに対してあらかじめ回答をさせていただくと『ホルダーが誰かでプロジェクトの善し悪しが決まります。現時点でこちらが良いと結論がてても、将来的にその判断が有効であるという保証はありません。どの分散型ステーブルコインが良いかは人によるというのが結論です』となります。

中央集権型ステーブルコインの時代には無かったトラブルが分散型ステーブルコインの時代には多発する可能性があります。どれが良いか?と判断を迷う方は分散型サービスを利用しない方が良いです。

中央集権と分散型のどちらが優秀か?という話ではなく、それぞれに適した人がいて自分がどっちかを選択できるというのがブロックチェーンの誕生により得られた新しい価値観です。分散型はまだ一般的ではないですね。

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