テザー社の新方針:エコエネルギーと分散型アプリ
テザー社の新CEO、パオロ・アルドイノ氏が、通信アプリ「Keet」に注力する方針を明らかにしました。
これは無料で利用可能な分散型通信アプリで、アルドイノ氏はその長期的なメリットを強調しました。
また、テザー社は再生可能エネルギーにも投資し、エルサルバドルで地熱発電施設の建設などを計画しています。
アルドイノ氏は、ビットコインマイニングの展開や、再生可能エネルギーへのシフトの重要性も説いており、テザー社の事業多様化と環境意識の高さを示しています。
テザー新CEOインタビュー 再生可能エネルギーやコミュニケーションアプリに注力
Cointelegraph
テザー社新指導体制、分散型哲学を推進
仮想通貨市場は分散型であり、業界リーダーの思想によって容易に影響を受けることがあります。
取引所においては、Binanceが業界を牽引してきましたが、プロジェクトの面では、ステーブルコイン業界で第一位のUSDTを発行するテザー社が最も影響力のある企業です。
特に取引所は大きく変わりつつあり、テザー社の発言が業界の注目を集めています。
新社長に就任したアルドイノ氏は、短期的な利益に囚われず、10年から30年続く製品に焦点を当てているようです。
PtoPのアイデアを完全に取り入れた「Keet」や「Holepunch」などのサービスは、日本のWinnyに似ており、直接テザー社によって扱われているわけではありませんが、アルドイノ氏によって支持されているプロジェクトのようです。
米国での分散型サービスは、規制との戦いが始まったばかりです。
これらは非常に挑戦的であり、分散型のアイデアを明確に体現しています。
この時点でテザー社の方向性に大きな変更はなく、USDTは引き続き、米ドルステーブルコイン市場のトップに留まると予想されます。
Binanceが突然停滞してしまったため、市場は今後どうなるかまだわかりません。
そのため、大きな資産を動かす際、仮想通貨銘柄を決定する際に、長期的な展望を考慮することがより良い選択と思われます。
業界の牽引役となるテザー社の新たな展開や、アルドイノ氏のリーダーシップの下でのプロジェクト進行は、仮想通貨市場に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。
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