イーサリアム ブロック高三千八百万に到達
イーサリアム(ETH)のスケーリングソリューションであるポリゴン(MATIC)は、1月17日に実施される予定のブロック高38,189,056でハードフォークを実施します。
このハードフォークの目的は、高い取引手数料を緩和し、ネットワークパフォーマンスとセキュリティを向上させるためにブロックチェーンの再編成に対処することです。
今回のフォークでは、新たな仮想通貨は生成されず、実際の利用率が目標利用率を上回った場合に、ガス式のパラメータを調整して基本料金の変動率を緩やかにするだけです。
また、1人のバリデータによるブロック生成の許容時間が128秒から32秒に変更され、ネットワークとしてファイナリティに達するためのブロック数が現在の64ブロックから16ブロックに削減される予定です。
このアップグレードにより、ユーザー、バリデータ、開発者のパフォーマンスと予測可能性が向上することが期待されます。
COIN POST
ポリゴンアップデートをわかりやすく解説
ポリゴンが1月17日にアップデート(ハードフォーク)を行いました。
無事にアップデート(ハードフォーク)は完了しております。これから利用者の増加が期待できますが、ブロックチェーンのアップデートについて、いろいろ疑問を頂いているので解説をします。
質問の多くは『アップデート=価格の上昇』が成り立つかというものです。アップデートは予めスケジュールが公開されているので、アップデートで価格の上昇が見込まれるのであれば、大体のケースはアップデートの前に価格が織り込まれることになります。
しかし、仮想通貨の市場ではアップデートが予定通り行われないことも多く、アップデート後に価格が上昇するケースも見られます。
そのため、市場ではアップデートしたら価格が上がるのかどうかという疑問が生じます。2023年はイーサリアムという巨大なプロジェクトもいくつかアップデートを予定しており、益々市場はアップデートというものに期待を寄せています。
結論は価格の上昇が期待できるアップデートは内容で事前に把握ができるというものです。今回のポリゴンのアップデートは『手数料の高騰防止』と『取引の安定』の二つの内容が達成されました。
利用者はより良い環境でポリゴンネットワークを利用することができます。価格が上がるかどうかは、ポリゴンネットワークの手数料高騰や取引の不安定がどれほど問題視されているかによります。
これらの問題は致命的なものではなく、将来的に緩やかに価値を上昇させるための先行投資に近いものでしょう。そのため、アップデートの前後でも価格への影響は軽微となります。
では、近く予定しているイーサリアムのアップデートはどうでしょうか?イーサリアムのアップデートが注目されるいちばんの理由は、その一つ一つの内容が世界中が期待しているアップデートであるからです。
2023年3月に予定している上海アップデートではETHのステーキングが自由にできるようになります。いままでETHはステーキングに制限がかかっておりました。
イーサリアムの歴史の中でもとても大きなアップデートといえます。当然、アップデートが成功すれば価格に対して大きなインパクトがあります。
さらに、イーサリアムはここ数年間で重要なアップデートを立て続けに行っていたため、イーサリアムのアップデート=価格の上昇というアノマリーも成り立ってきております。
アップデート一つとってみてもプロジェクトごとにその影響力は異なります。半減期やハードフォークといった言葉はどのブロックチェーンプロジェクトでも予定されるイベントですが、価格に影響を及ぼすのはビットコインやイーサリアムなどの大型化プロジェクトのみと考えておいた方が良いでしょう。
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