コカ・コーラ社が製品の追跡を行うためにブロックチェーン技術導入

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世界で有名な飲料メーカであるコカ・コーラ社が製品の追跡を行うためにブロックチェーン技術導入の実証実験を行なっています。

コカ・コーラ社は現在、ボトラーと呼ばれる容器(ボトル)に入れて、消費者の手に渡る状態の最終製品にして出荷する企業70社と契約しており、商品のトランザクションを追跡するため、ドイツのソフトウェア開発企業であるSAPが開発したブロックチェーンソリューションを使用しています。

コカ・コーラ社を含めた大手メーカー企業は独自のサプライチェーンを用いて自社商品の追跡を行い管理しています。しかし、現状のサプライチェーンは労力と時間とコストの問題が出てきます。12社のボトラーと提携してコカ・コーラを輸送している北米でサービス展開しているコーク・ワン・ノースアメリカ(CONA)は毎日16万件のオーダーを管理しなければならず、コストや時間、労力などで大きなロスが発生しています。

このような企業がブロックチェーンを導入することで、上記で述べたサプライチェーンのデメリットが解消するとこができ、さらに管理や監視がしやすくなるため透明性の向上に繋がります。

コカ・コーラ社のライバルであるペプシコーラで有名な飲料大手企業PepsiCo(ペプシコ)はブロックチェーンを活用した広告表示に取り組んでいたり、大手食品企業のネスレとフランスの大手スーパーマーケットチェーンであるカルフールがブロックチェーン技術を利用して製造工程を可視化できるサービスの開発を発表。さらに世界最大手のウォルマートもブロックチェーン技術に対して関心を示しており、業界でブロックチェーン技術を早期に採用しております。

ブロックチェーンの歴史はまだ始まったばかりなので、今後もブロックチェーンを取り入れる企業は増えてくるでしょう。

 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

 

ブロックチェーンがコストダウンのために利用されるという良い事例です。

通常大手企業は自前で開発をすることが多いですが、今の市場では、ブロックチェーンブームにより優秀な技術が安価に導入できる土壌が整っております。

食品のトレーサービリティにおいては一二を争うコストをかけているコカ・コーラ社も外部のブロックチェーンの実証実験を始めました。

ブロックチェーンブームは投資家にとっては、投資回収スケジュールを大幅に遅らせたネガティブな話題ですが、実際に利用する企業は最新テクノロジーを安価に利用できるとても良い機会となったと言えます。

今後も大手企業だけでなく中小企業も積極的な技術の導入に動くでしょう。

サービスを提供するブロックチェーン企業としては、最初に導入をされることが一番大事であり、いまは営業競争が過熱しております。

まだ商品リリースができていないプロジェクトは早急に技術の完成をしなければ、市場に取り残されてしまう可能性があります。

 

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