こんにちは、伊藤健次(@it0ken)です。
今回はデジタル都市であるドバイ市場についてレポートしていきます!
UAE政府は自国をブロックチェーン技術大国にすべく国全体でバックアップ
世界中の国々では、ブロックチェーン技術の採用に鈍感な意向を示してきました。
一方で、アラブ首長国連邦・ドバイ政府は、国におけるブロックチェーンの利用促進にかなり積極的で、国策の原動力となっています。
2016年には、ドバイが2020年までに街をブロックチェーン社会にすべく、スタートアップ企業を支援する基盤が整えられました。
アラブ首長国連邦政府は、最先端の技術革新を提供することを目指す野心的なプロジェクトである スマート・ドバイ・イニシアチブ を創設しました。
また、ドバイに観光にくる観光客や渡航者もあらゆるサービスがインターネットで利用可能にすることやドバイ政府の公文書を2020年までにすべてブロックチェーンを用いたシステムに移行することも含まれています。
これには、デジタルシステムへの移行が含まれ、ビザ申請、請求書支払い、ライセンス更新が従来の書類からデジタル化へ移行しようとしています。
「この技術の採用はUAEの生活の質を反映し、市民の幸福度を高めるでしょう。
連邦レベルでの政府取引の50%は、2021年までにBlockchain技術を使用して実施されます。この技術は、時間、労力、リソースを節約し、個人がライフスタイルや仕事に合ったタイムリーな取引を行うことができます。」
引用元:https://cointelegraph.com/news/dubai-the-blockchain-oasis-of-the-uae-from-public-to-private-sector
2017年、ドバイはバルセロナのスマートシティ・エキスポと世界会議で発表されたブロックチェーン戦略でシティプロジェクト賞を受賞しました。
スマート・ドバイ・イニシアチブと併せて、2018年4月、アラブ首長国連邦副大統領とシェイク・モハメド・ビン・ラシッド首相がUAEブロックチェーン戦略2021を打ち出しました。
既存文書の循環を促進し、生活の質と効率を大幅に向上させることを掲げています。
政府の狙い、それは「ブロックチェーン」のブラント化
ドバイではなんでもかんでもブロックチェーン化を行う方向に舵を切っています。
果たしてブロックチェーンが必要であるのか?というレベルまでブロックチェーン化をしているほどです。
その意図は、ブロックチェーン「ブランド」そのものにあります。
企業がブロックチェーンと社名に入れることで企業価値が上がる思考と同じものです。
また少し話はそれますが、ドバイの観光部門もブロックチェーン技術の恩恵を受けることが期待されています。
2018年3月、ブロックチェーンを使用したビジネス計画が発表されました。
ドバイの観光用ブロックチェーンマーケットプレイスで、世界各国の観光客にドバイのホテルの空室状況をリアルタイムで透明な価格で提示するプラットフォームを提供できるようにするとのことです。
まさにブロックチェーンにブランドがあり続ける限り有効な好事例になりそうです!
ドバイはデジタル化先進国としてブランド価値をどんどん高める方向へ
ブランド化の導入に、高コスト化や非効率といった批判は通じません。
最も必要な「ブランド」を手に入れている最中です。
ブランド化の利点はまさに、一度根付いた時が真骨頂だと思います。
ドバイほどトップダウンでやり切れる国であれば、ブロックチェーンとの共存が十分出来ていると感じます。
中途半端に、効率化やコストダウンを図ると、ブロックチェーンでは矛盾が生じて、計画通りできなくなってしまう可能性も浮上してきます。
技術大国をうたうか、現実路線で行くかの見極めが難しいところです。
テクノロジーの世界にも「ブランド」は力を発揮する局面を迎えている今後のドバイにぜひとも注目です!
以上、ドバイ市場についてのレポートでした!
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