洪門は一般的にチャイニーズ・フリーメイソンと称され、中国に起源を持つ秘密結社と言われています。
また、世界中に5,600万人もの会員を持ち、世界へ多大な影響力を持つとされています。
日本ではフリーメイソンといえば(ホワイト)フリーメイソンの話題が多く出てきますが、「陰謀論的な表現で使われる」「類似したシンボルを使用している」など共通点も多く、互いの関係性も少なからず存在するのではと考えられます。
秘密結社「チャイニーズ・フリーメイソン」。 一体どんな組織なのでしょうか。
本記事にて、チャイニーズ・フリーメイソンの真相が明かされます。
チャイニーズ・フリーメイソン
チャイニーズ・フリーメイソンとは
チャイニーズフリーメイソンは、中国や台湾では「洪門(ホンメン)」と呼ばれ、東南アジアではチャイニーズフリー・メイソンと名乗ることが多く、 十数年前までは裏の秘密結社であり表の組織ではありませんでした。
現在は、相互扶助や博愛精神を掲げる開かれた組織へと変わり、広大なネットワークを通じ、世界の平和と繁栄のために活動しています。
元々洪門は、中国の清の時代に「反清復明1」を掲げた反政府組織でした。
そのため、その活動は秘匿化され、秘密結社として長い間アンダーグラウンドの活動をしていました。
現在でも、中国やマレーシアをはじめ、建前上、表の組織として公認していない国や地域もあるそうですが、華僑2に根をはるそのネットワークは、人脈や組織力、資金力で他の団体を凌駕しています。
満州民族の王朝である清を倒して、失われた漢民族王朝である明を復興させようと言う思想及び活動。
*2 華僑
中国大陸・台湾・香港・マカオ以外の国家や地域に移住しながらも、中国の国籍を持つ漢民族。華僑のコミュニティは凄まじく、また国債経済や政界への影響力も強力であると認識されている。(タイやシンガポール、フィリピン、ミャンマーなどの国々の首相、政治家にも華僑の血を引く人物が複数存在する)
ここまでの説明だけでも巨大な組織であることがうかがえます。
また、華僑は容易に人を信用しない分、一度信じた仲間はとことん信頼するそうです。
世界中に広がる華僑のネットワークがいかに強力であるか容易に想像できます。
組織概要
[会員数] 約5,600万人ホワイト・フリーメイソンの会員数が世界中でおよそ600万人と言われていることを考えると、相当な会員数を有する組織となります。
[シンボル] コンパスと定規、周囲に中国の国花である梅華
梅華で囲んでいる部分を除くと、ホワイト・フリーメイソンのシンボルと一致します。
この背景は、19世紀半ば、当時の清国は第二次アヘン戦争に敗れ、天津条約という不平等な条約を結ばざるを得なくなりました。
この天津条約をきっかけに、洪門はアメリカのフリーメイソンと関係を持つことになり、現在のシンボルを使い始めました。
[基本精神] 「梁山の根本」「桃園の義気」「瓦崗の威風」
難しい内容となりますが、チャイニーズ・フリーメイソン(以後 洪門と記述)を理解するうえで最も重要な要素であり、本質を理解することが出来るので、頑張って読み進めてください!
正業に就かず、無法な行いをすること。荒くれもの。
*4 隋
6世紀後半から7世紀前半に栄えたとされる中国の王朝。
*5 唐
失政を続ける隋を滅ぼし、7世紀前半から10世紀前半まで栄えた中国の王朝。
洪門の誕生と発展
洪門の誕生については様々な言い伝えがあります。
ただ 洪門の祭壇には、前述の関羽のほか、台湾で反清政府を作った鄭成功、そして洪門の五祖と呼ばれる偉人を祀っています。
五祖は、少林寺という武勇を極めた寺院が、反乱を恐れた清国による軍勢に襲われた際、生き延びた5人の僧侶を指します。
その後も清と戦い続けるものの、最後には敗北を迎えてしまいます。
この時、解散を前に、「反清復明」を抱き続ける誓いと、各人に秘密の暗号と隠語を与え、大陸全土に散らばり、洪門の組織を秘密裏に結成します。
これが、初期の洪門です。
また五祖は、各々が山(宗派)を開き、それらが中心となり広がっていったと考えられています。
さらに、分岐を重ね、中国本土に留まらず、華僑の存在もあり、世界各国へ組織を拡大させました。
一見、バラバラの組織のように思えますが、共通言語(所作、隠語)があり、互いに洪門であることを認識します。
1911年、洪門の「反清復明」は孫文の辛亥革命で成就することになります。
つまり、孫文は洪門だったのです。
また現在の中国の繁栄に多大な影響を残した、鄧小平、朱徳も洪門であったことから、中国の発展とともに洪門も発展していきます。
ホワイト・フリーメイソンとの関係
シンボルの話にも記載していますが、 洪門とホワイト・フリーメイソンは歴史の中で幾度も交差し、関係を築いています。
19世紀半ば、すでにホワイト・フリーメイソンは「上海ロッジ」を中国に設置していました。
上海ロッジには「香港上海銀行」の創設に関係する人物がおり、銀行創設の背景には、清で売った阿片の売上をイギリスに送ることにありました。
また、この銀行への資本提供は、サッスーン財閥、ジャーディン・マセソン商会、そしてロスチャイルドだったそうです。
洪門は、反清復明のもと、清が国力を弱める要因となるこれらのビジネスに協力し、関係を深めていきました。
一方で現在、日本のホワイト・フリーメイソンとチャイニーズ・フリーメイソンに組織的な関係性は無いそうです。
しかし、根本的な精神は同じ「友愛組織」であり、その活動内容も、どこか似たものを感じさせます。
そして、洪門という言葉を翻訳すると、フリーメイソンと訳されます。
お待たせしました!ここからは、洪門の真実を、本当の洪門の方からお話いただきます。 債務が膨らむ米国で、米国債のデフォルトの懸念が出ました。日本國新洪門總會 總會長 鈴木 勝夫 氏インタビュー
一般社団法人 日本國新洪門総会 総会長
一般社団法人 国際洪門日本國総会 会長
鈴木 勝夫 様
正直なところ、肩書を聞いただけで緊張し、さらに、御仁を目の前にした時の著者は、全てを貫くような眼光と威厳の満ちた風貌から、しばらく身体が固まってしまいました。
しかし、インタビューを始めてみると、大変気さくな情に満ちた方だということが分かりました。鈴木氏の説く洪門とは
それでは、はじめましょう。
人間は弱ったときに助け合い、寒かったら肩を寄せ合い、貧しかったら分け合う。
このような精神を「義」と呼び、我々が一番大切にしているものです。
しかし、誤解を解くような時期がきているのだと思います。
その後、当時の国際洪門理事長 蔡龍紳大哥が、辛亥革命100周年を契機に世界同胞と連携して新洪門組織を立ち上げました。
日本も日本國新洪門総会として参画し、新たな洪門として新洪門(ニュー・フリーメイソン)を名乗っています。
また、興味がある方への門戸を閉ざす必要も無いので、例えば若い人向けに「青年会員」などの制度を設けることも検討しています。
品が無くなるのは良くありません。
洪門のバッジ(定規とコンパス、周囲に梅華)を受け取るということは、覚悟を持つ必要があります。
それは、常にジェントルマンであり、家族を大切にすること。
そして、それらに基づく自身の考えを優先できることです。
秘密結社は皆が幸せに暮らすために作られたものです。
つまり、自身とその家族、そして周囲を幸せにするための覚悟を持つべきです。アメリカ国債ショックの真相
「アメリカ国債ショック」をご存知ですか。
2011年、アメリカの国会では米国国債の償還をめぐり、2つの大きなグループが対立していました。
デフォルト派とその反対派で強いドルを目指す派閥です。
そして両グループにはロックフェラーとロスチャイルドが混在する形で背後に存在していました。
万が一デフォルトが可決された場合、米ドルが紙切れ同然の価値となり、世界経済に甚大な影響を及ぼします。
当時、この対立に対してデフォルト反対派の立場から調整したのは洪門だと言われています。
ロックフェラー、ロスチャイルドに対して、デフォルト後の金融を洪門が握ることを示唆し、留まらせたと聞いています。
ちなみに、当時米国国債を最も多く保有していた国は中国でした。
バラク・オバマ大統領ら民主党と、下院の過半数を占める共和党は債務削減案を巡って対立していた事が、問題の解決を困難にしました。
このデフォルト懸念は、債務上限引き上げ法(Budget Control Act of 2011)案の可決で、ようやく一旦払拭されました。法案は下院で2011年8月1日に可決、上院で2011年8月2日に可決され、オバマ大統領が直ちに法案に署名し成立しました。
引用元:経済&マネー 米国債ショック(2011年)前後の日経平均株価チャート
日本の明治維新もそうですし、近年ではイラク戦争はロックフェラーが仕組んだのです。
ただ我々も世の中を動かす力を持っている。
そして我々は義に忠実に生きています。
弱い者が淘汰される世界を作ってはいけないのです。入会の儀式事情
現在は黒酢に代わっていますが(笑)。洪門が語る暗号資産とは
その中で日本は世界の潮流に乗り遅れている印象を受けます。
大きな後ろ盾のない暗号資産は淘汰されていくと考えています。
もう一つ、暗号資産にとって最も大事なことは「信用」です。
あらゆる面で信用される通貨が最後に生き残り、基軸通貨と成り得るのです。
我々は、そのような通貨を実現しようとしています。
いかがでしたか。
もっと多くの記事を書きたいところではありますが、都合によりここまでとさせていただきます。
洪門(チャイニーズ・フリーメイソン)は、「反清復明」の歴史的背景と、3つの基本精神から成る固い絆で結ばれた組織であること、
そして閉ざした門を開き、社会の平和と繁栄を望む組織であることを理解しました。
同時に、語られた多くの真実から、秘密結社たる所以を感じることができました。
最後に、 日本における洪門のトップは、暗号資産について大変重要な発言 をされました。
おそらく私たちは、近いうちに、鈴木総会長の語られた真意を目の当たりにするのではないでしょうか。
参考文献:秘密結社 チャイニーズ・フリーメイソン ~裏と表で世界を動かす組織・洪門~
この記事を書いた人
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「暗号資産市場の最前線を知る男」として世界中の暗号資産界隈の人脈を持ち、国内外のイベントに引っ張りだこ。
現在、毎週TwitterとYoutubeにてLIVEを発信中。
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