ICOが公開された後からが本当のICOです!
ICO(Initial Coin Offering(新規暗号資産公開))は、参加してトークンを購入したらそれで終了ではありません。そこから自己資金がどれだけキャピタルゲインを生んでいるか、トークン発行している企業プロジェクトは順調にサービスローンチをしているのかなど、進捗管理をしなくてはいけないところはいくつもあります。
ICOトークンセール完了後の確認事項
① 企業のプロジェクト進捗確認
② トークン価格確認
③ 自己資金管理
① 企業のプロジェクト進捗確認
ICOは、株式のIPOと違い、企業の所有権を持つわけではありませんが、自らホワイトペーパーを読んだりしてその企業の将来性に魅力を感じてトークン購入という形で投資しているはずです。
ICO完了後に、少しの値上がりで売り抜けて少額のキャピタルゲインを得るよりも、1~2年程度はプロジェクトの進捗状況を常に確認し、無事飛び立つのを確認して、大きなキャピタルゲインを生むことを前提に始めるべきです。
もちろんプロジェクトを日々確認していく中で、強大なライバルの出現や、資金繰りが上手くいっていない状況を確認した場合は、暴落リスクもあるので、一旦リスク回避として売り抜けることも重要でしょう。
また、ICOでトークンセールをしても何カ月も取引所に上場出来ない通貨もいくつも存在しています。上場する可能性があるのか、既に上場先が決まっているのかを確認しておくことをお勧めします。
② トークン価格確認
トークン購入者としてICOに投資したからには、日々のトークン価格は非常に気になるところだと思いますし、日々追っていくのは重要なことですが、それで一喜一憂して値段を下げたところで売ってばかりいては一生投資で利益は出せないでしょう。
株式投資やFXで市場の90%以上が負けているのは、値段が下がると売ってしまう人が多いからです。それでは単発でうまくいっても、長期的には失敗することが多いのです。暗号資産の値段は短期では乱高下することもありますが、現状トレンドは右肩上がりになっています。大きなトレンドを意識したプロジェクトの見解を常に持つことが重要です。
③ 自己資金管理
ICO投資も同じですが、投資で最も重要なことは、自己資金を可能な限り減らさないことです。ICO投資に参加する前に、「トークン価格が購入時の何%下がったら売るのか」、「事業に期待しているからどんなに下がっても売らない」など、自分の中でルールを決めておくことが非常に大事です。
また、期待していた事業よりも、更に強力なICO案件が出てくるなんてこともよくあるので、いつでも動けるように資金の配分は前もって計画的に投資をしていくようにしましょう。
くれぐれも生活を圧迫するほどの資金を投下することはしないでください、余剰資金として、心に余裕を持てる金額でなければ、判断を誤り、重大なミスにつながりかねません。
Written by 酒井 和
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