暗号資産関連への投資強化
SBIホールディングス株式会社は、2016年1月にリップル(Ripple)、クラーケン、ファンドボックス、Bitflyer等の暗号資産関連企業に対し出資を行いました。
当初リップル(Ripple)のXRPに対する投資と見られていましたが、リップル(Ripple)社の株に対しての投資であることが後に分かりました。
同年5月にはリップル(Ripple)社と合弁会社を作り、今や日本の金融機関全体を取り込むプロジェクトを主導しています。
では数ある暗号資産の中でも、なぜリップル(Ripple)社と協業したのでしょうか。
なぜリップル(Ripple)に注目をしているのでしょうか。
その理由について見ていきたいと思います。
SBIは全社的にリップル(Ripple)推し
SBIホールディングス株式会社のホームページ内ニュースでも書かれているように、リップル(Ripple)社に出資するのみならず、共同で合資会社を設立しています。
当社は、リップル社に対して出資を行うとともに、日本及びアジア地域での事業展開を行う合弁会社としてSBI Ripple Asia株式会社を設立し、日本及びアジア地域においてブロックチェーン技術を活用した決済基盤の提供を開始致します。
引用:http://www.sbigroup.co.jp/news/2016/0519_10302.html
この事実からも、SBIホールディングス株式会社はリップル(Ripple)にかなり入れ込んでいることが分かります。
また先日行われた国際会議SWELL(スウェル)に登壇した沖田隆氏(SBIリップルアジアCEO)、安藤信男氏(SBIレミット代表取締役)の発言からも、その様子が伺えます。
SBIリップルアジア(SBI Ripple Asia)とは
SBIリップルアジア(SBI Ripple Asia)とは、SBIホールディングス株式会社とリップル(Ripple)社による合弁会社です。
SBIホールディングス株式会社が全体の60%の株を所有し、リップル(Ripple)社が40%を所有しています。
同社は日本及びアジア地域(主に中国、台湾、韓国、そして周辺のアセアン諸国)にて事業展開をし、アジアの金融機関が提供している国際送金システムに、分散型台帳テクノロジーを普及させることを事業目的としています。
そのメインプロジェクトとして「内外為替一元化コンソーシアム」があり、リップルコネクト(Ripple Connect)を用いた外国為替と内国為替を一元的に行う決済プラットフォーム『RCクラウド』を構築しています。
https://youtu.be/otERf5Nn9e8
次々と参加する金融機関
SBIリップルアジア(SBI Ripple Asia)が主導を握る「内外為替一元化コンソーシアム」には、次々と国内金融機関が参加しています。
日本3大メガバンクである東京三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行(SMBC)はもちろんのこと、
ゆうちょ銀行やりそな銀行、イオン銀行など、現在合計61社が参加している巨大プロジェクトとなっています。
リップル(ripple)の「内外為替一元化コンソーシアム」プロジェクト
サービスはいつから?
先日のSWELL(スウェル)にて発表があると噂されていましたが、今のところ未定のようです。
今後の発表に期待しましょう。
まとめ
☑ SBIホールディングス株式会社はリップル(Ripple)社の発行済み株式の17%を所有
☑ SBIホールディングス株式会社とリップル(Ripple)社による合弁会社「SBIリップル アジア(SBI Ripple Asia)」が主導となってRCクラウドを開発
☑ 現在国内最大手含む61の金融機関が賛同している
written by yuta takahashi
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