ビットコインの先物取引で話題になっているアメリカのBakktが、先物取引とカストディサービスのローンチを2019年9月23日に開始することが明らかになりました。
7月の時点でビットコインの先物取引のユーザー受け入れと先物テスト(UAT)を開始し、Bakktの正式ローンチは第3四半期の7月から9月になるだろうと言われていましたが、今回ようやく正式な発表がありました。
先物取引を行うためには、ビットコインの規制された安全な資格を持つカストディアン(資産管理者)の登録が必要で、Bakkt Trust Companyを設立し、ニューヨーク州財務局(NYDFS)の承認を得て、信託ライセンスを取得し、ニューヨーク州財務局(NYDFS)から承認を得た他に、米商品先物取引委員会(CFTC)のセルフ承認プロセスを通して現物決済ビットコイン先物取引のローンチも可能となります。
Bakktは当初、2018年の12月にローンチされる予定でしたが、規制当局や政府機関から規制や準備が不十分と判断され、金融規制委員会からの承認待ちで延期されていました。
Bakktのビットコイン先物取引は、現金で受け取れるシカゴ先物市場(CME)などのビットコイン先物とは異なる「現物先渡し決済の先物取引」となっており、日別で取引するデイリータイプと月別のマンスリーの2種類 で行われます。
Bakktの現物受け渡しのビットコイン先物は、一部のアナリストからはビットコインETF(投資信託)より暗号資産市場に与える影響が大きいと言われています。
ビットコイン先物取引のBakktが正式にスタートします。
様々なビットコインに関する金融商品が話題になる中でビットコイン先物とは市場にどのような影響を与えるのでしょうか。
最も影響が大きいのは先物取引の市場が出来上がることで、安心をしてビットコインを活用したビジネスができるという事です。
価格変動の大きいビットコインは月末の価格を予想することが難しいです。
そこで、先物市場ができれば月末の価格を先に確定させることが可能となります。投機やトレードのニーズではなく、いたって普通にビジネスの需要として先物取引の期待がされております。
先物市場ができてからは、BTC価格のボラティリティは落ち着くと予想されます。
これはBTCトレードができなくなるという事ではなく、より金融商品に近づき、専門的な知識と経験が求められるようになります。 Bakktがスタートすることで今までとは環境が大きく変わりますので、市場参加者の方々はしっかりと動向を追っていきましょう。
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