2023年1月18日20時に配信を開始した、YouTube Live「コインオタク伊藤健次 質問すべて答えます!」の内容をまとめた記事になります。
https://youtu.be/zHcXYieOiN4
質疑応答
ーーーー以下、抜粋ーーーー
ステーキングとレンディングのメリット・デメリットは?
別におかしくはないですね!
おかしくはないんですけど、やっぱりリスクの部分があるものですから、資産運用というのは。そのリスクを理解した上で、やっていただきたいなと思います。
レンディングとステーキングのメリットデメリットが混ざっちゃってる、というご意見だと思うんですね。やっぱり似てますよね。
利回りがどっちかが極端に高かったりすれば、こっちの方がリスクが高くて利回りがいいんだってわかるんですけど、大体一緒なんですよね。
ちょっと厄介なところで言うと、リスクがよりあるレンディングの方が利回りが低いというケースもありますので、ややこしくなりますね。
レンディングというのは、日本語で考えると分かりやすいんですけど、レンディングというのは貸し出すんですね。
自分の暗号資産を他人に貸し出す。
取引所経由だったりレンディング会社経由で貸し出すので、相手方を審査しているわけではないんですけど。
プラットフォームが大手だったらある程度信用できるかな、と貸し出します。
貸し出すので、当然、借り手側が利息を払うんですけど、その一部が自分に入るという形になっております。
この貸し出しというのは、一番の特徴は自分のウォレットから暗号資産が離れるんです。
だから返ってこないという可能性があります。これが一番のリスクです。
ステーキングも一緒じゃないですか、ということなんですけど、ステーキングは自分のウォレットから資産が出ません。
自分のウォレットにずっと入ったままなので、ほぼ間違いなく、よっぽど変な通貨のトラブルとか、通貨自体がバグになったとか、ハッキングされたとかがなければ、ステーキングしてるだけで、ステーキングしたものが戻ってこないよってことは起こりません。
自分の手元で資産を管理した状態で、ステーキングの報酬があらかじめ決まっていますので、それを按分した状態で自分に入ってくるので、圧倒的にステーキングの方がリスクが低いという形になります。
リスクが低いのであれば利回りも低いはずなんですけど、今、レンディングの方が利回りが低いんですね。
なんでこんなことが起きてしまうのかというと、借り手がいないからですね。
市場がどんどん回復して、「借りてでも運用したい」という、レバレッジをかけたい人が出てくると、レンディングの報酬ってのはどんどん上がっていくんですけれど、今は回復しそうかな?という段階なので、まだ冬の時代が絶賛継続中なわけですよ。
レンディングを借りてまでやるというところの利回りがまだ低いので、ほとんどステーキングとレンディングが、リスクの差があるはずなのに利回りが一緒、という形になってしまっております。
ステーキング報酬も銘柄によってバラバラになりますので、それは都度確認をする必要はあるかなと思います。
今はこっち、今はこっち、というのを確認してみてください。
ステーキングは全くリスクがないのかい?ということなんですけど、ステーキングというのは預けリスクがあります。
いわゆる定期預金みたいなものなので、1年間ステーキングするとなると、1年後の価格はわからないじゃないですか。
このロック期間のリスクというのが、ステーキングのリスクだと思ってください。
どっちがおすすめというのはあまりなくて、今のメリット・デメリットを比較していただいて、合うものをやっていただくという形ですね。
リスクが少ないからとか、ウォレットに入れてるだけだと損した気分になるから預けちゃいます、みたいなお話がありましたけど、全く手をつける資産じゃなければ、本当に余剰で10年間触らないのであれば、どう運用していただいてもいいと思うんですけれど、やっぱりある程度金銭的な価値があるものなので、入り用になった時に解除できないとか、そういったこともありますので、資産バランスはしっかりと考えていただけるといいかなと思います。
メタマスク詐欺、ENS利用以外の対策はある?
今日の伊藤さんのツイートで、詐欺の話で「有料でENSを利用しアドレスに名前をつける」以外の対策はありますか?
メタマスク関連の詐欺が横行しております。新手のハッキングが出てきましたので、その注意喚起をさせていただきました。
どんな新手のハッキングなのかというと、アドレスを真似て生成するという厄介さが加わったんですね。
だいたい仮想通貨のアドレスって、頭の4文字とお尻の4文字ぐらいしか表示されなくて、真ん中は点々で省略されてたりするわけです。
例えば、頭の文字が「0x123」とかで、お尻の文字が「abc」だとしたら、そこだけ一緒にされちゃうと、真ん中の文字列が違っても結構惑わされてしまうんですよね。
無理やりアドレスを生成したもので、仮想通貨をそのウォレットに送りつけるわけですよ。
頭とお尻がほぼ一緒というアドレスで送りつけるんですね。
そのトランザクションは、例えば1ドル分とかだったりするわけですよ。
そうすると、自分の過去の履歴からアドレスをコピペして送金とかしてる方って結構いらっしゃると思うんですけれど、それで悪意のある、他人の似ているウォレットをコピーペーストしてしまって、そこに送りつけて、「届かない」と言われて調べたところ、自分のアドレスじゃないとか、送るべきアドレスじゃないという不正アクセスが横行しています。
誤送金って、確かに取られたって気持ちになるんですが、作業だけ見ると自分でそのアドレスに送ってるので、めちゃくちゃ立件が難しいんですよね。
泣き寝入りが多いので、気を付けてください。
注意喚起で、いろんなメディアとかいろんなインフルエンサーさんが「アドレスはちゃんとコピペして、二重三重に確認しましょう」と色々やってるんですけど、シンプルに、イーサリアムネームドサービスを導入するだけで、この被害ってゼロになるんですよ。
自分で名前を付けられるんですね、アドレスに。
いま1万円とか2万円ぐらいで名前をつけられるので、それだけでこの手の不正に対して守られるので、使った方がいいんじゃないですか、というのを今日投稿させていただきました。
それ以外の対策はありますか、となると、コピペしないのが1番ですね。
コピペしないって難しくないですか?文字列が64文字ぐらいあるんですよ。しかも乱数の英語で。
コピペが良くないんですよ。アドレスのコピーアンドペーストに不正の仕組みが入ってしまいますので、コピペしなければいいんですけど、「0xなんちゃらかんちゃら」ってずーっと打ったら絶対に途中で打ち間違えますよね。
ENSで例えば「伊藤健次」ってアドレスを作れば、伊藤健次は打ち間違えないわけですね。自分の名前なので。
自分の名前とか、もう覚えて手で打てるという名前をアドレスにつける対策以外はないと思います。
もうあとは、「注意深く、注意深く」以外のアドバイスはできません。
ENSは相手のためにもつけた方がいいですね。
例えば、僕に仮想通貨送りますとかNFT送りますと言った時に、「伊藤さんアドレスは?」と聞かれた時に、間違えたアドレスを送りますよね。
間違えていて、「ごめん、それ間違えたアドレスだった」と言って「もう送っちゃったんですけど」となったら、もう誰のせいか、なかなかわかりにくくなっちゃいますよね。
相手のためにも、「僕のアドレスは伊藤健次だよ」「伊藤健次で届くんですね」みたいな形で、相手も手打ちができるようにする文化にした方が、この業界の不正アクセスはぐんと減るんじゃないかな、と思いますので、ぜひ皆さんENSサービスを使ってください。
強制じゃないんですけど、使っていただけると僕らも嬉しいな、という感じです。
板取引での成行買いについて
bitbankの板取引で現物を購入する際に、少額の場合、指値だと面倒なので、成行で購入しようと思うのですが、指値と成行は手数料はさほど変わらないのでしょうか?また、成行買いで気をつけることは、何かありますでしょうか?
手数料は変わらないと思いますよ。そんなに大幅に変わりません。
成行と指値は、そのタイミングですよね。
普通の感覚だったら指値なんですけど、成行買いをするときに、自分にとっての少額と、プラットフォームの板の厚さによって「1000万って少額じゃん」といって思いっきり価格をずらすとかありますから、注意するのは、流動性がめちゃくちゃ低いのでメジャー銘柄じゃなかった場合とかは結構危ないですよ。
注意が必要です。
伊藤もやったことありますし、日本の取引所だったらあまり複数の通貨ペアがないので大丈夫だと思うんですけど、海外の取引所とかだと成行でやった時に通貨ペアの選択間違いとかをしてるケースがたまにあるんですよね。
イーサベースなのか、ビットコインベースなのか、マティックベースなのかで、通貨ペアで入力してる金額を間違えちゃうってことがありますね。
例えば1イーサだと思って1ビット分買ったとかって、桁が結構違うじゃないですか。
起こり得ます。
こういうのも、やっぱり人間の注意散漫なところがありますので、成行買いとかは気を付けた方がいいのと、指値も一緒ですけど、文字の打ち間ちいですね。
「0.00いくつ」とか、100なのか1000なのか10000なのかの打ち間違いがありますので、そういったところを気を付けていただければ、板取引も普通にできると思います。成行でも問題はないかなと思います。
海外取引所からウォレットに移せば安心?
先日、FTX騒動を受けて、いまさらながら取引所からメタマスクに資産を移動しました。ホットウォレットでも一先ず安心でしょうか?
はい、ひとまず安心です。海外取引所に入れてるぐらいだったらウォレットの方がいいです。
ひとまず安心です。
今ウォレットにお金がいっぱい入ってます。世の中的にウォレットのユーザーが増えております。めちゃくちゃハッキング狙われてます。
例えばメタマスクからメールが届いてなにか作業しなきゃ、というのは本当にありませんので、メタマスクから連絡が届いたとか、自分が使っているウォレットからメールが届いたみたいなものは、完全無視してください。
ウォレットを久しぶりに使った方が、そういう不正アクセスのフィッシングみたいなものに間違えた対応をしちゃうケースもありますので、まずは一次保管だと思っていただいて、ウォレットを使うというのは練習してください。
あと、取引所をあまりに嫌いすぎてOTCする方がいらっしゃるんですよ。
OTCというのは両替業者ですね。
ライセンスのない両替業者を使って交換するということなんですけど、やめてください!
OTCの詐欺も、今非常に横行しております。
やっぱり取引所離れが別の界隈を盛り上げちゃった、というところがあります。
取引所がそんなにダメだと言うつもりはなくて、日本の取引所はほとんど大丈夫です。
海外取引所が危ないだけなので、日本の取引所に移し替えるとか、そのような対応もしてみてください。
ソングバードの配布はある?
日本の取引所でリップルを預けてたらフレアトークンの配布はあるみたいですが、ソングバードの配布もある取引所はあるんですか?
フレアトークンというのは配布と同時に世の中にリリースされたので、それなりに価格がついてますけど、ソングバードは大暴落して50分の1なんですよ。
仮にフレアトークンと同じ状況で配布された場合、フレアトークンは預け入れしたリップルの10%ぐらいの価格分で配布がされてます。
例えば100万円リップルを預けていた人は10万円分のフレアトークンという形になるんですけど、その15%がいま配布されたに過ぎないです。
ソングバードは同じような計算でいうと、10%以下で、かつそこから50分の1になってますから、100万円預けて5000円とか、そういう形になるので、もはやソングバードはいらないんじゃないかなという感じはしちゃいますけど。
法定通貨ベースでの価値じゃなくてトークンが欲しいんだ、という方もいらっしゃると思いますので、それはフレアトークンがちゃんと残りの85%の配布も決めた状態じゃないと、取引所としてはあれも配布、これも配布というのはやりにくいんじゃないかなと思います。
仮にやる取引所が出てきたとしても、3月以降とか4月以降とか、もうちょっと落ち着いてから。
落ち着くというのは相場の話ではなくて、フレアトークンの全量の配布 スケジュールがちゃんと決まってからだと思います。
詐欺に対する集団訴訟、裁判をしていない被害者にも返金される?
詐欺会社に対して集団訴訟をして勝った場合、裁判を起こしていない被害者も返金対象になるのでしょうか?
ならないんじゃないですかね。あくまで訴訟をした集団の人たちの権利という形になるので。
仮に、自分で参加していない集団訴訟があって、それが被害者にとってポジティブでしたとなれば、別の弁護士さん経由で同じことをすることはできますので、結果が出てから動くのでもいいとは思いますけど、人よりも早くやらないと結局ね、たぶんお金の話だと思います。
返ってくるか返ってこないかというのが一番大事だと思うので、返ってくるかどうかで言ったら、先に訴訟をした方が返ってきやすいと。
後からやっちゃうともう何も残ってないというケースがありますので、そういった意味で早めにやった方がいいかなとは思います。
フレア、どれくらいの価格になる?
フレア配布になりました~、今後どれくらいの将来価格になりそうですか?
フレア自体は非常に価値が高いと思っておりますので、伊藤は期待しております。
結構ポジティブに見てるんですけど、1回暴落はするとも思っております。
それは相場とか関係なく、1回目のガバナンス投票というのがあるんですね。これ今月あるんですけど、それが滑るんじゃないかなと伊藤は思ってます。
それは、多くの方がガバナンス投票に参加していないからですね。
65%かな、6割超えの投票率がないと、その提案が滑ってしまいます。
1発目の提案ですね、「これからフレアはこういうことをします、皆さんオッケーでしょうか?」というのがいきなり非承認という形になると、ダメじゃんという形になって大暴落をすると思います。
「ガバナンス投票に参加しないと残り85%がもらえないのか」という誤解ををされてる方がいらっしゃるんですね。
取引所が「ガバナンス投票やってるよ」というメッセージを出してくれてるんですよ。
「みんな参加してね」って書いてあるんですけど、何のために参加するのか書いてないから、15%配布されて、残りのものがガバナンス投票をしないと配布されないんじゃないかって思う方は結構いらっしゃるわけですね。
よくその問い合わせをいただくんですけど、伊藤の回答としては「ガバナンス投票しようがしてまいが、配布はされると思います」というところです。
「じゃあガバナンス投票参加しなくていいじゃないですか」ってなるんですが、ガバナンス投票は今後のフレアの運営方針を決めるんですね。配布方針も決めます。
それがずっと否決の状態だったら、6割の投票率を超えなかったら、配布されないまま第2回、第3回とずっとやることになるので、早めにもらいたい方とか、ちゃんとプロジェクトをやってほしい方は、ちゃんと参加してください。
あまりにも投票率が低そうで、1回、この投票延期してるんですよ。
延期して今の状況になるので、また延期か、1回目は滑るんじゃないかなと思ってます。
そうなると、みんな投げ売ると思うんですよね。
投げ売った時に、伊藤は買うつもりがあります。だいたい10分の1ぐらいまで暴落してから買おうと思ってます。
AI銘柄、今後も期待できる?
coinmarketcapを見ていると年末ぐらいからAI銘柄が大きく上昇していますが今後も期待できると思われますか?伊藤さんの見解を聞かせてください。
AI銘柄に関しては仮想通貨業界だけじゃなくて、株式のマーケットでもAI銘柄が今すごく着目されてます。
日本にあまりAI銘柄がないので、海外のマーケット、アメリカのマーケットになりますけど、AI関連は盛り上がってますね。
一番は、チャットGPTというイーロン・マスクさんの会社が作った、AIボットみたいなものがリリースされて、市場に受けてるからですね。
「こんなことできるんだ」ということになって、「AIがいよいよ現実的に」って。
やっぱり人って想像だけだとどうなるか全然わからなくて、手元にサービスがあると、「これはいいな」という形になって、一気に加速したんだと思います。
そうすると瞬間風速になっちゃうわけですね。
今チャットGPTがあるから「AI面白い」ってなるんですけど、やっぱり課題も出てますね。
使いにくいというか、辞書引いてる感じですね。wikipediaみたいなものですね、チャットGPTというのは。
「まあまあ楽しかったけどGoogleでいいや」みたいな感じにはなってきてたりはしますが、またどんどん新しいサービスが出てくると思うので、AI銘柄は期待していいと思います。
AIで何をさせるかは、全然違います。
絵を書かせるとか、ストーリーを書かせるとか、投資をするとかって、その銘柄ごとに目的が違うので、AIができるものとできないものがありますので、漠然と「全部AI関連でオッケー」と思っちゃうと、足下をすくわれる場合があるので注意してください。
ビットコインの現物ETFについて
ビットコインの現物etfの承認が夏くらいにあるかもしれないという方もいますが、伊藤さんの予想を教えてください。
ビットコインの現物ETFは、まだまだ申請は頑張ってやってるわけですね、こういったマーケットになっても。
夏でいけるかな、どうかな、というのが、アメリカが今めちゃくちゃ仮想通貨の規制で疲弊してるというか、規制をちゃんとしないといけないので、どんどん商品を認可していくとより規制しにくくなるので、全部規制が終わってからだと思うんですね。
一番の規制は、まずステーブルコインの規制だと思います。
ステーブルコインのそれなりに厳しい規制が出てから、ちゃんとそれを市場が受け入れてから、やっと現物ETFだと思うんですけど、ステーブルコインの規制が夏までに終わるのかな?
そこは今年いっぱいかかるのかもしれません。
2023年は現物ETFの承認は少し重い。前半だともうほぼ無理で、あったとしても下期ですね。年末の方が可能性は高いんじゃないかなと思います。
テレグラムのTONについて
昔一世を風靡したテレグラムのTONが、有志が続けていたのは知ってましたが、いつの間にか時価総額25位になっています。これってどうなんですか?
これはテレグラムのTONじゃないんですね。
テレグラムのTONという名前を使ってますけど、分離したものです。
背景を説明すると、テレグラムの仮想通貨のプロジェクトありますね。
ブロックチェーンを作りますという話だったんですが、アメリカで規制をされてしまいまして、アメリカ人にだけ返金をしたんですね。
「どうなるの」ってなった時に、「まだ頑張ります」だったんですが、このチームでやってたら結局規制されてるわけですね。
テレグラム自体は規制されてるので、なにかやったとしても世界規模に広がらないじゃないですか。
仮に作ったとしても、アメリカでは無理という話になると「何のためにやってんだろう」という形になって、中の人が独立して「私たちテレグラムじゃありません」という状況で、テレグラムの構想のTONを作りました。
「どっち?」という話ですね。
元々ICOで参加してた人のTONではないんですよ。
元々ICOで参加してた人のTONはたぶん、そのうち出ると思うんですけど、どうするんでしょうねという状況ですね。
仮に、元々のテレグラムの構想は表にできましたと、今実際にありますとなったとしても、やっぱり手垢がついているというか、結局「アメリカではこれダメだったんでしょ」という話になってるので、ちょっとキツイんじゃないかな、と思います。
結局、いかに浸透するか、どこまで広がるかというので、アメリカでは使えないインフラとなってくると、「どれぐらいの経済規模があるんだろうな」と、ちょっと懐疑的になっちゃうかなと思います。
だから伊藤は応援してはいないですね、今のところ。見守ってるって感じですね。
ビットコインはこのまま上がっていく?
ビットコインこのまま5万ドルあたりまであがっていきそうですか?それとも安値更新しに下落しそうでしょうか?
多くのインフルエンサーの方とかyoutuberさんとか、伊藤もちょくちょく回答してるんですけど、「まだ落ちるよ」というのは、やっぱり言うんですよね。
「なんでですか」というときに、逆に「なんで上がったんでしょうね」という。上がった理由がわからないんですけど、下げそうな理由はいっぱい説明がつくわけですよ。
シンプルに事実だけで言うと、先物に成行買いが入りまして、40億ぐらいかな?1月の10日ぐらいに。
先物の価格が上がりますね。流動性が低いので、成行買いしたらポンって上がるわけですよ。
上がって、現物の価格がついてきたという形になるんですけど、それだけですから落ちるんです。
初期の段階で「これ落ちる」ってい言い切った人は結構多いと思うんですけど、過去を見ていると、この場合落ちます。
で、今回は落ちなかった。で、なんかズルズルしてる。
しかもなんかちょい上がる、ということになった時に、これは大衆心理なんじゃないかなと思っていて、全然まだ上がるようなマーケットじゃないので、落ちやすかったんですよね。
たぶん、先物は仕掛けて、フェイクの上げを演出して、先物の成行買いの人たちも下げようと思ったんだと思うんですね。ショート打とうと思ったんですよ。
ただ、「落ちない」という想定外が今起きていて、市場混乱中って感じですね。
これは多くの方が「もう急がないとビットコイン上がっちゃう」、だから買う、みたいなのが、めちゃくちゃデカかったってことですね。
多くの方が、騙されたというわけではないですけど、取り残されたくないという心理で買いすぎちゃってるような感じですかね。
世の中、想定外がそのまま、勘違いがそのまま行くこともあるわけですよ。
ベルリンの壁みたいに、壊すつもりなかったんだけど、「もう壊していいの?」みたいになったらもう壊れちゃった、みたいなになるように、別に上げるつもりなかったけど結果上がっちゃった、ということもあるので、もう今はノーポジというか、わからないという人が多いと思います。
下げる理由は何かといったら、今ビジネス撤退しまくってますよね、仮想通貨のマーケット。
これは法整備がいっぱいありますから、できなくなることが多いわけですね。
一回、これの膿出しというのが起きますので、いろんな会社が事業たたんだりとか、業界の再編というか、そういったものが今起きてます。
全部綺麗になってから、「何の問題もないね」という状況で復活したいんですけど、まだ「何の問題もないね」になってないので、何かのトリガーでどこかの会社が倒産したとか潰れたとか、禁止されたとかってなると、落ちますよね。
落ちるから、ちょっと怖いから気を付けてくださいよ、というのは伝えてはおります。
それが安値の更新、いわゆる二番底みたいになるかもしれないし、安値は切り上がってるという判断でもいいと思います。
めちゃくちゃ悩むんですけど、伊藤は、ここまで上がっちゃったら切り上げちゃっていいんじゃないかなとは思ってます。
こういう買い方はアリ?
前回のチャットgptの将来性に可能性を見出し、AI系のアルトコイン50銘柄くらいに、どれか100倍でも当たればと思い1000円ずつ購入しました。こういう買い方は有効でしょうか?
悪くはないというか、そういう考え方も全然あると思います。
ただ、もう認識していただいてると思うんですけれど、投資してる銘柄の大多数は草コインというかマイナーコインというか、全部がぱっと上がるようなものではなくて、本当に一つ残るか残らないかというようなマーケットだと思ってるので、少額でやってくれてると思うんですけど、これ金額の桁を増やしすぎたらマズイです。
エンタメというか、せっかくこのマーケットにいるからちょっとひと噛みしておく、ぐらいの感覚であれば、それは全然いいかなと思います。
リップル社、敗訴したら拠点をどこにおく?
リップル裁判に、敗訴したなら拠点をどこの国におくと考えていますか?
もう分散化してると思うんですけど、アメリカから出るということはどうなんでしょうね。
負けたら出るところまで行かないかもしれないですけど、開発拠点だったら別に置いていてもいいので。
今いろんなところに分社化してるとか、パートナーも色々置いてるので、世界中に置くんだと思いますよ。
日本にもありますよね。合弁の会社がありますから。
世界中に、いろんなところにリップル関連会社という形になると思います。
今、かなり欧州の方にポジティブですよね。
いろんなところのニュースが同時に出てるので、どこでもいいんじゃないかなとは思うんですけど、仮想通貨って禁止されてるエリアというか空気があるんですけど、欧州だとビットコインが、そもそも認められるんだか認められないんだか、すごくバランスが不利な状況なんですね。
仮想通貨が不利なところに対して、リップルはそこにチャンスを見出だしてガツっと入ってるんですよね。
欧州とかに拠点を置くという考え方もあると思います。
オプティミズム、今でも100倍狙える?
opが強く上がって来ております。以前、伊藤さんが100倍狙えるとお聞きしましたが、今でもその方向感に変更はないという認識でよろしいでしょうか?理由も含めて解説していただくと助かります。
すごい倍率を期待できる銘柄って、やっぱり今の時点で色々眠ってると思うんですね。存在してると思います。
それを当てるゲームみたいな形で投資してる人もいらっしゃると思うんですけど、オプティミズム系はレイヤー2という新しい文化というか、新しいコミュニティにまで発展してる、非常に良いブームの中心みたいな形になってると思います。
まずもってイーサリアムがいいんですね。
イーサリアムが良くて、イーサリアムの関連ビジネスをやっているベンチャー会社だと思ってください。
「じゃあイーサリアムでいいじゃん」という形になるんですけれど、イーサリアムというのが母体がめちゃくちゃでかいわけです。
大手企業が大成長しますと言っても、もう成長した後っちゃ後じゃないですか。
もちろんイーサリアムだけでも、もう2倍にはなりませんって言いたいわけではなくて、今からイーサリアムでもある程度取れると思うんですけど、「もっと取りたいよね」ってなった時に、イーサリアム関連サービスで拾っていった方がやっぱりいいわけですよね。中心ですから。
やっぱりオプティミズムはまだまだ立ち上げて若い会社ですから、時価総額がまだ低いうちのものに投資をできる。
しかもそれがある程度実績を残していて堅いというのが、おすすめもしやすいですし、皆さんも納得して買いやすかったかな、と思います。
オプティミズムとよく対になって会話されるのにアービトラムがあると思うんですけど、やっぱりオプティミズムは早いんですよね。開発がバンバンといってますので、オプティミズムの方が結果を残してると思います。
じゃあオプティミズムが何のリスクもないのかというと、実はそうではなくて、オプティミズムはその名前の通り、かなり緩いプロジェクトになっているわけですね。
イーサリアムの本質で言うと、ZKロールアップの方を中心でやりたいということなので、オプティミズムに関しては隙間産業で大成功してるみたいな感じになりますので、後からライバルの会社に追い上げられる可能性は十分あります。
1つの銘柄に対して全張りをするというのは、やっぱりまだまだリスクがありますので、オプティミズムもいいですしアービトラムもいいですし、ZKシンクもいいです。
いろんなレイヤー2に分散して投資をしていただくと、強力なポートフォリオになるんじゃないでしょうか。今のところ、そういう意見で応援しております。
「リップルのアメリカ離れ」とは?
先々週の配信で語られた「リップルがアメリカ離れしている」とは、どういう行動に表れていますか?
裁判をしているということもありますし、規制が厳しくなるんですね、アメリカはこれから。
別にアメリカは仮想通貨をやめちゃいたいわけではなくて、無法地帯だったわけですね。
ルールがあるようで全くなくて無法地帯だったものを、今世論がめちゃくちゃ叩いているという状況になるので、「アメリカでビジネスやるのは厳しいな」と、いろんな会社さんが判断をし出して、抜け出してきてる、という形です。
リップルはその中心に置かれているので、今回の裁判に勝とうが負けようが、もう目をつけられてるという状況ですよね。ちょっと離れたいんじゃないかな。
別の国での許可とかライセンスとか定携という話をバンバン出してるんですね、リップル社は。
「アメリカがなくても我々は大丈夫なんだよ」というのは、今お膳立ては作ってるんじゃないかなと思います。
仮想通貨の回復は早まった?
仮想通貨市場の回復は少し早まりましたか?
このまま回復しますか?というところで言うと、まだまだ冬の時代です。
そこの部分はちょっと注意してください、という意見になります。
イーサリアムは有価証券だと何がダメ?
ETHは有価証券だったら何がダメなのでしょうか?また、ETHが有価証券となった場合、他のPoS銘柄も全部ダメになるのでしょうか?ADAやHBARの保有率を減らそうか迷っています。
有価証券だった場合、許可なく販売をやってる、取り扱ってるという時代が出てきてしまいます。
リップルの裁判はまさにそれで、法律があるんだから、ライセンスを取らずにやっていた期間というのは罰金がかかりますよ、というところで、その時の販売だったり売り上げだったりというのに、全部罰金がかかってるのが今のリップル裁判です。
イーサリアムとか他のPoS銘柄が、後から「あなたのプロジェクトは有価証券でした」となれば、当然、数千億単位の罰金が出てきます。それはもちろん嫌ですよね。
現在のトークンも全部有価証券だったら、当然ライセンスを取り直してくれ、取り扱ってる取引所はライセンスを持ってないところが多いですから、そういったところは全部イーサリアムは使えなくなるという形になりますので、マーケットは小さくなる。
有価証券になると、どの仮想通貨も不利という状況になります。
イーサリアムを直で名前を出すと、何にも証拠がない状態で規制する方が名指しをすると、名誉棄損というかビジネスの阻害になりますから、実は名前は出していなくて、「イーサリアムが今回採用したPoSは有価証券になりうる」という話をして、代表例としてイーサリアムって名前を出しただけで、全然イーサリアムのこと言ってませんよ、というのがSECの言い方です。
となると、PoS銘柄全部ダメじゃん、という話になるんですが、そんなルールは作らないと思います。
あくまでPoSが体ですよね。
「イーサリアムのことを言ってるんじゃなくて、我々はPoSのことを言ってるんです」って言っといて、本当はイーサリアムのことを言ってるみたいな。そんな感じが見て取れるんじゃないかなと思います。
ADAとかヘデラとか、そういった、他にもPoSの銘柄いっぱいあるんですけど、全部訴えるって無理じゃないですか。
なので、まずはイーサリアムになってしまうんじゃないかなと思います。本気でやるのであれば。
でも、その手前で訴訟します、訴訟しますってやってたら、その結果で規制が変わるってことになりますので、先に規制をしないといけないので、イーサリアムの有価証券系のトラブルが仮にあるとしても、もっと先ですね。
今年そういう話をするのはSECが耐えられないんじゃないかと思いますので、1年・2年でそういう問題があるとはあまり思っていないです。
ただ、チクチクと釘差しはしてくる可能性はありますね。
メタマスクが収集した情報が日本政府へ提供される?
メタマスクがIPアドレス収集する話があってから約2カ月経過しますが、そのIPアドレス等の情報は日本政府へ提供される可能性はあるのでしょうか?
そういった目的のIPアドレスではないと思いますけどね。
まるで「個人情報が抜かれる、これは日本人だからシャットダウン」みたいな形で思われるケースがあるんですけど、もちろん、それにも使える可能性はあるかもしれないですが、
一応、メタマスクは混乱を避けるために、顧客情報を所有したいのではなくて、データを取るためにやってるだけで、別にどこに言われてやってるわけではないですよ、という弁明はしてるんですね。
それを信じれば、別にどこかに出す目的でやってるものではない、という形ですね。
ただやっぱりメタマスク離れが起きたというのは、正直あると思います。
KYCをする文化になってくると思いますので、DIDと言われる分散型IDの文化にもなるので、あまり過剰に回避回避って、今はできますけど、そのうち回避できなくなる時も来ると思うので、そうしたら普通に使っていいと思いますし、あまりにも回避しすぎると、何かの刑事罰に触れるというほうが怖いです。
全部資金凍結するし、没収されるし、逮捕されるし、というのがありますので。
元々KYCも何もない時代にいる方が多いので、大きな金額を動かすときにたまに相談があるんですけど、「履歴が残らないトークンどれでしたっけ」みたいな。
匿名通貨とか匿名送金しようとする人、まだいいらっしゃるんですが、触っちゃダメですよ。
匿名通貨とか、自分の身元を隠す人って、犯罪してるんじゃないかという認定されてしまうんですよ。何にもしてなくてもね。
友達にミキシングして送るというだけでも、ミキシングした時点で疑いが入ってしまうので、そういったものはどんどんできなくなる、というか、やらない方が良くなっていく。
もう今年は、KYCをしていないものを使うというのは、白ロムの携帯電話を使ってるぐらい「なんで?」という行為になりますので、普通にIP取られてようが、KYCが始まろうが、普通にウォレットは使っていただいていいと思います。
イーサリアムの最高値は?
相場の回復が早まった場合のイーサリアムの最高値はいつ頃行きそうですか?
過去最高値が4千5〜600ドルでしたね。それをいつ超えるのかなんですけど、だいたいの予測で言うと、2023年はビットコインもイーサリアムも過去最高値を超える予測はないんですね。
過去最高値を超えるのは2024年に入ってから。半減期の後ろと予測する方が結構多いです。半減期というのはビットコインの半減期ですね。
ビットコインの半減期は2024年の5月を予定しておりますので、今から言うと、1年4ヶ月ぐらい先という形になります。
だいたいそこらへんで過去最高値付近の話が出てくるんじゃないかなと。
もちろん、半減期の手前で過去最高値をする可能性もゼロじゃないと思うんですけど、今年はあまり過去最高値更新というのを意識しすぎない方がいいかなとは思います。
かといって全然上がらないというものではなくて、例えば「あと5〜600ドルで過去最高値だね」ぐらいまでは近づくと思います。
ビットコインで言ったら5万ドルは回復するでしょうとか、イーサリアムで言ったらま3千ドル、4千ドルぐらいにはなるでしょう、というのが大方の見方になりますので、それだけでもかなりV字回復してると判断できると思います。
新しい銘柄、新しい文化が今年始まります。WEB3の文化が始まりますので、メジャー銘柄がある程度価値をつけつつ、新しい銘柄で面白い波に乗っていただけるといいかなと思います。
もちろん、それに対する推奨銘柄じゃないですけど、「こんな銘柄を買ってみましたよ」とか「こんな銘柄が面白くて、結構期待してます」というのは、今年どんどん出てくると思いますので、引き続き、お時間が許す限り、リアルタイムでこの生放送に参加していただけると大変嬉しいです!
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いま国内のレンディング事業者で、年率約8%程度で回していますが、ステーキングとレンディングのメリットとデメリットを教えていただけますか。ガチホだとウォレットに入れていくと損だと思い、どうしてもやりたくなるのはおかしいでしょうか?