バイナンスジャパン、34銘柄取扱いへ
バイナンスジャパンが、今月中にスタート予定の仮想通貨交換サービスで、初日から34銘柄の仮想通貨を取り扱うと発表しました。
提供される主なサービスは「仮想通貨販売所」そして「シンプル・アーン」や「NFTマーケットプレイス」等です。
しかし、レバレッジ取引は提供されません。
また、国内未上場の銘柄については現段階では未定です。取扱銘柄数は国内トップで、これにはDeFiやWeb3関連の銘柄も含まれております。
新サービスにより、仮想通貨市場の競争状況が一層激化することは必至です。
ユーザーにとっては、投資選択肢が増える一方で、各取引所の特徴とリスクを理解し、適切な選択を行う必要がありそうです。
Binance Japanがサービス内容発表、国内最多の34銘柄取り扱いへ
COINPOST
驚愕のサービス展開、バイナンスジャパンは国内投資家に新たな選択肢
ついにバイナンスジャパンが始まります。
海外取引所のような魅力的なサービスは国内取引所の法的コンプライアンスのため、ほとんど期待できないと思われていましたが、驚くことにバンナンスジャパンは海外取引所の代わりになるかもしれません。その理由を解説します。
海外取引所の魅力と言えば、取扱いの仮想通貨の多様性です。
これまで国内取引所の取扱い銘柄数が増えなかったいくつかの理由があります。
例えば、「上場審査が厳格」、「仮想通貨の銘柄が国内法規に準拠していない」、「取引所の流動性が低く銘柄数を増やすことができない」などです。
これらは大きな壁に見えるかもしれませんが、これらの典型的な問題は全て解決しています。
実質的な上場審査はほとんどなく、既に上場審査を通過した銘柄は90種類と言われています。この時点で取扱い銘柄数は海外取引所に匹敵します。
流動性の不足を一気に解消するのは難しいかもしれませんが、業界最大手のバイナンスグローバルが取引をカバーするなら話は別です。大半の銘柄は流動性を確保できるでしょう。
バイナンスの日本進出を受けて、バイナンスジャパンだけでなく他の取引所もバイナンスの流動性を利用する選択肢が増えると考えられています。
これまでバイナンスジャパンを使う必要はないと思っていましたが、取扱い銘柄数の増加と国内の仮想通貨税制が優遇されることを考えると、バイナンスジャパンの利用は必要性を増しています。
欠点を挙げるとすれば、ローンチパットです。
日本では取引所主導の非公開仮想通貨の販売、いわゆるIEOが主流ですが、海外ではプロジェクト主導の非公開仮想通貨の販売、ローンチパッドが好評です。
似ているようで仕組みが違います。
実際にバイナンスグローバルもローンチパッドの成功で多くのファンを獲得しています。
しかし、日本ではローンチパッドは利用できません。
すると、IEOを行うことになります。
ローンチパッドは取引所がユーザーをマッチさせる場所を提供するだけなので、成功するか否か、取引所の責任は大きくありません。
しかしIEOの場合、取引所が主体となるため、IEOが失敗した場合は取引所が責任を負うことになります。
バイナンスジャパンが行う初の国内IEOはまだ完全に未知数ですが、少なくともユーザーを大きく獲得する手段として企画を練っていることでしょう。
成功するかどうかはわかりませんが、今のうちにBNBを握りしめて、期待しております。
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