BTC10万5,000ドル維持と利下げ観測
ビットコインは中東停戦とFRBの7月利下げ示唆を背景に10万5,000ドルを維持し、10万3,000ドルが押し目買いの注目水準とされています。
FRBボウマン理事が利下げに前向きな発言をしたほか、ビットコインETFへの資金流入も続いており、投資家心理は改善傾向にあります。
ビットコイン10万5,000ドルで「トレンド転換」|FRBが7月利下げを示唆
Cointelegraph
停戦でも安心できないビットコイン相場──今、市場で何が起きているのか?

イランとイスラエルの紛争をきっかけに、ビットコイン市場では乱高下が続いています。
現在は価格が大きく反発していますが、これは単に「停戦」が理由ではなく、いくつもの要因が重なっている結果です。
全体の流れをざっくり見ると、「突然の開戦、そして突然の停戦」という印象で、ビットコインのチャートもまさにそれを反映した形となっています。
ただし、細かく見ると価格はかなり激しく上下しており、以下のような流れが確認できます。
・開戦の報道直後は、予想されたほど価格が下がらず、むしろ上昇
・米国による空爆で一転、戦争悪化の懸念から大きく下落
・停戦報道とともにショートスクイーズ(売りポジションの買い戻し)が発生し急騰
・さらに、早期停戦によってFRBが7月に利下げを行うとの観測が浮上し、価格はさらに上昇
結果として、開戦時よりも停戦時の方がビットコイン価格は高くなるという、通常では考えにくい展開となりました。
こうした一連の動きは、すべてを予測してトレードするのが極めて難しい相場環境を示しています。わずかな判断ミスでも大きな損失につながりかねません。
そして今もなお、この“想定外”が頻発する相場は続いています。たとえ停戦が発表されたとしても、油断は禁物です。
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