全世界で一日当たり20憶杯も飲まれているコーヒーですが、その価格の安さが近年問題になっています。
企業がコーヒー市場を支配し、コーヒー農家に支払う代価を低く維持することで、今のコーヒーの価格は成り立っており、 それにより企業も莫大な利益を得ています。
これにより、多くのコーヒー農家が農園を手放すまで困窮するという問題が発生しているという現実があります。
この問題を解決すべく、スターバックスは新たなプログラムを開始しました。
スターバックスがコーヒー豆を追跡するプログラムを開始!
Starbucks is adding a new ingredient to take “bean to cup” transparency to the next level: traceability technology.
As a continuation of its ethical sourcing commitment, Starbucks will launch a pilot program with select coffee farmers in Costa Rica, Colombia and Rwanda to develop next-level data technology to log and share real-time information along the journey of coffee beans with the aim of driving positive impact to smallholder farmers within its supply chain.
“Over the next two years, we will look to demonstrate how technology and innovative data platforms can give coffee farmers even more financial empowerment,” said Kevin Johnson, chief executive officer at Starbucks, who will discuss the announcement on stage at the 2018 Annual Meeting of Shareholders in Seattle today. “We’ll leverage an open-source approach to share what we learn with the rest of the world.”
引用元:Starbucks Newsroom Starbucks to pilot ‘bean to cup’ traceability with new technology (2018年3月21日)
スターバックスは新たに「Bean to Cup」の追跡プログラムを開始しました。
これは コーヒー豆のトレーサビリティ(追跡可能性)の向上を図るための追跡プログラムで、ブロックチェーン技術を用いています 。
スターバックスはコスタリカ、コロンビア、ルワンダの選ばれたコーヒー農家でパイロットプログラムを開始し、次世代のデータ技術を開発し、コーヒー豆の流通に沿ったリアルタイムの情報を記録して共有することを目的としています。
スターバックスのCEOであるケビン・ジョンソン氏は「今後2年間で、技術革新的なデータプラットフォームがどのようにコーヒー農家に財政的な好影響をもたらすのかを実証する見通しだ」と述べました。
農家から顧客への架け橋になるのか
Today’s announcement represents the technology-enriched next step of work Starbucks has been doing for years to help sustainable coffee farmers establish individual identities, to give customers more transparency and to promote a higher level of accountability, Karuletwa said.
“A coffee farmer once told me, ‘These things you do for our coffee are not just about the preservation of a product, they are a preservation of us,’” Karuletwa said.
(中略)
“To me, traceability of a global product such as coffee – one that has so much human depth and magnitude – is almost like taking an unedited photograph of ourselves. It’s an image that includes all that ails us, but more importantly, all that sustains us,” he said.
引用元:Starbucks Newsroom Starbucks to pilot ‘bean to cup’ traceability with new technology (2018年3月21日)
「今回の発表は、コーヒー農家が個々のアイデンティティを確立しながら顧客の透明性を高め、より高いレベルの責任を促進するために、スターバックスが長年取り組んできたテクノロジーの次のステップを表している」とカルレトワ氏は述べています。
「人間に深みとコクを与えるコーヒーのような大産業のトレーサビリティは、自身の未編集の写真を撮るようなものだ。そこには我々のすべてが写し出される。しかし、より重要なのは、我々を支えるすべてだ。」ともカルレトワ氏は述べています。
このプロジェクトにより コーヒー農家の価値は今よりも高まり、同時にルワンダなどの先進国の国力強化にも繋がる でしょう。
以前からブロックチェーンに注目していたスターバックス
今回紹介したプログラムとは別に、スターバックスは以前からブロックチェーン技術を支払いに組み込む計画を立てており、暗号資産のXRP(リップル)に注目していました。
https://coin-otaku.com/topic/14416?id=3381
この発表以来、計画の進展は見られませんが、 スターバックスの会長ハワード・シェルツ氏が「私はブロックチェーン技術は消費者向けのアプリケーションで暗号資産の重要なレベルを提供する新時代に向かっていると思います。」と語っている 以上、実現されるのはほぼ間違いないでしょう。
スターバックスの暗号資産を利用したプロジェクトについて知りたい方はこちら
他のブロックチェーン技術を利用したプロジェクトについて知りたい方はこちら
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