皆さんはtelegram(テレグラム)というアプリをご存じでしょうか?
telegramはLINEやMessengerのようなチャットアプリで、全世界で2億人以上のユーザーが利用しています。
ぐんぐんユーザー数を伸ばしているtelegramですが、セキュリティ企業の調査により、悪質なマルウェアが検出されてしまいました。
telegram(テレグラム)とは
telegramはLINEやMessengerに肩を並べるような、世界最大規模のチャットアプリです。
暗号資産ユーザーからも人気で、暗号資産のコミュニティやICOの情報収集にもよく使われています。
特徴は、何といっても「通信速度」と「安全性」でしょう。
1秒で相手にメッセージが届くので、快適にチャットができます。
また、telegramの公式Q&Aに 「WhatsAppやLineよりも安全である」 と明記しているほど、暗号化技術とプライバシー保護に注力しています。
telegram(テレグラム)から悪質なマルウェアを検出
ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labは2月13日、暗号資産ユーザーの間で人気のメッセージアプリ「Telegram」に存在する未解決の脆弱性が悪用されていたことが分かったと伝えた。
(中略)
ユーザーがこの手口にだまされてマルウェアに感染すると、攻撃者にシステムを制御され、バックドアやキーロガーといった別のマルウェアが知らないうちに呼びこまれてしまう。
引用元:メッセージアプリ「Telegram」の脆弱性突く攻撃、「右から左」に読むテキスト表示機能を悪用(2018年2月15日)
安全性を売りにしているtelegramですが、 2017年から未解決であった脆弱性が、ハッカーに悪用 されていたそうです。
どのような被害が出ているか発表されていませんが、telegramには2億人ものユーザーがいるため、その被害は大きいものになってしまっている可能性があります。
telegramは先日、ICOを行うことを発表したばかりだったため、今このような脆弱性が発覚するのは相当な痛手になりそうです。
マイニングマルウェアも検出されてしまう
サイバーセキュリティとアンチウイルスプロバイダーのKaspersky Labはハッカーがテレグラムアプリケーションのデスクトップクライアントの欠陥を利用しMoneroとZcashを遠隔でマイニングできるという報告を行った。
引用元:テレグラムのデスクトップアプリの脆弱性をついたマイニングマルウェアが発見される(2018年2月14日)
Kaspersky Labの調査で、 telegramのアプリからマイニングマルウェアも検出 されました。
マイニングマルウェアとは、マルウェアの一種で「許可なく第三者のPCでマイニングをするマルウェア」の事です。
今回の事件では、犯人は暗号資産のMonero(モネロ)とZCach(ジーキャッシュ)を、他人のPCでマイニングしていました。
これらの問題は現在は解決されているそうですが、telegramの安全性に不信感を抱いた人は多い事でしょう。
マイニングマルウェアは今後も増えていく
イギリス政府のPCや、アメリカの裁判所システムのウェブサイトが被害にあうなど、ここ数か月間でマイニングマルウェアの被害数が増加しています。
暗号資産が世の中に浸透していく中、 こうしたマイニングマルウェアの被害の拡大は簡単には止められない でしょう。
これまで暗号資産に関する犯罪はハッキングによる暗号資産の流出が一般的でしたが、今後は、自分のPCで無断でマイニングされないような対策が必要になっていきます。
ブラウザマイニングなど、マイニングについてもっとよく知りたい方はこちら
telegramなどで暗号資産やICOの情報を集めたい方はこちら
この記事を書いた人
最新の投稿
- 債務整理2024年8月10日債務整理でブラックリストに登録される期間は?信用情報への登録で受ける影響を解説
- 債務整理2024年8月5日債務整理の費用相場はいくら?借金の返済に追われて払えない場合の対処法を徹底解説
- 債務整理2024年8月2日大阪で債務整理に強いおすすめ弁護士・司法書士15選!費用や選び方についても解説!
- 仮想通貨2024年6月7日保護中: 【会員限定】コインオタク流「裏ワザ」で稼ぐ