ビットコイン(Bitcoin)の分裂問題
2017年8月2日(日本時間)にビットコイン(Bitcoin)はビットコインキャッシュ(BitcoinCash)というハードフォークコインが誕生しました。
そして、
2017年10月24日(日本時間)にビットコイン(Bitcoin)は2回目のハードフォークを実施し
ビットコインゴールド(BitcoinGold)というハードフォークコインを誕生させました。
ビットコインキャッシュ(BitcoinCash)の取り扱い方針もまだ定まらないなかで、新たにコインが誕生し、各国内暗号資産取引所も対応に迫られ右往左往しております。
ここでは、主要取引所ごとの発表をまとめ、取引所の対応の癖を解説します。
今後のビットコイン(Bitcoin)派生コインの取り扱いや新たに上場する暗号資産銘柄の取り扱いに関する取引所の考え方を知る参考指標になります。
Zaif(ザイフ)のビットコインゴールド(BTG)付与について
https://corp.zaif.jp/info/7025/
ザイフの見解発表は10月20日に開示されました。
発表の内容は以下の通りです。
・ビットコインゴールド(BitcoinGold)は付与しない
・ビットコインゴールド(BitcoinGold)が市場的に十分認められたら検討する
・ビットコインゴールド(BitcoinGold)を勝手に売却したりはしない
国内取引所の中では比較的早めに発表された内容で、付与はしないと断言していたため市場にインパクトがありました。
しかし、この発表の数日前よりビットコインゴールド(BitcoinGold)はセキュリティの問題で付与はされないのではないかと囁かれておりビットコイン(Bitcoin)の価格は下げ始めており、
影響の範囲は軽微でした。ネット上の口コミも大半は「やっぱり付与はしないか」と納得をするユーザーでした。
そして、Zaif(ザイフ)は暗号資産のハードフォークブームに対して釘をさすコメントをしております。
今後ハードフォークが起きた場合の対応について
弊社ではお客様資産の保全、市場環境、継続的運営、セキュリティ等の問題を考慮し、通貨の取り扱い可否を判断しております。 今後も暗号資産のハードフォークは、様々な通貨で発生することが予想されています。 ハードフォークによって新通貨が発生した際にも、弊社の判断基準に伴い取扱い可否を判断してまいります。
引用元:Zaif Bitcoin Goldの対応についてのお知らせ より
bitFlyer(ビットフライヤー)とは180度異なる考え方と言えます。
市場はZaif(ザイフ)の考え方を支持するユーザーの方が多い印象です。
Zaif(ザイフ)はNEM(ネム)の発展に注力する傾向にある
今後どのように市場が判断するかは誰もわかりませんが、Zaif(ザイフ)はビットコイン(Bitcoin)の取り巻く環境には都度対応するようなことは行わず、自社の推奨するNEM(ネム)を中心とする暗号資産の発展に注力をするという姿勢を示した形になりました。
Written by 伊藤健次
この記事を書いた人
-
天然でちょっと恥ずかしがり屋な女の子。
読者の皆さんから寄せされたご意見から、 「今取引所はどうなっているのか?!」 を、徹底調査してレポートして参ります。
取引所調査員は、プロジェクトに直接問い合わせるのはもちろん、ネットの意見や口コミからレポートを作成しております。中立な立場を保つため、双方の事実・意見をまとめています。