2018年のビットコイン価格予想!1BTC=500万円までの道のり
2017年11月26日はビットコイン(Bitcoin)にとって記念すべき日となりました。
2017年年始には10万円前後だった価格から10倍になり、1BTCが100万円で取引されました。
そして、本日までで安定的に1BTCを100万円で売買が行われており、瞬間的な価格ではなくビットコインの価値が100万円という安定した市場認知を得ることができました。
過去よりビットコインを保有していた方は、 2017年内にビットコイン(Bitcoin)価格100万円を目指しておりましたが、いざゴールに達成すると次の目標に対してブレが生じてきている と感じます。
ここで言う「ブレ」とはビットコインから他のアルトコインへの流出。
ビットコインを利確して他の銘柄へ再投資をする方がちらほらと見受けられます。
ここでは、 改めてビットコインの価値を定義し、2018年の目標価格を示します 。
もちろん予想は外れる可能性もありますが、今、得ることのできる情報を可能な限り集約し情報を提供いたします。
少しでも、皆様のビットコインを保有し続ける握力の一助になれば幸いです。
2018年ビットコインの価格が500万円に達するための条件
ビットコインについて調べると、すぐに発行枚数という言葉に触れると思います。
ビットコインの価格と発行枚数の関係はとても重要です。
時価総額 = 発行枚数 × 通貨単価
です。この公式は、ビットコイン以外にも有効です。
発行枚数の上限が決められていない暗号資産でも、時価総額が明確であれば、その時点の発行枚数は把握することが可能で、発行枚数が固定されているビットコインは通貨単価が予測しやすいのです。
ここでは1BTCの価格が500万円に達するための条件を様々な視点から分析し、それが現実的に可能かどうかを言及します。
2018年ビットコイン発行数は約1750万枚
2140年にビットコインは2100万枚の発行上限に達するという情報は周知のとおりです。
しかし、2140年まで生きている人はおりません。
近い未来の発行枚数に関してここで明示をしておきます。
ビットコインは、2009年の最初に発行された地点から、4年に一度半減期を迎え、発行枚数が半分になります。
現在は1ブロックにつき12.5BTCづつ増えており、3年後には更に半分になります。
これはあらかじめ決められたことで、いくら ビットコインが分裂を繰り返しても揺るがないルール です。
簡単にグラフにまとめました。
2017年末時点では、ビットコインの発行枚数は約1670万枚です。
2020年末時点では約1840万枚。
2024年末時点では約1970万枚。
それ以降は2000万枚を超えるためほぼ増加はしないと言っても過言ではありません。
100年かけて100万枚を増やす期間に突入するのです。
この事実を見れば、ビットコインの 発行枚数で注目すべき期間は2017年~2024年まで なのです。
発行枚数の情報はただの事実。
頭の片隅にでも置いておいてください。
2018年ビットコインの時価総額は17兆円が上限ではない
2017年11月27日時点の実際のビットコインの時価総額が17兆円です。
これはビットコインの価格が1BTC=100万円を少し超えるぐらいの金額です。
さて、2018年年末に1BTC=100万円だった場合、ビットコインの時価総額はいくらでしょうか?
時価総額 = 発行枚数 × 通貨単価
先ほども説明したこの公式に当てはめて考えると
17.5兆円 = 1750万枚 × 100万円
17.5兆円ということで、ほとんど2017年年末の時価総額と変わらないのです。
「1BTCが100万円を超える」と発言している人の多くは、市場規模を見て発言をしております。
これは 言葉を言い換えれば「ビットコインの市場規模は17兆円ではない」と言っている ことになります。
考え方は人それぞれですが、私自身17兆円以上にもっと価値があると考えております。
ビットコインの時価総額は既存市場と比較で考える
金額の規模・桁が大きくなると、それだけでイメージがわきにくくなります。
ここでは、すでに確立している市場と比較し、ビットコインの目指す市場規模について考えてみましょう。
クレジットカードの市場規模は200兆円
出典:ニールセンレポートよりhttps://www.nilsonreport.com/publication_chart_and_graphs_archive.php#
全世界のクレジットカードの市場規模はおよそ200兆円(2016年)です。
そのうち日本は7兆円程度。
比較する年度が異なりますが、ビットコインは時価総額17兆円ですので、 すでに日本におけるクレジットカードの市場規模は超えている と言えます。
更には、クレジットカード市場全体の10%近い規模を持っています。
ビットコインの時価総額が17兆円で止まるということは、クレジットカード市場の10%程度の価値しかないということです。
その規模で本当に勢いは「止まる」のでしょうか。
また、それ以上の拡大は「絶対に無い」と言えるのでしょうか。
ここまで各方面にて支援を受けている暗号資産市場がこれで止まるはずはなく、更に拡大をしていくことは想像に難しくない事実。
今後 クレジットカード市場の20%程度の市場が取れたとすると、ビットコインの市場規模は34兆円まで成長する ということになります。
当然ですが10% → 20%へシェアが上がるだけでも市場規模は2倍ということになります。
クレジットカードの市場の何割が取れるかはやってみるまで分かりません。
以上の根拠から、市場にはまだまだシェアは上がると考える人たちが多いと感じます。
また、こちらのニュースではビットコインがマスターカードの市場を上回ると言っています。
cryoptocoins news:Bitcoin is World’s 30th Largest Currency, Market Cap Nears Mastercard’s $171 Billion(海外記事)
これからもどんどん既存金融市場の市場規模を超えていくのではないでしょうか。
さてここからが本題です。
2018年内に1BTCが500万円を超える場合の時価総額は87兆円 です。
クレジットカードの市場規模と比較した場合、45%程度のシェア率となります。
これはアメリカのクレジットカードの年間の決済流通額と同規模程度です。
日本のクレジットカードの年間の決済流通額と比較するとおおよそクレジットカード決済額の10倍程度の規模となります。
ビットコイン自体は全世界を対象としているので、日本マーケットとの比較は正しくないですが、大体目指すべき市場規模はこのあたりという感じです。
いかがでしょうか。これは現実的なのか、非現実的なのか。
まだ疑いの目をぬぐい切れない方に対し、更に別の角度から説明していきたいと思います。
日本円の総額は102兆円、金の総額は800兆円
勘の鋭い方は、クレジットカード決済額とビットコイン時価総額を比較することに違和感を感じているかと思います。
ビットコインの利用価値は決済だけではありません。
むしろ後述する理由にて決済は不得意ともいえます。
一般的にニュースでも取り上げやすいにはビットコインの決済としての側面でしたので、あえてクレジットカード市場と比較しました。
ビットコインは決済市場ではないと感じる方にはこちらの市場との比較の方が腑に落ちると思います。
ビットコインは通貨、資産としての価値があります。
クレジットカードは決済手段であるため、資産とは言いません。
先程は理解しやすいように説明しましたが、 本当に比較すべきは対象は法定通貨や金 などです。
法定通貨と比較
日本で流通している円の総額は102兆円(2016年)です。(引用:https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/money/c06.htm/)
現在暗号資産への投資マネーに占める日本の割合は50%といわれておりますので、単純計算して8兆円程度が日本人の保有しているビットコインと考えられます。
これは日本で流通している法定通貨の10%以下の金額です。
日本国内の二人以上の世帯における平均貯蓄額は1820万円(2016年)なので、 日本国内の二人以上の世帯における平均ビットコイン保有額は180万円程度 といえます。
情報引用:統計局
http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/index.htm
http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/h28_gai2.pdf
周りを見回してもそんなことないですね。
おそらく、一部の人が大量にビットコインを保有しているのが今の日本の現状だと思います。
あまり、経済のネガティブなことを書きたくはないですが、
企業の金余りやみなし好景気が続いており、どこかで下げが入るといわれております。
日本経済に下げ調整が来たときは日本円の価値が相対的に下がるわけですから、資金の逃げ先としてビットコインや金へマネーが流れることが容易に想像つきます。
その際、日本国内の世帯における平均ビットコイン保有額はいくらになるでしょうか?
皆さんの身の回りの方のビットコイン保有額を調べてみて下さい。
平均して300万円程度を保有していると感じれば ビットコインの市場規模は2倍になる余地があります。
次に、日本の法定通貨ともビットコインの時価総額を比較してみましょう。
2018年内に1BTCが500万円を超える場合の時価総額は87兆円です。
2018年も引き続き、暗号資産へ投下する日本のマネーの率が50%と仮定した場合、
102兆円の日本の法定通貨の総額に対し、43兆円程度がビットコインで占めることになります。
ここまで普及すれば、一般家庭でも900万円程度分はビットコインを保有していることになります。
約2BTCですね。
もし可能であれば、今のうちに2BTC程度は仕込んでおいたほうが良いかもしれません。
金と比較
もう一つの指標として、世界の金の時価総額があげられます。
http://onlygold.com/Info/All-The-Gold-In-The-World.asp
こちらの情報によると 金の時価総額は800兆円(2017年) のようです。
こちらもかなり大きいですね。
ビットコインの時価総額は17兆円なので、金の約1/40程度でしょうか。
ビットコインは金と類似点が多く、金との比較が一番理解しやすいと思います。
金は工業でも利用され、宝飾品との価値もあり、資産以外にも多様な面で利用価値があります。
ビットコインもまた企業が利用し、通貨以外にも価値が生まれてきております。
それを差し引いたとしても、まだまだ資産保有先として眠っているマネーが40倍もあるのであれば、期待が大きいのです。
ではさっそく、金の時価総額とビットコインの時価総額を比較してみましょう。
2018年内に1BTCが500万円を超える場合の時価総額は87兆円です。
これは金の約10%程度がビットコインに置き換わるイメージです。
今まで比較してきた市場の中でも一番腑に落ちる現実的な数字ではないでしょうか。
では全ての金がビットコインに置き換わった場合で考えてみましょう。
800兆円が全てビットコインの時価総額になりますので、 1BTCは5000万円 となります。
1BTCが1億円になると予想する方も一部いますが、しっかりとした裏付けがあればあながち的外れでもないですね。
2018年ビットコインは何回分裂する必要があるか
先ほどまでは、ビットコインの時価総額で考えておりました。
しかし、単純に時価総額だけで考えることはできません。
世の中には、分裂したビットコインをすべて足してビットコインの価値と考える方もおります。
例えば、
1BTC + 1BCH + 1BCG = ビットコイン本来の価値
このような図式です。
この計算式で言えばビットコインの市場規模はすでに21兆円程度です。
具体的に数字で表すと
1BTC(17兆円)+ 1BCH(3.2兆円) + 1BCG(0.7兆円)
となります。
ここでは2018年ビットコインは何回分裂するかを予想します。
分裂しなかった場合の課題
分裂についての詳しい話は別記事にて解説をします。
分裂は時価総額を上げる手段ではなく、分裂をしないといけない事象がある のです。
出典:ニールセンレポートよりhttps://www.nilsonreport.com/publication_chart_and_graphs_archive.php#
先ほどクレジットカードの市場規模とビットコインの時価総額を比較しました。
次は、クレジットカードの決済数(トランザクション)とビットコインの取引数(トランザクション)を比較しましょう。
マスターカードの2016年のトランザクション数は670億回です。
ビットコインの2017年までの累計トランザクション数は2億回です。
情報元:ブロックチェーンインフォhttps://blockchain.info/ja/charts/n-transactions-total
その差は30倍。
時価総額では非常に近似に迫ってきているのに、さばける取引量はこんなに差があるのです。
時価総額が上がれば当然その分トランザクション数は上がります。
新規ユーザーも増加し決済に使用できるプラットフォームがどんどん整えばうなぎ登りにトランザクション数は増加するでしょう。
少なくとも マスターカードのトランザクション数の半分程度は、処理できる仕組みが必要 ではないでしょうか。
ではその15倍のトランザクションを裁くにはどうすればいいか。
それはセグウィット、ハードフォークと呼ばれるビットコインのアップデートが必要なのです。
当然、2018年も時価総額を上げ続けるのであればビットコインが分裂する可能性があります。
ここでは、過去の分裂してトランザクション数がさばける能力が向上した部分について着目してみましょう。
ビットコインキャッシュ(BCH)
ビットコインキャッシュはブロックの容量を8倍(8MB)にしました。
ブロック容量を120倍(120MB)にするとトランザクション問題は解決するかもしれません。
そこまでに何回分裂が必要なのか、到底1回で済む感じはしませんね。
ビットコインゴールド(BCG)
ビットコインゴールドはブロックの容量を改変できる柔軟性を持たせました。
この改変能力に現状から15倍のトランザクションがさばける仕組みがあれば解決です。
しかし、ビットコインゴールド(BCG)はマイニングの難易度を下げるために生まれたという背景があります。そのようなマイナーが積極的に15倍も機能改善をするとはなかなか考えられません。
本家のビットコイン(BTC)
では本家のビットコインはどうでしょうか。
セグウィットを行い、ブロックサイズは変わらないまでも書き込める情報量を1/2に軽減し、実質過去より2倍の量を書きこむことができます。
技術革新は指数関数的に起きますので決して無理ではないのですが、
ビットコイン1本で補おうとすると、あと15倍の量を書き込めるような技術は必要 になります。
以上から、2018年も何かしらのセグウィットは必要に応じて行う必要があると考えられます。
いきなり市場にニュースが出てから、次の「ビットコインXは何か?」と騒ぐのではなく、必要だから行うと落ち着いてその動向を見る。
セグウィットの内容が現状の課題を解決しないのであれば実行される可能性は低いと自分の意見を持つことが大事です。
分裂した場合の課題
こちらではビットコインが分裂をした場合を想定して考えます。
今後更なる「ビットコインX」が生まれたとします。
現時点でもビットコインの名前の付くコインが4つ存在します。それぞれに、派閥ができることが非常に厄介です。
利用価値のないものは淘汰されるのが本筋です。
ビットコイン銘柄に分散投資をしている方は要注意です。
ビットコインXが本当に最後まで生き残るのかは、 未来にそのビットコインXが必要かどうかをしっかりと見極める必要があります 。
個人的には、マイナー都合で分裂したビットコインXに関しては、今後淘汰される可能性が大きいと考えております。
理由は、マイニング報酬が半減期でどんどん減っていくので、利益を追求しているマイナーは2024年程度を境にいきなりいなくなる可能性があります。
直近では、2017年11月に起きたビットコインキャッシュ(BCH)へのマイナーの大移動は記憶に新しいです。
ビットコインマイナーたちはいつでも自分のポジションを変えることができます。
これにより、直前まで機能していたビットコインXがいきなり利用価値がなくなることも十分考えられます。
現にビットコインキャッシュへのマイナー移動は、ビットコインに過去最大規模のトランザクション詰まりを起こしました。
ビットコインと名前が付くから安心・安全ではなく、そのビットコインXはどのような利用目的があって存在しているのかをしっかりと見極めてください。
2018年のビットコインのために私たちができること
2017年に暗号資産へ触れた方は投資家非常に多く存在します。
今後、利用シーンが増えれば一般ユーザーが参入してきます。
完全なる投資家ではない一般ユーザーは、ビットコインの投資価値より利用価値へ重きを置きます。
ビットコインが分裂するたびに儲かった損したと盛り上がる市場は、もはや所詮投機対象だけのそこまでの市場。
日本のマネーが50%を超えている市場だからこそ、日本の力でもっと価値を高めて行くことが出来るのではないでしょうか。
最後に、1BTC=500万円を2018年に達成するべく、COIN-OTAKUはビットコインを応援しております。
チャート分析に力を入れている取引所はこちら
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