Mt.Gox(マウントゴックス)事件
最近暗号資産やビットコイン(Bitcoin)に興味を持ち始めた人の中には、Mt.Gox(マウントゴックス)を知らない方もおります。
Mt.Gox(マウントゴックス)を知らなければいけないということはありませんが、ここでおさらいも兼ねて当時のMt.Gox(マウントゴックス)に触れてみたいと思います。
日本最大級のビットコイン(Bitcoin)交換所
Mt.Gox(マウントゴックス)とは、2010年にビットコイン(Bitcoin)交換所を日本で始めた日本最大級のビットコイン(Bitcoin)交換所です。
今はMt.Gox(マウントゴックス)はサービスを提供しておりません。
その理由は、
2014年に経営破綻したためです。
そのきっかけになった事件はMt.Gox(マウントゴックス)事件と呼ばれ、2017年の今でも新しい情報がでるほど関係者の関心を集めております。
事件の詳細は、以下の通りです。
多額のビットコイン(Bitcoin)を横領
2014年2月にMt.Gox(マウントゴックス)が提供していたビットコイン(Bitcoin)交換所からハッキングにより85万BTC(当時のレートで約480億円相当)のビットコイン(Bitcoin)が消失しました。
そして、その後の顧客対応もままならないまま2014年4月には経営破綻をしました。
後日の発表によると、約2万4700人が届け出た債権の総額が約2兆6630億円にも上るようです。
https://www.youtube.com/watch?v=Pwsrh4-nOCE
その記者会見の映像がこちらです。
https://youtu.be/eJpCG0GI7L8
ハッキング自体もセキュリティ上の問題がありますが、当時のMt.Gox(マウントゴックス)代表のマルク・カルプレスが顧客のビットコイン(Bitcoin)を横領をしたということも大きな問題とされました。
マルク・カルプレスはこの事件で逮捕をされております。
しかし、2017年7月の初公判では無実を主張しており、まだまだ収まっていない事件とも言えます。
当時は法整備が無かったとしても、480億円を取り扱う企業としてのセキュリティの甘さと管理体制の甘さが問題点です。
巨額の金銭が目の前にあれば簡単に人の心は動いてしまいます。
事件の後日談
ビットコイン(Bitcoin)は取引記録が必ず残ります。
それによって未使用のお金(ビットコイン)は回収され、顧客に返還されました。
その際顧客側には
「ビットコイン(Bitcoin)で返還するか、現金で返還するか」
のいづれかで選択する権利を与えたのですが、ほぼ全ての顧客は
「ビットコイン(Bitcoin)で返還」
を選択したそうです。
懲りないというか何というか・・・
今となっては正解であったと感じます。
信頼を置ける仲間を探せ
ビットコイン(Bitcoin)でそこそこ稼いだ方も、自分はまだ大金を持っていないと思うのではなく、数万円でも人の心は動くと肝に銘じ、改めて資金管理とともに活動する仲間の精査は行ったほうが良いかもしれません。
Written by 伊藤健次
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