イーサリアム系ウォレットまとめ！手軽に使えるモバイルウォレットからハードウォレットまで

暗号資産の管理はどうしていますか？

取引所のウォレットをそのまま使っている、または始めたばかりでウォレットって何？という状態の方もいるでしょう。

この記事では、暗号資産のウォレットの概要や種類、それぞれの特徴と選び方を解説します。

また初心者向けで便利なウォレットや、セキュリティ重視のウォレットなども紹介していますので、ウォレット探しをしている方はぜひご一読ください。

そもそもイーサリアム系ウォレットとは？

イーサリアム系ウォレットって何？という方のために、まずはウォレットの概要についてお話ししていきます。

イーサリアムを保管できるインターネット上のお財布

イーサリアム系ウォレットとは、イーサリアムネットワークに対応していることを前提とした、暗号資産を保管するためのネットワーク上の保管場所です。

みなさんがお金を銀行に預けているのと同じ感覚ですね。

ウォレットは英語ではお財布という意味なので、暗号資産のお財布と覚えておきましょう。

ウォレットの種類

ウォレットの名前	使用する端末	安全性	便利さ	管理方法
WEBウォレット	タブレットやPCなど	▲	◎	ホットウォレット
ハードウェアウォレット	専用デバイス機器	◎	▲	コールドウォレット
モバイルウォレット	スマホなど	◯	◎	ホットウォレット
デスクトップウォレット	PC	◯	◯	ホットウォレット
ペーパーウォレット	紙	◎	×	コールドウォレット

ウォレットには5つの種類があり、管理方法もコールドウォレットとホットウォレットに分かれています。

簡単に言えばコールドウォレットはオンライン接続がされず、ハッキングの危険性がほぼない管理方法です。

反対にホットウォレットは、常にネット接続されているため便利ではありますが、ハッキングの脅威がある財布です。

もちろんホットウォレットにもセキュリティ対策やシードフレーズ（秘密鍵）などのセキュリティ対策はされています。

BTCなどの大口所有をしている方などは、万全を期してハードウェアウォレットを使っている人が多いです。

WEBウォレット

WEBウォレットは、ウォレット機能がついたウェブサービスのことです。

暗号資産の取引所を思い浮かべてみるとわかりやすいと思います。

暗号資産の取引所上では、自身のウォレットがありそこで資産を管理できますよね。しかし、ウォレットとしての機能の他に取引機能も搭載されています。

インターネットサービスの中にウォレット機能を兼ね備えたものがWEBウォレットです。

ハードウェアウォレット

ハードウェアウォレットは、巨額の暗号資産を管理するのに最も適しています。

専用デバイスを用い、インターネットに接続しない限りはハッキングの危険はほぼありません。

紛失する危険性はありますが、サイバー攻撃のリスクが最も低いです。

ただしいつでも利用することはできず、取引の際に専用デバイスをPCに接続して開かなければならないという難点があります。

モバイルウォレット

モバイルウォレットはスマホ上で暗号資産の管理ができるウォレットのことです。

有名なMetamaskもモバイルウォレットバージョンアプリのサービスを提供しており、スマホ端末でウォレットの管理やスワップなどが可能になりました。

シードフレーズで保護されており、安全性が極端に低いわけではありません。しかしスマホの紛失、機種変更時にシードフレーズを忘れて復元ができなくなる可能性があります。

デスクトップウォレット

デスクトップウォレットは、自身のPC端末にインストールして使用するタイプのウォレットです。

インターネットに接続しない限りは安全とも言えますが、基本的にネット接続して使うため、ハッキングの脅威にはさらされます。

自身でシードフレーズの管理、セキュリティソフトの導入も必要です。

ペーパーウォレット

ペーパーウォレットは安全性で言えば一番です。

紙を利用しますので、インターネットとは確実に断絶されています。

実際は仮想通貨を保管する秘密鍵を紙に書いたり、印刷して保存する方法です。

つまり秘密鍵がインターネットから遮断されているため、ハッキングは不可能。

大量の暗号資産を保有している方はこの方法を用いているとされ、安全性は一番高いでしょう。

ただし、家に泥棒が入ってしまって盗み出される可能性や紙を紛失する、インクが滲んで判読不明になるリスクはあります。

保管方法は検討する必要がありますが、インターネットから遮断されているため、安全性は最も高い秘密鍵の保管方法です。

イーサリアム系ウォレットの特徴と選び方

ウォレットの種類が多すぎて何を選べば良いの？と思っている方のために、簡単な選び方を解説します。

初心者にも簡単なのはモバイルウォレット

初心者の方で、自身の暗号資産を安全に管理したい方はまずはモバイルウォレットを使用することをお勧めします。

スマホにアプリをインストールするだけで簡単ですし、シードフレーズを紙に書き出して保管しておけばハッキングリスクは最小限に抑えられるでしょう。

いつでも暗号資産が取引できるのもメリットです。

PC作業が多い方はデスクトップウォレットでも良い

主にPCで暗号資産の取引や管理をする方は、デスクトップウォレットでも良いでしょう。

インストールするだけで秘密鍵の保管やセキュリティソフトを入れておけば、リスクも最小限にできます。

PCの方がチャートなども見やすいですし、操作性も良いです。

DeFiなどを利用しない場合はWEBウォレットも十分使用できる

特にDEXなどを利用せず、取引所で取引するのがメインの方は、WEBウォレットでも十分と言えます。

つまり暗号資産取引所のウォレットをそのまま使うという意味ですね。

暗号資産取引所自体がハッキングされるリスクはありますが、最近はセキュリティ強化もされています。

巨額の暗号資産を管理する方はハードウェアorペーパーウォレット

大きな額を動かす方は、ハードウェアウォレットかペーパーウォレットが一番安全です。

暗号資産はトランザクション履歴が全て見えてしまうため、あなたの資産がどの程度かはトランザクションを調べればある程度わかってしまいます。

巨額の資産を持っている方はハッカーたちに狙われやすいため、安全性を最も重視すべきです。

おすすめのイーサリアム系ウォレットまとめ

それでは最初にインターネットを通じて管理できる、比較的簡単なモバイルウォレット・ハードウェアウォレットを紹介します。

MyEtherWallet

MyEtherWalletはイーサリアム保管によく用いられている有名なウォレットです。

日本語に対応しているので、英語が苦手な方でも安心して利用できます。

秘密鍵はハードウェアウォレットとの連携、またはペーパーウォレットにして保管できるのでセキュリティ面でも安心。

何よりデスクトップで管理できるため、いつでも取引の際に利用しやすいのも便利です。

イーサリアムを中心に投資している方なら使いやすいでしょう。

Metamask

メタマスクは、最も知名度の高いウォレットの1つです。

イーサリアムはもちろん、チェーンの追加でバイナンスチェーンなどのコインも追加可能。

また、デスクトップ版とモバイル版も提供されており、利便性はかなり高いです。

秘密鍵はペーパーウォレットとして保存する形なので、セキュリティ面でも安心できます。

Ledger Nano X／Ledger Nano S

ハードウェアウォレットを探している方は、Ledger Nanoシリーズがおすすめです。

知名度が高く人気もあり、通信環境から接続すればハッキングのリスクはほぼないので安心感があります。

1万円程度で購入できますし、イーサリアム以外にもアルトコインの保管にも適したウィレットです。

bitaddress.org

ペーパーウォレットを利用したい方は、ビットアドレスを利用するのも良いでしょう。

ページへアクセスしてマウスをランダムに動かすだけで、ウォレットが作成されます。

作成されたウォレット情報はQRコード化され、印刷して使用する時のみQRを読み込んで使用する形式です。

ただし1つのウォレットに1つの資産しか入れられない仕様なので、複数通貨の管理には向いていません。

コインチェック

コインチェックはセキュリティが非常に堅固で、安心して利用できる取引所です。

WEBウォレットを利用したい場合は、コインチェック口座を開設して資産を管理するのも良いでしょう。

投資家から預かった資金を、経営資金と別の口座で管理し、投資家のお金を保護する仕組みをとっています。

また、不正ログインを防ぐための2段階認証、SSL暗号化通信を採用し、データの漏洩・盗み見を防いでいます。

まとめ

イーサリアム系ウォレットを保持して、あなたの大事な資産を守りましょう。

ウォレットには複数の種類があり、それぞれ強みと弱みがあります。

初心者の方は無料で便利に使えるモバイルウォレットから、資産運用に慣れて金額が大きくなっている方は、ハードウェアウォレットをおすすめします。

イーサリアム以外にも対応しているウォレットを選べば、投資する通貨の幅も広がり、NFTなどに参入する場合も便利です。

自分の用途や投資通貨と見比べながら、適切なイーサリアム系ウォレットを選んでくださいね。

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