NTTドコモ Web3へ6000億円投資を決定
NTTドコモがWeb3新会社を設立し、暗号資産(仮想通貨)の発行・交換、デジタルウォレットに関する技術基盤の開発に6000億円規模の投資をすることがわかった。
Web3普及に前向きな政府動向が要因とみられており、暗号資産(仮想通貨)の税制改革や新たなデジタルサービス取り込みへの予算決めなど「あたらしい資本主義」に向けた環境整備が進められている。
さらにNTTドコモは国内発のパブリックブロックチェーンAstar Network(ASTR)を運営するStake Technologiesと、Web3普及を目的とした基本合意を締結した。
アスターネットワーク(Astar Network)は国内初のbitbank上場やポルカドットと他のブロックチェーンを接続する役割をになっている。
NTTドコモ、Web3関連の新会社設立へ 6000億円を投資する方針=報道
COIN POST
NTTのWeb3業界進出による影響とは
天下のNTTがWEB3領域に事業を展開し6,000億円も投資をすることがニュースになっております。これはめちゃくちゃすごいことです!この驚きと感動を解説させていただきます。
WEB3は成功するのか失敗するのか?と悩んでいる仮想通貨投資家の方も多いと思いますが、悩む必要はなくなりました。WEB3は成功です!WEB3の課題はまだ具体的な成功プランがないことです。
大きな企業になると新規参入の壁は大きくなります。結果、ベンチャー企業が積極的に参入するもののパッとしないという新規産業は過去にもたくさんありました。
Web3もベンチャー企業が飯の種に戯言言っているだけだろうとネガティブな評価を受けておりましたが、日本大手企業が軒並みWeb3産業への参入を発表し、さらに積極的な投資もしております。
これには日本特有の構造があります。日本は30年間ほど失われた経済を経験してきました。簡単に言えば何やってもうまくいかない負のスパイラルです。みなさん30年も失敗し続けたらどうなりますか?もうリスクを取るのはやめようかなと考え始めます。
結果、日本企業はほとんど新しいことをしなくなりました。新しいことをしなくなるとその見返りにお金は貯まっていきます。その貯まったお金を使うことも吐き出すこともせず、長い時間が経過しました。
政府も企業には積極的に投資をしてほしいと考えつつもその投資対象になるような戦略はことごとく失敗。肝煎りだった東京オリンピックでは企業の重役たちの逮捕者を出す始末です。もう無理でしょという空気が漂う中、絞り出すように可能性を見出したのがWEB3産業です。
もう日本はWEB3にかけるしかないという状況です。政府もWEB3を全力で推奨しております。大手企業も足並みを揃えてWEB3に投資を始めております。ここまで環境が整っただけでもかなり期待が大きいです。
そして、期待があることが投資の成功に大きく影響します。知る人ぞ知るという技術は日の目を見ません。チープな技術であっても外部環境の後押しがある方が成功の確率は高まります。
最初はNTTの巨額な投資が話題になりましたが、今後もどんどん大手企業の参入は続く見込みです。NTTのWEB3構想はちゃんとブロックチェーン技術をベースにしております。投資されたお金は仮想通貨の市場拡大に影響します。
名だたる企業がブロックチェーン技術を活用し、WEB3サービスの提供を始めます。投資家だけでなく一般大衆もWEB3を使いこなすことができるようになるでしょう。近い将来日本はWEB3大国として世界に受け入れられることになります。
その他のおすすめ記事
【伊藤が解説します】日本政府暗号資産(仮想通貨)業者間の情報共有義務付け
【伊藤が解説します】ミクシィ×DAZN NFT二次流通市場を解禁
【伊藤が解説します】グレースケール、仮想通貨投資信託についてSECから調査
この記事を書いた人
-
「暗号資産市場の最前線を知る男」として世界中の暗号資産界隈の人脈を持ち、国内外のイベントに引っ張りだこ。
現在、毎週TwitterとYoutubeにてLIVEを発信中。
▶︎Twitter ▶︎YouTube ▶︎LINE
最新の投稿
- PR2024年11月20日[PR]新しいミームコイン、キヌア・リーブス本日発売:巨額の買いが入る見込み
- PR2024年11月20日[PR]キアヌは個人投資家の大規模な購入を誘発する最初のSolミームコインとなるか?
- ニュース2024年11月19日【伊藤が解説】イーサリアム需要急増、2025年の期待感とは
- ニュース2024年11月18日【伊藤が解説】ビットコイン推進派が財務長官に就任する可能性