Arbitrum、独自トークン「ARB」の発行、エアドロップも開始
イーサリアム(ETH)のL2「Arbitrum」は、独自トークン「ARB」の発行と自律分散型組織(DAO)による運営開始を発表しました。ARBトークンについては、エアドロップの計画も発表されました。エアドロップは、「Arbitrum One」と「Arbitrum Nova」の両方のネットワークのユーザーが対象であり、ポイント制を導入して細かい条件も設定されます。
Today The Arbitrum Foundation is extremely excited to announce the launch of DAO governance for the Arbitrum One and Arbitrum Nova networks, alongside the launch of $ARB. https://t.co/TB3wG0QK0v
— Arbitrum (💙,🧡) (@arbitrum) March 16, 2023
Arbitrumは、独自トークンを発行し、運営の分散化を進めることを目的としています。DAOの名称は「Arbitrum DAO」で、分散型のガバナンスはArbitrum OneとArbitrum Novaに導入されます。運営の投票権はARBトークンを活用し、委任することもできます。Arbitrum DAOには、「ネットワークのアップグレードをどのように行うか」や「ブロックチェーンの収入をどのように使用するか」など、重要な決定を行う権利が付与されます。
エアドロップのClaim(受取申請)の手続きとエアドロップの開始日は来週23日になります。対象者を確定するスナップショットは今年の2月6日に行ったと説明されています。エアドロップの詐欺被害に遭わないよう、Arbitrumチームは注意を呼びかけています。自身がエアドロップ対象者かどうかは、Arbitrum Foundationのウェブサイトで確認できます。
イーサリアムL2「Arbitrum」、独自トークン配布実施へ 運営を分散化
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イーサリアムL2アービトラムがエアドロップを開始!注意点と将来性について
イーサリアムL2アービトラムが2023年3月23日にエアドロップを開始すると発表しました。2年前からアービトラムはL2の期待のホープとして評価されており、待ちに待ったトークンの発行となります。
これでイーサリアムL2の競争はますます激しくなることが予想されます。今回はエアドロップが話題になっておりますが、公式も注意喚起している通り、エアドロップのタイミングでは悪意のある詐欺や不正が横行しやすくなります。
公式サイトへのアクセスですがGoogleの検索は避けた方が良いです。同様にTwitterやTelegramといったSNSやグループチャットなどを経由したリンクも注意が必要です。
たとえそれが公式アカウントからの発言であっても油断は禁物です。過去に公式アカウントがハッキングされた事例はいくつもあります。公式アカウントのハッキングは補償対象外であることも多いため、気をつけましょう。
選択肢がほぼなくどうすれば良いのか悩む方も多いでしょう。解決策は、話題になる前に公式サイトをご自身でブックマークに登録をしておくことです。
常にサイトへのアクセスはブックマーク経由で行うようにしておきましょう。今から行う方は慎重にURLを確認しながら登録をしてみてください。エアドロップを受け取った後の対応も長期的な資産形成で差が出ますので解説します。
イーサリアムL2のエアドロップはその他のエアドロップと異なり、もらった仮想通貨を売却して次に行こう!とするモデルではなく、受け取ったアービトラムのガバナンストークンをどのように有効活用するかでさらに富を拡大できるという魅力があります。
すでにライバルプロジェクトであるOptimismで証明されており、Optimismのエアドロップで一番利益を最大化できたのは即時売却ではなく、ガバナンス投票+DeFi運用が答えでした。
アービトラムも今回のタイミングで「Arbitrum DAO」が立ち上がります。エアドロップ対象者の方はまずはDAOへの参加をお勧めします。 DeFiのプラットフォームとしてはGMXやRadiantといったプロジェクトに勢いがあります。
なぜ即時売却をしない方が良いかといえば答えはシンプルです。Arbitrum経済圏の全ての関係者がエアドロップを受け取ることになるため、資金の好循環が起きやすいからです。
OptimismではOptimismのエアドロップ後、関連するDeFiプラットフォームもなぜかOptimismのトークンのエアドロップを行いました。プロジェクトとして付与されたOPトークンをユーザーへ再還元したような形です。
今回のArbitrumの巨大エアドロップにおいてもその流れは起きる可能性があります。1回のエアドロップで満足せず、この機会に巨大な経済圏に飛び込んでみてください。
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