【伊藤が解説】ビットコインマイニング:採掘難易度更新と半減期への挑戦

マイナーの闘い: ビットコイン採掘難易度上昇

ビットコインの採掘難易度は記録更新へ向かい、マイナーの競争は加速しています。
ビットコイン価格は安定していない一方で、マイニングの状況は非常に活発です。
採掘難易度は2.92%上昇し、過去最高の50.99Tを見込んでいます。これは、ハッシュレート(採掘速度)の増加を反映しています。

さらに、Ordinals プロトコルとBRC-20トークン需要の高まりが、ビットコインブロックチェーンの活動を活性化させました。
一方で、バイデン大統領が提案したマイニング課税強化案は債務上限問題の基本合意により回避され、マイニング業界にとって追い風となりました。
しかし、次回の「半減期」後には、マイナーの収益は半減し、市場供給量も減少すると予想されます。

ビットコインの採掘難易度、過去最高値更新へ

COINPOST

ビットコインマイニング:採掘難易度更新と半減期への挑戦

伊藤健次
伊藤健次
このニュース、伊藤が解説します。

ビットコインマイニングの採掘難易度が新たな記録を打ち立てていることが話題になっています。

かつては、ビットコインマイニングの採掘難易度とBTC価格との間には一定の相関性がありましたが、現在ではほとんど相関性はありません。
そこで、何が今回の原因なのか、マイニング採掘難易度をどの評価軸で見るべきかを解説します。

マイニング採掘難易度は、マイニング参加者の数が増えるにつれて難易度が上がるような構造で運用されています。

これにより承認の平均速度(1ブロック)が10分に抑えられる機能があります。
したがって、ある程度までマイニング参加者数が増え、安定すると、それ以上マイニング採掘難易度を増やしてエネルギーを無駄にする必要はなくなります。

ビットコインマイニングはすでに、現在の技術では51%攻撃が起きない程度までマイニング参加者数を増やすことに成功しています。
それ以降は、マネーゲームのモチベーションでマイニング市場が拡大しました。

一般的に、業界は何度も拡大と収縮を繰り返します。マイニング市場にも縮小をするきっかけはあります。

マイニング市場を縮小させる要因としては、電気料金と法制度があります。
かつて規制の中心であったビットコインマイニングは、現在ではほとんど規制がありません。
マイニング事業に対する電気料金の追加課税も議論されていますが、実際に制定されることは稀です。

今回の最高マイニング難易度レベルの引き金となったのは、アメリカでのマイニング事業への課税強化が見送られたためです。
もはや無用とは呼べないレベルで世界中に拡大しているマイニング企業は、市場の不安と期待を胸に、2024年5月の半減期に向けて戦っていきます。
半減期前に競争が過熱し、半減期後にネガティブなファンダメンタルズを作り出さないよう業界を見守りましょう。

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この記事を書いた人

伊藤健次

日本最大級の暗号通貨サイト【COIN OTAKU】編集長 1984年生まれ 静岡県出身 慶應義塾大学 大学院 経営管理研究科 ヘルスケアポリシー&マネジメント集中コース終了 株式会社ソクラテス 代表取締役 / 国内企業暗号資産事業顧問 / 暗号資産取引所アドバイザー / 暗号資産投資アナリスト / Fintechコンサルタント / 暗号資産非公式アーティスト /YouTuber テレビ東京WBS出演 テレビ東京モーニングサテライト出演 NHKおはよう日本出演 BS11 真相解説 仮想通貨NEWS!出演 その他各メディア取材、出演

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