イーサリアム上昇、ブラックロック社が現物ETF申請
米資産運用大手ブラックロックが「iShares Ethereum Trust」という信託を登録し、現物型イーサリアムETFの上場申請に向けた動きを見せたことが明らかになりました。
このニュースを受けて、イーサリアムの価格は大幅に上昇し、2,000ドルの大台に復帰しました。
関連するリキッドステーキング銘柄も価格上昇を記録しています。
ブラックロックはイーサリアムの保管企業としてCoinbase Custody Trust Companyを指定し、CMEの指数を利用する計画です。
現物型イーサリアムETFは現在米国には存在せず、同社は以前にビットコインETFの上場申請も行っています。
この申請が承認される可能性が高まっており、市場では期待感が高まっています。
ETH大幅高、ブラックロックが現物型イーサリアムETF上場申請へ
COINPOST
イーサリアムETF申請による急騰はバブル相場開始の合図か?
米国の資産運用大手ブラックロックによるイーサリアム現物ETFの申請が注目され、イーサリアムの価格が大幅に上昇し、2,000ドルを超えました。
仮想通貨市場の活況に不安を感じる人もいるかもしれませんが、この動きは仮想通貨の適正な成長範囲内で受け入れられるものです。
仮想通貨市場は急速な技術革新と市場拡大を経験していますが、同時に多くの問題も抱えています。
イーサリアムは2015年に誕生し、WEB3.0と呼ばれる未来の経済圏を創造しました。これはビットコインだけでは達成できなかった偉業です。
現在、イーサリアムは驚くほど低く評価されていますが、市場の50%以上がイーサリアムに依存しています。
イーサリアムの価格は数ヶ月間低迷していましたが、ブラックロックのイーサリアム現物ETF申請の話題が評価を引き上げたと思われます。
もしイーサリアムの価格が市場の成長率と同じレベルで上昇していたら、同じニュースでも価格はこれほど急上昇していなかったでしょう。
事実、2023年初頭からの仮想通貨市場成長率をイーサリアムに適用すると、現在の適正価格は1ETH=2,500ドル水準となります。
このETF申請ニュースへの反応で価格が上昇しても、イーサリアムの価格動向はまだ市場成長率を下回っています。
この流れから考えると、2024年にビットコインが過去最高値を記録した後、市場はすべての銘柄においてニュースに対して過敏になるでしょう。
これは、説明のつかない過剰な資金流入、つまりバブルと呼ばれるタイミングです。
仮想通貨市場はここ数日で勢いを取り戻しましたが、これは仮想通貨にとって通常の成長率であり、まだバブルと呼べるレベルではありません。
特定の銘柄が急上昇した時は、市場成長率との乖離で考えると過熱具合が判断できます。
先行指標となるのはビットコインですので、ビットコインが過去最高値を更新しなければ仮想通貨市場のバブル的な相場は始まりません。
そして、ビットコインの成長率を超える個別銘柄に関しては常に注意深く情報を追うようにしましょう。
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