こんにちは、テクニカルスナイパー( @forgoodtrade )です。私はコインオタク編集長の伊藤健次さんに次ぐ立場としてオンラインサロン「COINOTAKU共和国」の専属講師を務めています。
そのご縁からコインオタク公式ホームページにて私の記事を寄稿させていただいています。ぜひ最後までお読みください。
慣れるまでは積極的に攻める
FXトレードで勝ち続けるための理想は「 ここでエントリーしたら100%間違いなく勝てる 」と確信できる場所でエントリーすることです。よく私は共和国のプレミアム会員さんと面談していて、いわゆるポジポジ病に悩まされているという話を聞きます。
そうした相談に対して 取引時間とロット数をしっかりと守る ように言い、その決まった時間内では何回エントリーしても良いと伝えています。
しかし当然に無駄なエントリーは無駄な損失を呼ぶだけなので取り組んでいくうちに緩急を覚えていく必要があります。
冒頭に記したように、100%勝てると思ったシチュエーションでのみエントリーするべきで、それでも勝てるのは60%くらいなのだと思っておいてください。
そして大事なのは額面やpips数ではなく、あくまで今この瞬間に起こっている値動き推移から「ここまで伸びる」という利確目標と「ここまで行ったら失敗」という損切り目処を決めておくことです。
私はしばしば数字は一切見ないと言っていますが、注目すべきは直近高値や直近安値などの節目です。チャートの形状から次の展開を考えていくわけですが、語弊を恐れずに言えばフィーリングによる判断がほとんどを占めています。
利確損切りのめどはきちんと根拠・マイルールに基づいて置いていますが、エントリーはその瞬間のローソク足の勢いを見ています。
順張りの徹底を日頃から口酸っぱく発信しているのはマクロ的な意味でもミクロ的な意味でも同じことで、たった一本のローソク足でも形成中に大きく伸びていたら、たとえそれが騙しであっても乗っておくほうが勝ちやすいものです。
短期トレードにおいて大切なのはエグジットが見えていることと、大局よりも直近の値動きを重視することです。
なぜショートのほうが利幅が取りやすいのか
FXの値動きは 上昇よりも下落のほうがなぜかスピードが速く、テクニカルの効きも良いもので、例えばチャートパターンにおける逆三尊よりも三尊のほうが利幅は取りやすい ことがしばしばです。
あらゆる金融商品にはその特性に応じて大局の方向感が決まっていたり、ポジションの傾きがあったりします。
例えばトレード界隈でなぜか人気の高い BTC-FXは市場参加者全員がビットコインを保有しているところから始まってそれを証拠金にしたポジションを取るため、ロングとショートの比率が拮抗していたならばそれはロング優勢 といえます。
これは全員がビットコインの現物を持っている時点で100%ロングであり、そこから賭けるポジションが分かれるからです。
株式投資でも同じことがいえますが、現物を持っている人が多くいる市場においては価格が上がることこそが正義とされ、誰もがそれを望んでいます。
しかしだからこそ大衆の逆を行くようなトレードを仕掛ければ、その大衆が分け合っていた利益を独占することができるのです。
言い換えればビットコインや株の場合、ロングはローリスクローリターン、ショートはハイリスクハイリターンといえます。
さて為替の話になりますが、こちらは2国間の通貨ペアになるため、ドル円であればドルを持っている人も円を持っている人もいます。この場合、どちらにも保有者がいるため、一方向に力が傾くのではなく、一定のレンジ内で推移するようになります。
ところがその為替通貨ペアでもショートが優勢であることがあり、これは2国間の金利差によって生じます。
ドル円の場合、アメリカは2022年までのゼロ金利政策を打ち出した一方で、日本はマイナス金利を導入しているため、相対的に考えればドルを保有しておくメリットのほうが強く、ドル円相場は大局ロング基調に傾いてもおかしくありません。
4つのエントリースタイル
レンジ相場は上がったところで売り、下がったところで買いを入れていれば延々と儲かり続けるわけですが、私はあまり効率の良いやり方だとは思いません。
そもそも短期トレードにおいて利益が生まれるエントリーは
①トレンド相場における順張り
②レンジ相場における往復
③抵抗サポート抜け
④転換前逆張り
の4つくらいです。
このうち私が日頃から言っている 「短時間で爆発的な利益」を得られるのは③の抵抗サポート抜け です。目立った高値と安値から水平線を引き、そのラインに触れるくらいのタイミングで相場に張りついて反発か抜けを見極めていきます。
よく教科書に書いてある押し目買いや戻り売りを仕掛けるというスタイルは①のトレンド相場における順張りに相当しますが、これは 順張りと言いながらも実際に押し目というのは広義の意味で下落フェーズ に該当するため、私はあまり好みません。
またトレンド相場を認知したときにはすでに上がりすぎ・下がりすぎであることもあり、直前が大陽線や大陰線である場合はストップを近くに置くことができないのでリスクが大きくなってしまいます。
④についても解説しておくと、これはまず逆張りであるということが私にとっての大きなマイナスポイントで、さらには仮に大底ロング・天井ショートが打てたとしても、ポジション保有時間が長くなる(=リスクに晒されている)ため、勝率は下がり、細かく抜くよりもトータルの利幅が減ります。
スイングトレードを批判するわけではありませんが、生活スタイル的にデイトレードができるのであればこちらを極めるべきでしょう。トレード自体は楽しいものではないため、何よりも効率性を追い求めて無駄なく大きく稼いでいけるのが理想です。
テクニカルスナイパーの発信媒体
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この記事を書いた人
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FXデイトレードと新興株のスイングトレードをメインとした個人投資家。
シンプルなチャート分析とプライスアクションを基にした手法や金融経済に関する教養をTwitter・LINE@にて発信。
オンラインサロン「COINOTAKU共和国」の専属講師を務めるのほかに、対外セミナーへの登壇もこなす。
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