新時代の収集! ポケモンカードをNFTで取引
「Countyard」というプロジェクトが、ポケモンカードなどの実物収集品をNFTとして変換し、仮想通貨での購入を可能とする新たなサービスを開始しました。
ポリゴンブロックチェーンを活用し、Brink’sという歴史的なカストディサービスと提携して収集品の保管を確保しています。
Countyardのマーケットプレイスには、様々なトレーディングカードのNFTが並んでおり、これらの取引はブロックチェーンの透明性を活用して行われます。
また、取引体験はシームレスで、ガス代の心配はなく、外部マーケットでの再販も可能となっています。
特典として、NFT再販時に1%のキャッシュバックが提供され、2024年までのNFT関連手数料は無料です。
今後、NFTを担保とした融資サービスも検討されています。
実物資産のNFT化の波は、高級時計を担保とした融資サービスにも及び、大きな市場を形成しています。
ポケモンカードをNFTに、Countyardがポリゴンでデジタル収集品市場をスタート
COINPOST
WEB3.0とNFTの急成長:キャズム理論をもとに解説
NFTの本来の活用法が高く評価されています。
デジタル資産に価値を付加することができるNFTですが、市場はまだその点には追いついていないようです。
物理的資産とNFTを組み合わせる市場が最も早く拡大するでしょう。
しかしながら、大きな課題もあります。
それは、偽のNFTの出現です。混乱するかもしれませんが、証明書の偽造詐欺のように、NFTの偽造詐欺も存在します。
一般の人々は違いを判断することができません。
過度に心配する必要はありません。既に市場には解決策が存在します。
それはNFTやスマートコントラクトなどの詐欺を検出するセキュリティサービスです。
伊藤もそれを使用しており、何度か詐欺を防ぐ経験を持っています。
必要な技術はすでに存在しており、あとは一般の人々に認識され、ユーザー数が拡大すると、NFT市場は大きな飛躍を遂げるでしょう。
NFTやメタバースが流行しているかどうかの議論は、現金とキャッシュレス決済の関係に似ています。
現在使えるものを使えば十分だと考える人々が、もっと便利な場所に移動するのはいつになるのでしょうか?
経済的には、これをキャズム理論と呼びます。
NFTがもっと便利な社会を実現することは間違いありません。
しかし、便利であっても一般の人々に浸透するのに時間がかかります。
NFTやメタバースやWEB3.0とインターネット業界の隆盛はとても似ています。
PCやインターネットが一般の人々に利用可能になったのは、2001年頃でした。”Windows XP”の時代です。ライブドアやサイバーエージェントが上場したのもこの時期です。
実際、これはインターネット利用者のキャズムを越えたタイミングと言えます。
インターネットが一般化してまだ20数年しか経過しておりません。
WEB3.0の起業家からするとすでに市場は来ていると言いたくなりますが、
例えば、”Windows 98”は全世界で2,500万台、日本では300万台が販売されています。
現在のWEB3.0のユーザー規模は、Windows 98の時代とほぼ同じと言えます。
市場参加者はWEB3.0が、インターネット企業が大成功を収めたドットコムバブルのような興奮を見せると予測しています。
市場の急拡大にはトラブルもつきものです。
映画化もされていますが、Winnyのような社会的な問題が発生する可能性があります。
インターネットの急成長に法的な枠組みが追いつかなかったのと同じように、WEB3.0の急激な拡大には一部の否定的な側面があるかもしれません。
WEB3.0を推進する国として、日本政府には過去の事例に基づいて、正しい規制と正しい市場拡大を可能にする環境の整備を期待しています。
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