SECビットコインETF審査、終盤へ
米国のビットコインETFに関する審査が進展しており、証券取引委員会(SEC)が近く承認する可能性が示唆されています。
ロイターの報道によれば、SECはブラックロックやグレースケール、インベスコなどの企業と技術的な詳細について協議を進めており、ゲンスラー委員長のオフィスのスタッフも会議に参加していることが明らかになりました。
また、SECからの情報提供要請のペースが加速しております。
承認されれば、伝統的金融の機関投資家がビットコイン市場への参入が容易になり、資産価値の向上が期待されています。
ブラックロックとビットワイズは最近、SECに申請書の修正版を再提出し、ブラックロックは10万ドルのシード資金を受けたことを報告しました。
COINPOST
ビットコインETF承認、市場はどう変わる?
米国におけるビットコイン現物ETFの承認は、ビットコイン価格の上昇の引き金となると期待されています。
しかし、同時にETF承認後に売却による価格下落が起こるとの見解もあり、市場参加者は混乱をしております。
多くの人が価格予測を行いますが、価格予測よりも世界の動きを知ることの方が重要です。
「ビットコインが10万ドルに達する」というニュースには多くの人が満足しますが、価格情報だけでなく、その理由を理解することがもっと重要です。
「10万ドルに瞬間的に達するのか、それとも10万ドルで安定するのか」これらは全く異なる考え方です。
価格は具体的で理解しやすいのに対し、背景や原因は抽象的で理解しにくいため、SNS上の議論は「いくらになるか」というものになりがちです。
ビットコインがなぜ10万ドルの価値があるのかを慎重に考えるべきです。
もし10万ドルに達すれば、ビットコインの希薄化時価総額は2兆ドルになります。
アクティブなビットコインウォレットの数は約8000万ウォレットですが、現在のビットコインの市場価値は米アマゾン社と同水準です。
10万ドルに達した場合、その市場価値は米グーグル社に匹敵します。
これは時価総額に対する過剰なプレミアムを示しています。
グーグル関連サービスを利用する人数は10億人以上にのぼり、ビットコインユーザーはグーグルユーザーの1/10に過ぎません。
ビットコインのユーザー数は確かに増加していますが、10億人規模には及びません。
需要と期待との間のこのギャップがプレミアムとなり、乖離が大きすぎる場合は下向きの市場修正が始まる可能性があります。
1BTC = 10万ドルのために満たされるべき項目と基準に注意を払いましょう。
現時点で正確な指標はありません。
ユーザー数のみを考慮すると、WEB3市場のユーザー数が10億人を超えるのは2030年頃と考えられます。
プレミアムは6年分を織り込んでいることになります。
これを過剰と取るか適正と取るかで判断が分かれます。
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