仮想通貨マネロン対策に新提案、BISがリスクスコア導入を検討
国際決済銀行(BIS)の専門家は、仮想通貨から法定通貨への交換時に「リスクスコア制度」を導入すべきと提案しました。
取引履歴に基づきビットコインはUTXO単位、ステーブルコインはウォレット単位で評価し、不正資金と判定された場合は現金化を拒否する仕組みです。
BISは、2024年の違法取引の約63%がステーブルコインによると指摘し、オフランプ事業者や投資家に注意義務を課す必要性を強調しました。
今後、スコアがブロックチェーン上で資産とともに移動する仕組みが普及すれば、分散型取引においても利用者が責任を負う可能性があるとしています。
仮想通貨のマネロン対策 取引履歴に基づいたリスクスコア導入案=BIS専門家が議論
Cointelegraph
ブロックチェーン取引に“信用スコア”導入へ 詐欺の温床に終止符

仮想通貨は「詐欺が多い」「騙されたら資金は戻らない」というイメージが強く、初心者にとって参入のハードルになっています。
そこで今後、ブロックチェーン取引におけるスコアリング制度の導入が見込まれています。
これまで取引所ではユーザーの監視が機能していましたが、ウォレットを介した取引は監視が行き届かず不正の温床となっていました。
今後はブロックチェーン上の取引そのものが監視・スコアリングされ、悪意のある取引は決済や換金といった実社会との接点が遮断される仕組みが整います。
なぜこれまで導入されていなかったのか不思議に思えるほどですが、一般利用が広がるタイミングには間に合いそうです。
これにより犯罪利用は大幅に減少し、「なぜ不正が止まらないのか」という長年の疑問も解消される見込みです。
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