美女をエサにビットコインを奪取?
北朝鮮で美女の写真をエサに悪性コードでビットコインを奪取されたというニュースがありました。
悪性コードを送り込む方法も北朝鮮に特徴的なものだ。韓国紙・中央日報によれば、悪性コードは求人への応募を装ったメールで取引所に送られたが、添付された履歴書には、担当者の関心を引くために美貌の女性の写真が貼られていたという。
引用元:BLOGOS
「美人の写真」をエサにビットコイン奪取。北朝鮮ハッカー部隊のハニートラップ (2017年12月17日)より
そこにこうしたトラップがあると、つい引っかかってしまうということはあるのでしょう。
しかしながら、顧客の情報を一元管理している取引所がサイバー攻撃に遭って、情報漏洩が起きては困ります。
きちんとした対策を講じてもらいたいところです。
この問題に隠された本質とは
たとえ個人へのサイバー攻撃だとしても、このような手に引っかかるわけがないと思っている方は多いでしょう。
特に皆さんが女性であれば、なおさらのことこの手口は通用しにくいものです。
しかし、この問題から私たちがセキュリティについて学べることはたくさんあります。
当たり前の話ですが、私たちは自分の電話番号やメールアドレスを簡単にネット上に公開はしないはずです。
同じ考え方で、 暗号資産のウォレットアドレスなどをSNSで発信するなどしてはいけません 。
ハッキングの対象になる恐れがあります。
特に資産が増えている方はそれだけハッカーに狙われやすくなります。
心理テクニックを使っているわけではない
ビジネスで美女を前面に立てる手法はひとつのマーケティングの形だが、マーケティングとは心理戦でもある。国営メディアを通じ、訳のわからないことばかり言っているように見える北朝鮮だが、実はけっこう心理戦に長けているところもあるのだ。
引用元:BLOGOS
「美人の写真」をエサにビットコイン奪取。北朝鮮ハッカー部隊のハニートラップ (2017年12月17日)より
極めて使い古されている手法であるため、これは心理を利用したテクニックとは呼べないでしょう。
強いて言うならば、こうした手法を用いる本当の狙いは、世の中の男性を魅了して引っ掛けることではない可能性があります。
ターゲットにたどり着く前に さまざまなところ経由した際に、その端末の情報を抜き取る ことにも一役買っていることも考えられます。
終わりに
サイバー攻撃は多様化しており、こうした手口はいくらでも作り変えて使ってくることが考えられます。
この問題では取引所への攻撃ではありましたが、今後は個人を狙ったハッキング攻撃がある可能性があります。
私が以前参加したセミナーでは「 2018年はハッキング元年になる 」という話がありました。
知り合い同士の暗号資産の送金でも、アドレスの扱いには十分注意しましょう。
ウォレットの分散も有効かと思われます。
また、パスワードや二段階認証など、当たり前のセキュリティ管理は必須と言えるでしょう。
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