暗号資産が世の中に浸透するにつれ、ブロックチェーン技術を活用する事業も次第に増えてきました。
世界有数のコンピューター関連企業、IBM( International Business Machines Corporation)は ブロックチェーン技術を活用した極小サイズのコンピューターの開発に成功 したことを発表しました。
このコンピューターが世界中に広まれば、今後の生活が大きく変わりそうです。
ブロックチェーンを活用した世界最小のコンピューター
March 19 is the first day of IBM Think 2018, the company’s flagship conference, where the company will unveil what it claims is the world’s smallest computer. They’re not kidding: It’s literally smaller than a grain of salt.
引用元:IBM unveils ‘world’s smallest computer’ with blockchain at Think 2018(2018年3月19日)
IBMは既に、ブロックチェーンを応用した物流の事業を設立することを公表していましたが、今回、 コンピューター事業でもブロックチェーンを活用したものを発表 しました。
画像の左はIBM Think 2018で公開された指先にのる64枚のマザーボードです。
このボードにのっているコンピューターを取り出し、塩の上にのせたのが右の画像になります。
世界最小のコンピューターと言うだけあって、その用途は多岐にわたるでしょう。
世界最小コンピューターの活用方法は暗号化アンカー
「今後5年以内に、インクドットや塩粒より小さいコンピュータ―という形で、暗号化アンカーが日用品やデバイスに組み込まれるようになるだろう」
「(暗号化アンカーは)ブロックチェーンの分散型台帳技術と共に、生産場所から顧客の手に渡るまでの間のプロセスを可視化するために使われる」
今回の発表は、IBMがここ数年の間進めてきたブロックチェーンの実験が新たな段階に入ったことを示すものだ。
引用元:COINTELEGRAPH IBMが「塩粒並み」極小サイズのコンピュータ、ブロックチェーン活用で商品追跡 (2018年3月20日)
今回発表されたコンピューターは、世界最小でありながら、モニタリングや解析、通信などのデータ処理が可能だといいます。
また、このコンピューター1つあたりの生産コストは10円以下で、大量生産することが可能なようです。
これらの特性から、 IBMでは「暗号化アンカー」として製品に組み込み 、商品の生産から販売までの物流を管理しようと考えています。
今後の生活にどう関わっていくのか
この「暗号化アンカー」を使えば、商品の流通時の情報を記録したり、商品を1つずつ識別する事が出来るため、食の安全性の証明や偽造品の識別に使用されるでしょう。
また、世界最小という特性を活かし、製薬、電子機器の製造、遺伝子操作食品といった市場でも需要があるでしょう。
IBMの研究所所長であるArvind Krishna氏は、「このコンピューターは始まりにすぎない」と語っており、今後のIBMの動向に注目が集まります。
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